VUCA時代を⽣き抜くための⼈材育成とは?

VUCAとは軍事⽤語からきたもので、変化が激しい世界情勢を表す⾔葉として、ビジネスでも利⽤されています。新型コロナウィルス感染症の影響から、⼈材育成業界も発信側、受信側ともにパラダイムシフトが求められ、それに対応できない企業は今後、ますます淘汰されていくのではないでしょうか。特に変化に対して慎重な姿勢を⽰す保守的な企業は今が試されどきなのです。

そのようなVUCA時代だからこそ、能動的に学び、主体的に⾏動できる⼈材の育成が急務だと【⼈材育成タンク】は考えます。

(Volatility:変動性)

価値観や社会の仕組み、顧客ニーズなどが変化していくことを指します。急激に変化していくため、先が読めず、予測を⽴てることが困難になります。

U

(Uncertainty:不確実性)

政治や制度、⾃然環境などの不確実さを⽰しています。 地球の温暖化もそうですが、新型コロナウイルス感染症のような突発的に派⽣する問題など、従来の価値観では予測が困難であり、企業も将来の予測が難しいと⾔えます。

C

(Complexity:複雑性)

価値観やルールの異なる海外とのビジネスなど、⽇本での常識が通⽤しないことが多々あります。経済がグローバル化したことにより、ビジネス環境が複雑化しているのです。

A

(Ambiguity:曖昧性)

変動性(Volatility)・不確実性(Uncertainty)・複雑性(Complexity)が絡み合うことで、原因追求が困難になり、過去の事例では対応できない事案が発⽣しやすくなります。予測できない曖昧性の⾼い未来が待っているのです。

学習効果を⾼めるために
【⼈材育成タンク】が⼤切にしている教育の考え

近年、⼀⽅的な講義形式ではなく、ディスカッションやケースメソッド、体験学習など、参加者サイドが能動的に参加するアクティブラーニングが注⽬されています。

学習⽅法による知識の定着率を表した『ラーニング・ピラミッド』というものがあります。アメリカ国⽴訓練研究所が発表した研究結果です。それによると、やはり、アクティブラーニングの効果が他の学習⽅法よりも格段に⾼いのです。(図1参照)そして従来の「講義」の効果は⼀番低いという結果に。

【人材育成タンク】では、もっとも定着率が高いとされる『他の人に教える』ということを軸に、体験学習、グループ討論などを通して、能動的なスタイルを大切と考えます。