
書籍紹介:児玉光雄著『大谷翔平に学ぶポジティブ思考で運命を拓く力』(双葉社)
講師派遣・講演依頼のプロ「講演サーチ」のベテランスタッフが、当社で人気の講師や実力派講師、おすすめ講師の著書を簡単にご紹介します。
今回は、児玉光雄著『大谷翔平に学ぶポジティブ思考で運命を拓く力』(双葉社)をご紹介。講師の培ってきた知識やメソッドを自社や組織に取り入れてみませんか?
講演サーチではご予算やご希望に合わせて複数の講師や講演・研修テーマをご提案いたします。
まずはお気軽に無料相談フォームよりご相談ください。

大谷翔平選手に学ぶ「心の持ち方」──児玉光雄著『大谷翔平に学ぶポジティブ思考で運命を拓く力』(双葉社)ご紹介
目次
Author

スポーツ心理学者
追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問
元 鹿屋体育大学教授
日本でも数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られる。イチロー、錦織圭などのスーパーアスリーツの分析や研究をする数少ない「スポーツ天才学」の研究者。
担当スタッフより
児玉光雄さんが執筆された『大谷翔平に学ぶポジティブ思考で運命を拓く力』をご紹介します。
大谷翔平選手の思考や行動の背景にある内なる言葉に着目しながら、誰もが日々の中で実践できるポジティブ思考のヒントをわかりやすく紹介してくれている一冊です。
臨床スポーツ心理学者として、20年以上にわたりプロアスリートやビジネスパーソンのメンタルを支えてきた児玉光雄さん。
テレビ番組『ホンマでっか!?TV』での軽妙な語り口をご存じの方も多いかもしれません。
身近なたとえとともに、誰にでも実践できる思考のあり方を丁寧に言語化してくれるのが児玉さんの魅力だと感じています。
特に、心理学の専門知識をわかりやすく生活や仕事に応用できる形で伝えてくださるその姿勢には、受講者や読者への深い配慮がにじんでいるように思いました。
大谷翔平選手に学ぶ「心の持ち方」
このご本では大谷選手の考え方がたくさん紹介されています。
読み進めていくうちに、「ポジティブ思考」とは単に前向きな気持ちでいることではないのだと気づかされました。
大谷選手は、成功や失敗を「偶然」や「運」のせいにすることなく、自分の内側にある思考や行動の選択によって未来をつくってきたと児玉さんは説いています。
例えば、
「自分は〇〇ができない」と思った瞬間に、それは脳の中で限界としてインプットされてしまう。
逆に、「どうすればできるようになるか」と問い直すことで、脳の働き方も行動も変わってくる。
という視点には納得させられるものがありました。
「どうすればできるようになるのか」という考え方はビジネスシーンでも非常に有効であると思います。
困難なプロジェクトに直面したとき、「これは無理だ」と思考を止めるのではなく、「別の手段はないか」と問い直すことで、可能性の扉を開くことができる。
成長や成功とはそういった問い直しの積み重ねなのではないでしょうか。
成果を冷静に分析し、次の一歩につなげる
他にも、児玉さんは大谷翔平選手の「結果に一喜一憂しない姿勢」にも着目しています。
「できた」「できなかった」という結果に感情的に反応するのではなく、その背景に何があったのかを丁寧に分析し、次につなげていく。
未来志向の姿勢は、スポーツの現場だけでなく、組織やチームで働く私たちにも求められているものではないかと感じています。
失敗を「評価」として受け取るのではなく、あくまでも「次回に向けての材料」としてとらえる姿勢は、メンタルの安定や継続的な成長にもつながるのではないでしょうか。
結果よりプロセスを大切にする生き方
全体を通して、「結果を出すこと」以上に、「どんな思考と姿勢で物事に向き合うか」という生き方の部分を児玉さんはこのご本で伝えたかったのではないかと感じています。
大谷翔平選手という圧倒的な存在をモデルにしながらも、ご本のなかでの語り口は常に読者に寄り添っていて、「こんなことはできないな」と思わせることがありません。
だからこそ、読み終えたあとに「あの言葉を自分の毎日にどう活かせるだろう」と考えたくなるのだと思いました。
ポジティブ思考とは、現実を否定することではなく、自分の選択を信じて一歩を踏み出していくための“力”である。
そんな前向きな勇気を、受け取ることができました。

児玉光雄著 『大谷翔平に学ぶポジティブ思考で運命を拓く力』(双葉社)
まとめ
ビジネスでもスポーツでも、「どうせ無理」と諦めるか、「どうすればできるか」と問い直すかで、その後の未来は大きく変わります。
児玉光雄さんの著書『大谷翔平に学ぶポジティブ思考で運命を拓く力』は、私たちにポジティブに考える重要さを教えてくれる一冊でした。
講演では、児玉さんが豊富な心理学的知見とスポーツ界での実践例をもとに、受講者の心に火をつけてくれるようなメッセージを届けてくださいます。
講演のご依頼・ご相談は、ぜひ「講演サーチ」までお気軽にお問い合わせください。

Author

スポーツ心理学者
追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問
元 鹿屋体育大学教授
日本でも数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られる。イチロー、錦織圭などのスーパーアスリーツの分析や研究をする数少ない「スポーツ天才学」の研究者。