
スタッフ書評:田中猪夫著 『仕事を減らす』(サンマーク出版)
講師派遣・講演依頼のプロ「講演サーチ」のベテランスタッフが贈る書評シリーズ。当社で人気の講師や実力派講師、おすすめ講師の著書を簡単にですがご紹介します。
今回は、田中猪夫氏の 『仕事を減らす』(サンマーク出版)をご紹介。講師の培ってきた知識やメソッドを自社や組織に取り入れてみませんか?
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スタッフ書評:田中猪夫著 『仕事を減らす』(サンマーク出版)
目次
働き方改革や効率化が叫ばれる現代において、多くのビジネスパーソンにとって「仕事の減らし方」は重要なテーマといえます。
仕事の効率化や、時短などはよく聴くところではありますが、先日『仕事を減らす』という驚きのタイトルの本を見つけ、手に取ってみました。
著者は田中猪夫さん。
「はやぶさ」がサンプルを持ち帰ったことで有名な小惑星「イトカワ」の名前の由来にもなった、糸川英夫博士と間近でお仕事をされてきた方です。
そんな田中さんが、弊社の講師として登録してくださることになりました。
「まさか読んだばかりの本の著者の方が!」と大変驚くとともに、ご登録のご連絡をいただいたことをとても嬉しく思いました。
今までにない新しい視点を提供してくれた『仕事を減らす』。
田中さんの魅力とご本を読んで印象的な部分を紹介いたします。
田中猪夫さんの魅力
糸川英夫博士から直接学んだ「イノベーションの生み出し方」を、実務に落とし込み、実際に仕事を減らしている田中さん。
理論だけでなく実務に根ざしたアドバイスをされている点が田中さんの魅力だと感じます。
難しい専門用語などは用いず、誰にとってもわかりやすい言葉で説明をしてくださるところも田中さんの魅力です。
実際に、弊社スタッフとお話しした際も、一見難しい内容も身近な例を出しながらわかりやすくお話をしてくださいました。
こういった親しみやすさもまた、多くの人に支持される理由の一つだと感じています。
<講師プロフィールはこちら>

「小さなイノベーション」を生み出すための思考法
田中氏の著書『仕事を減らす』は、単なる効率化のノウハウ本ではありません。
本書の中心にあるのは「小さなイノベーション」を生み出すための考え方と実践法です。
日々の業務に追われる中で、どうすれば新しい価値を生み出しつつ、仕事を減らせるのか。
その答えを提供してくれる一冊です。
特に注目すべきは、システム工学(創造性組織工学)の考え方をシンプルに「引いて考える」「組み合わせ」「試す」という三つの思考法に凝縮している点です。
1.引いて考える
まず「引いて考える」とは、自分の仕事やプロジェクトを一歩引いた視点で見直すことです。
田中さんは、「忙しい中でこそ一度立ち止まり、大局的に物事を捉えることが必要」と説いています。このプロセスを通じて、物事の本質を捉え、本当に必要な業務とそうでない業務を区別する力が養われます。
3.試す
次に「組み合わせ」。
一見関係のないアイデアやリソースを組み合わせることで、新しい解決策を見出す手法です。
多くの成功事例がこの組み合わせによるものであると書かれており、柔軟な発想の重要性を感じさせる部分です。
2.組み合わせ
最後に「試す」。
どんなに良いアイデアも、実践しなければ意味がありません。
本書では、失敗を恐れず小規模で試行錯誤を繰り返すことで、最適な解決策にたどり着く方法を具体的に説明しています。
「試す」ことを繰り返すことで、現場で役立つ知識やスキルが蓄積されるのです。
働き方を変えるための第一歩
田中 猪夫(たなかいのお)さんへの講演依頼は講演サーチへお気軽にお寄せください
『仕事を減らす』は、単に「作業を効率化する」ことだけに焦点を当てた本ではなく、個々の業務そのものを見直し、新しい視点で物事を捉えるためのツールを提供してくれる一冊であると感じています。
現代のビジネス環境において、このご本の提言はどなたにも幅広く活用いただける有益な内容だと確信しています。
田中猪夫さんの講演では、この著書の内容をさらに深掘りし、より実践的なアドバイスを受けることができるでしょう。
講演のご依頼は、ぜひ「講演サーチ」からお気軽にお寄せください。貴社の課題解決に役立つ貴重な学びの場をお届けいたします。
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