【開催形式別の例文あり】講演会の終わりの挨拶の役割と成功させるポイント3選!
講演会の締めの挨拶には講演の終わりを周知させる他にも役割があることをご存じでしょうか?この記事では講演会での締めの言葉の持つ役割をはじめ、終わりの挨拶として使える例文や司会者が担当するにあたっての心構えなどを解説しています。
そんな悩みをお持ちではありませんか?
終わりの挨拶は講演を締めくくるために必要なプログラムです。講演会をうまく締められるかどうかで満足度が変わることもあるため、終わりの挨拶までしっかり作り込みましょう。
挨拶の例文や成功するポイントもあわせて解説しているのでぜひご覧ください。
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【開催形式別の例文あり】講演会の終わりの挨拶の役割と成功させるポイント3選!
目次
終わりの挨拶が講演会成功の鍵!締めの言葉の重要性
終わりの挨拶は講演会の最後に行われるため、参加者に対して新鮮な印象を与え、講演会の評価を決定づける役割があります。「終わりよければすべてよし」という言葉もあるように、終わりの挨拶がビシッと決まると参加者からの印象が悪くなることはありません。
一方で、挨拶の内容が曖昧だったり段取りが悪かったりすると、講演会がうまくいったとしても歯切れが悪い印象が残るかもしれませんね。講演会の満足度を高めるためにも、事前準備をして終わりの挨拶を成功させましょう。
終わりの挨拶では、リハーサルや事前の準備が大切です。事前にセリフを考えたり、打ち合わせを行って段取りの確認をしたりなど、入念に準備しておくことをおすすめします。
終わりの挨拶に取り入れておきたい要素
締めの言葉を考えようと思っても、どのような要素を取り入れれば良いのか分からないと手がつけられませんよね。締めの言葉として取り入れておいたほうが良いものには以下の5つがあります。
・講演会の終了の告知
・講師や参加者へのお礼
・講演の振り返り
・次回の講演会やイベントの告知
・アンケートの協力へのお願い
それぞれ詳しくみていきましょう。
講演会の終了の告知
終わりの挨拶では講演の終了を参加者へ伝えましょう。明確にイベントの区切りをつけることで、参加者に講演の終了を周知できます。
「以上をもちまして終了となります」といったセリフを冒頭に取り入れることで、この後に続く謝辞やアンケートの協力などを自然な流れで行えます。
講師や参加者へのお礼
講演会での締めの言葉として、講師や参加者に感謝を伝えることも忘れないようにしましょう。
講演会は主催者だけで成り立っているわけではありません。講演会にて多くの知見を参加者に与えてくれた講師、講演に足を運びマナーやモラルを守って参加してくれた聴衆など、多くの方の協力のうえで成り立っています。
そのため締めの言葉として、無事に講演が終了できることに対して
「ご登壇いただきありがとうございました」
「お忙しいところご参加いただきありがとうございました」
と感謝を伝えましょう。
講演の振り返り
終わりの挨拶にて時間に余裕があれば、講演内容の振り返りを行うのもおすすめです。
終わりの挨拶の際に講演の振り返りを行えば、参加者は情報を整理しやすくなり、講演で触れた内容の理解を深めることにもつながります。
終わりの挨拶内で講演内容を振り返る際には、講師の講演を聞きながら印象に残ったセリフや出来事などをメモしておくと取り入れやすいでしょう。
終わりの挨拶に慣れていないとハードルが高いように感じてしまうかもしれませんが、参加者に対して講演全体の内容を印象付けることができるので余裕があれば挑戦してみるとよいですね。
次回の講演会やイベントの告知
次回以降に講演会やイベントなどを企画しているのであれば、締めの言葉のなかで告知をするのもおすすめです。
具体的な日程やテーマなどの告知を行えば、次回の講演やイベントに興味を持ってもらえるかもしれません。講演会やイベントは多くの方に認知をしてもらうことが大切なので、終わりの挨拶の時間を利用して告知しておきましょう。
アンケートの協力へのお願い
終わりの挨拶のなかでアンケートへの協力を呼びかけましょう。アンケートの協力を促せば回収率を上げられるため、より多くの参加者から意見を集めることができます。
アンケートは今後の講演会やイベントの重要な指標です。
アンケートについてアナウンスをする際には、アンケートの回収方法の案内を行いましょう。アンケートの回収方法は対面式とオンラインで変わります。事前に回収方法を確認しておき、スムーズに案内できるようにしておくとスムーズです。
【シーン別】講演会での終わりの挨拶の例文
講演会の終わりの挨拶の例文を紹介します。
終わりの挨拶での締めの言葉に悩んでいたりしている方はぜひこれから紹介する例文を参考にしてみてくださいね。
ここでは
・対面式の講演会
・オンライン講演会
・贈呈品がある場合
の3つのシーンを想定して終わりの挨拶の例文を紹介します。
終わりの挨拶例文①対面式の講演会
会場に集まって、リアルで講師の講話をきく形式の場合の終わりの挨拶をご紹介します。
リアル開催の場合は、アンケート用紙を事前に配布しておき、退出時に回収する方法が一般的です。後日提出するように求めるのもよいですが、アンケートの回収率が下がりやすいためできるだけ当日に回答を集めることをおすすめします。
以上を持ちまして(講演会名称)を終了とさせていただきます。
(講師の名前)様、ありがとうございました。皆様もう一度大きな拍手をお願いいたします。参加者の皆様もご清聴いただき誠にありがとうございました。
今回の講演では、〇〇というテーマで最新の情報や△△の問題に対して実践的な対応策が盛り込まれており、大変気づきのあるものでした。個人的には、〇〇様の(印象に残った言葉やエピソード)に大変感銘を受け、今後の△△問題に対して積極的に関わっていきたいと思う所存です。
参加された皆様におかれましても、ぜひ今回の講演会で学んでいただいたことを振り返り、明日からの生活や業務で活かしていただければ幸いです。
(次回の講演の予定がある場合)
次回の講演会は〇〇月〇〇日〇〇時から、〇〇ホールで開催を予定をしておりますのでぜひお越しください。
(アンケートのお願い)
また、最後にアンケートのお願いがございます。開場時に皆様にお配りしておりますアンケート用紙へ、本日のご感想やご意見をいただけますと幸いです。
アンケート用紙は出入り口に待機しているスタッフへお渡しください。
本日はお忙しいなかお越しいただき誠にありがとうございました。皆様ご退出の際にはお忘れ物がないようお気をつけください。
対面での講演会の場合、終わりの挨拶によって完全に講演会が終了したのだと伝わるようにしましょう。終わったタイミングがわかりにくいと席を立ちにくく、終了しても会場に人が残ってしまうかもしれません。
講演会によっては、開催後に講師も交えて懇親会を開くことがあるでしょう。懇親会の案内は終わりの挨拶に含めておくと、その後の流れがスムーズになるのでおすすめです。
終わりの挨拶例文②オンライン講演会
オンライン講演会の場合は対面と異なり、オンライン配信ツールの機能を活用してより効率的な案内が可能です。
特に、アンケートを紙で配布しなくてよく、画面上で完結できる手軽さは、アンケートの回収率アップに大きく貢献するでしょう。操作方法がうまく伝わるように案内時は丁寧にサポートすることも大切です。
以上を持ちまして(講演の名称)を終了とさせていただきます。
(講師の名前)様、本日は貴重なお話をありがとうございました。また、参加者の皆様もご清聴いただき誠にありがとうございました。
今回の講演では、〇〇というテーマで最新の情報や△△の問題に対して実践的な対応策が盛り込まれており、大変気づきのあるものでした。個人的には、〇〇様の(印象に残った言葉やエピソード)に大変感銘を受け、今後の△△問題に対して積極的に関わっていきたいと思う所存です。
参加された皆様におかれましても、ぜひ今回の講演会で学んでいただいたことを振り返り、明日からの生活や業務で活かしていただければ幸いです。
(次回の講演の予定がある場合)
次回の講演会は〇〇月〇〇日〇〇時から予定をしておりますのでぜひご参加ください。
(アンケートのお願い)
また、最後にアンケートのお願いがございます。現在画面にアンケートが表示されておりますので、お手数ではございますがご回答をお願いいたします。
アンケートの回答が終わった方から画面にある退出ボタンよりご退出ください。
本日はお忙しいなかご参加いただき誠にありがとうございました。
終わりの挨拶例文③贈呈品がある場合
講演会終了後に、講師に対して花束や記念品などの贈呈品を渡す場合もあります。
贈呈品を渡すタイミングは講演によって変わるため、本番前に打ち合わせを行いましょう。
花束や記念品を渡す際の例文を紹介しますので、贈呈品がある場合にはぜひ参考にしてくださいね。
ここで本日お越しいただいた(講師の名前)様に感謝を込めて花束を贈呈させていただきます。花束の贈呈は代表して(花束を渡す方の名前)にお願いしております。
(花束贈呈後)
(講師の名前)様、本当にありがとうございました。参加者の皆様も、ご一緒に盛大な拍手をお願いいたします。
花束などの贈呈品を渡した後、空気が停滞しないように明るく拍手を促しましょう。穏やかな雰囲気づくりができるよう、声のトーンに注意すると効果的です。
終わりの挨拶を成功させるためのポイント
終わりの挨拶は講演会を締めくくる役割を持つ重要なプログラムです。終わりの挨拶を失敗しないためにも、今からお伝えするポイントを押さえたうえで終わりの挨拶に臨みましょう。
終わりの挨拶を成功させるためのポイントは
・内容はできるだけ簡潔にまとめる
・締めの言葉は尺の違うセリフを用意する
・目線を観客に合わせながら話す
の3つです。
それぞれ順番にみていきましょう。
内容はできるだけ簡潔にまとめる
終わりの挨拶はできるだけ簡潔にまとめましょう。
講演終盤になると参加者も集中力が切れて疲弊している方もいます。そのなかでダラダラと長い挨拶をしてしまうと参加者を退屈させてしまい、講演の印象が悪くなるかもしれません。
内容を簡潔にまとめられた挨拶は、疲弊している参加者への配慮にもつながるため、よい印象を残しやすくなります。
終わりの挨拶の目安としては、集中力が途切れない程度の長さになるようセリフを調整しましょう。
締めの言葉は尺の違うセリフを用意する
講演会での終わりの挨拶は、講演時間によって左右されます。ときには予定よりも早く、ときには予定よりも遅くなる場合もあるでしょう。
終わりの挨拶は講演会の進み具合で話す内容が変わるため、場合によっては話す内容の取捨選択が求められます。
司会進行に慣れていれば臨機応変に対応も可能ですが、慣れていない方が終わりの挨拶を担当する場合には、長めのセリフと短めのセリフの2つを事前に用意しておきましょう。
タイムスケジュールに合わせてどちらかを選ぶようにすると、焦ることなくしっかりと挨拶を成功させることができるはずです。
目線を観客に合わせながら話す
終わりの挨拶をする際、慣れていないと台本をじっと見ながらセリフを読み上げてしまいがちです。
台本をただ読み上げるだけでも大きな問題はありません。しかし、参加者にとっては集中して聞こうとする意識が削がれやすいため、できれば台本から目を離すよう意識することをおすすめします。
参加者に好印象を与えるには、台本を見ながら読み上げるのではなく参加者のほうを見て話すことを心がけましょう。
目線を上げて読むだけでも自然に会話をしている雰囲気が出るため、参加者の印象に残るような挨拶ができます。
初めのうちは難しく感じてしまうかもしれませんが、慣れてきたら簡単なジェスチャーも加えてみましょう。ジェスチャーを取り入れればより自然な振る舞いになるため、参加者に好印象を残せますよ。余裕があれば挑戦してみてくださいね。
まとめ
講演会での終わりの挨拶でする締めの言葉には、講演を締めくくるだけでなく講師や参加者に感謝を伝えたり、次回の講演やイベントの告知をしたりと多くの役割があります。この記事でお伝えした締めの言葉に盛り込むべき要素や挨拶を成功させるためのポイントをぜひ参考にしてみてください。
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