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【職場のジェネレーションギャップあるある】ビジネスシーンでの世代間ギャップの例と効果的な6つの解決策

世代間ギャップ・ジェネレーションギャップに悩んでいませんか?。

ドキッ……!!

 

職場にはベテランから新人まで、さまざまな世代の人が働いています。しかし、若手とベテラン世代では、仕事への価値観やコミュニケーションスタイルにギャップがあり、最悪の場合はトラブルにつながることもあるでしょう。

本記事では、ジェネレーションギャップの「あるある」や、ギャップを感じたときの解決策を紹介します。
多くの人が経験している「職場でのジェネレーションギャップ」の具体的な事例を知ることができ、ギャップに悩む場合はどのように解決すればよいのかも理解できる内容となっています。

ぜひご覧ください。

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職場で感じるジェネレーションギャップ「あるある」


ジェネレーションギャップとは、異なる年代の人々の間に生じる意識や価値観の開きを指します。

Job総研が発表した「2022年 世代間ギャップ調査」によると、20〜59歳の7割以上が仕事でジェネレーションギャップを感じていると回答しています。この結果からわかるように、日常的に世代間の違いを感じている人はとても多いのです。

では、職場における世代間ギャップとは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。代表的な違いをいくつかご紹介します。

仕事に対する価値観が違う

ベテラン世代は「プライベートよりも仕事が優先」と考える「仕事第一主義」が根強い傾向にあります。会社へのエンゲージメントが若い世代と比べると高いため、有給休暇も「相応の理由がなければ取得しない」と考える人が多いでしょう。

実際に有給休暇の取得率を世代別でみると、18〜34歳は67%なのに対し、35歳以上は60%となっており、若い世代のほうが積極的に有給を取得している傾向があります。こうした背景から、若い世代は「仕事に関する価値観が年上世代とは違う」と感じているかもしれません。

参考:エクスペディア|世界 16 地域 有給休暇・国際比較調査 2022

ワークライフバランスの考え方が違う

ベテラン世代は「プライベートよりも仕事優先」であることは先述しましたが、若い世代は「ワークライフバランスを重視する」傾向があります。

例えば、当日の飲み会に上司が部下を誘ったとしましょう。
ベテラン世代は上司からの誘いは無理してでも行くという考え方ですが、若い世代は「プライベートを優先する」人が多い傾向にあります。
当日急に「飲みに行こう」と誘ったら「先約があります」とはっきりと断わられ、驚くベテラン世代も多いようです。

また、ワークライフバランスの観点から、定時になったら残業せずに帰る人が多いのも若い世代の特徴です。

なぜ若い世代は「ワークライフバランス重視なのか」

2007年に厚生労働省で「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」が策定され、長時間労働の抑制などが政府から企業へ推進されるようになりました。そのため若い世代では特にワークライフバランスを重視する傾向があり、馴染みのないベテラン世代とギャップが生じています。

こうした世代間のギャップを埋めるためにも、お互いの世代の傾向を知ることが重要だとわかりますね。

メモは「紙とペン」か「デジタル機器」か

ベテラン世代のメモの取り方といえば、「紙とペン」を使うのが主流でした。しかし若い世代はスマートフォンやタブレット、パソコンなどのデジタル機器を使ってメモを取る人も多いです。
また、ホワイトボードに書かれた議事内容を、スマートフォンでカメラに撮って保存する人もいます。時間と手間がかからないため効率的ですが、紙とペンを使って書いて覚えてきたベテラン世代には、もしかしたら理解しがたいかもしれません。

書類は「紙ベース」か「データベース」か

書類の保管や共有方法にも、ジェネレーションギャップのあるあるが潜んでいます。

いまでこそ、デジタルツールがビジネスでも主流となっていますが、ベテラン世代は紙の書類に慣れ親しんでいる世代です。そのため「この資料は印刷して保管しておくように」と言う上司がいるかもしれませんが、部下は「クラウドにデータで保管すればよいのでは?」と疑問に思うかもしれません。

これは若い世代がデジタルネイティブなため、職場で書類を保管したり共有したりするツールとしてクラウドなどのデジタルを活用し、紙への馴染みがないためです。

電話対応への意識

ベテラン世代は、外部とのコミュニケーションは電話による通話が主流だったこともあり、電話対応への抵抗感は低い傾向にあります。一方若い世代は、子どものころからデジタル機器が身近にあり、メールやトークアプリを使ったテキストでのコミュニケーションが主流な世代です。そのため、通話で誰かと話すことに苦手意識があるのでしょう。

いまや携帯電話の主流となっているスマートフォンですが、その原型ともいえる「iPhone」が日本に登場したのは2007年(平成19年)です。自宅やオフィスで「電話によるコミュニケーション」をメインに活用してきたベテラン世代にとって、平成の後半に登場したスマートフォンに後発的なイメージを持つ人も多いでしょう。ベテラン世代が当たり前のように行ってきた電話対応に、若い世代が抵抗感を持つことは不思議に思うかもしれません。

世代間の言葉のギャップ

世代によって使う言葉が異なることも、職場でのジェネレーションギャップの一因となっています。Biz Hitsが発表した「職場で感じるジェネレーションギャップに関する意識調査」によれば、上司との世代ギャップを感じる理由の上位に「言葉遣いの違い」が挙げられています。

例えば、ベテラン世代の上司が「午前様だった」などと言っても、若い世代の部下には意味が通じにくいことがあるでしょう。逆に、若手世代の流行語も上の世代には分からない場合があります。

このように世代間で共通の言葉が少ないことから、コミュニケーションに支障をきたすことがあります。お互いにある程度の配慮が必要不可欠です。

ジェネレーションギャップ解消に効果的な6つの解決策


職場にはさまざまな世代の人が働いているため、価値観や常識の違いが生じることは避けられません。 その違いを認識し、お互いを理解しようとすることが大切です。

ここでは、世代間コミュニケーションを円滑にするための解決策を6つご紹介します。
具体的には、

・コミュニケーションを積極的にする
・メンタリングを行う
・ルールをつくる
・テレビで世代間ギャップに関するニュースをみる
・新聞や雑誌を読む
・ジェネレーションギャップについての講演を行う

といった対策が挙げられます。

6つの解決策のなかから自社や組織の課題に合わせて、効果的な策を講じてみましょう。ぜひ上司・部下間のギャップ解消に役立ててください。

コミュニケーションを積極的にする

ジェネレーションギャップによる世代間の意思疎通には、コミュニケーションが欠かせません。ギャップによって疑問点が生じた場合は、すぐに質問して解決します。
議論して理解を深めていく過程が重要で、小さな疑問でも聞き合う習慣をつけましょう。

世代が違えば価値観や作法が異なることは当然ですが、お互いを尊重し理解し合おうとする姿勢が大切です。

メンタリングを行う

メンタリングとは、人材育成方法の一つです。1対1でメンター(指導する側)がメンティ―(指導される側)に教育を行います。
ベテランの知見やノウハウを若手が学べるだけでなく、世代を超えた交流が生まれます。気軽に相談できる関係が築ければ、仕事だけでなく価値観の違いについても聞き合えるでしょう。

ルールをつくる

ジェネレーションギャップが問題視されるのは、世代間ごとに「常識」「当たり前」と思っていることが違うからです。
互いの認識のズレが仕事に影響するために、ビジネスシーンでの世代間ギャップに悩む人は少なくありません。

ギャップを解消するには、組織内である程度ルールを定めるのが有効です。

情報管理はシステム上にまとめて紙での管理は減らしていくなど、会社として方針を定めると従業員も動きやすくなるでしょう。DX化は多くの企業の課題でもあるため、若手世代の力を借りながらベテラン世代もシステムを扱えるようにサポートする雰囲気や仕組みづくりが大切です。双方のコミュニケーションの活性化にもつながりますね。

ルールを決めるときは、意思決定権を持つ人の世代や考えに偏らないように注意しましょう。どうすれば効率よく円滑に業務が進むかという観点から、ジェネレーションギャップ解決の糸口を見つけることが重要です。

テレビで世代間ギャップに関するニュースをみる

テレビのニュースや報道番組では、世代間の意識差やそこから生じる問題が特集されることがあります。
そうした特集を通じて、世代ごとの認識の違いについて知ることができれば、会社の現状に照らし合わせて「どう対応すればよいか」を考える材料になるでしょう。

新聞や雑誌を読む

新聞や雑誌には、世代間の意識の違いやギャップをテーマにした記事がよく掲載されます。各世代の価値観やライフスタイルの違い、コミュニケーション上の隔たりなどに関する調査結果や詳細な分析が紹介されていることが多いです。

こうしたメディアを通じて最新のデータを知ることができれば、自分たちの会社で起きている世代間の摩擦についても客観的に考える材料を得ることができます。世の中の世代間ギャップの実態を理解することは、現場の改善にも役立つはずです。

ジェネレーションギャップについての講演を行う

職場のジェネレーションギャップ解消に向けた対策として、外部の専門家を招いて講演会を実施するのも効果的です。世代間の意識の違いに詳しい講師などを招き、最新の調査結果や事例を踏まえた解決策について講演会を開催することで、職場の現状と向き合うきっかけにもなります。

講演後にはグループディスカッションなどを取り入れ、職場のリアルな課題について参加者同士が意見交換できる場を設けることも大切です。外部からの刺激と参加者の能動的な学びを組み合わせることが、理解と協調性の向上につながるはずです。

そのほか参考になる対処法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ:ジェネレーションギャップの講演は講演サーチへご依頼ください

ビジネスシーンでのジェネレーションギャップの例と、効果的な解決策をまとめました。
職場にはベテランから新人までさまざまな世代の人が一緒に働いています。世代の違いによる価値観やコミュニケーションスタイルのギャップから、思わぬトラブルや認識の違いが生じることもあるので注意しましょう。

ジェネレーションギャップが発生した際の対策として、コミュニケーションの活性化、メンタリングの実施、外部講師による講演会などをご紹介しました。
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