【すぐ使えるテンプレート付き】講演会のアンケート作成のコツは?質問項目や注意点を講演依頼のプロが解説
「講演会のアンケートってなんだろう?」
「質問項目を考えるのは大変そう……テンプレートがあれば活用したい」
「講演会の内容が変わり映えしないので、改善点を知りたい」
など、講演会のアンケートに関する疑問やお悩みを抱える人は多いでしょう。
講演会のアンケートは、主催者が参加者の満足度や要望を把握するための重要なツールです。アンケートを通じて講演内容の評価を知ったり、顧客情報を得たりすることができます。
この記事では、回答してもらいやすい講演会アンケートを作成するコツや、質問項目の決め方などを解説します。すぐに活用できるテンプレートや実施方法についてもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
アクト・パートナーズが運営する講演サーチは、講師派遣や講演依頼を承っております。講演会や研修会を開催する際は、ぜひ講演サーチにご相談ください。お問い合わせはHPの無料相談フォームより受け付けております。
【すぐ使えるテンプレート付き】講演会のアンケート作成のコツは?質問項目や注意点を講演依頼のプロが解説
目次
講演会でアンケートを取る目的とは
講演会終了後に参加者へアンケートを取るのは、主に以下3つの目的があります。
・講演会のクオリティの把握と改善のため
・参加者のニーズを把握するため
・顧客リストの収集するため
目的をはっきりと理解しておくことで、本質を見失わずにアンケートの作成ができます。1つずつ見ていきましょう。
講演会のクオリティの把握と改善のため
アンケートには、講演会のクオリティを把握し、次回以降の改善点を見つける目的があります。参加者からの率直な意見や評価を集めることで、今回の講演会がどの程度成功したかを判断できるでしょう。
さらに自由記述の欄からは、具体的な改善点や次回に期待することなども見えてきます。
このようにアンケート結果の活用は、よりクオリティの高い講演会の企画・運営につながります。
参加者のニーズを把握するため
アンケートを取ることで、参加者の潜在的なニーズや関心を知ることができます。例えば「要望があれば教えてください」などの質問項目を設ければ、それまではわからなかった参加者の悩みや要望が見えてくるでしょう。
そうした潜在ニーズは、次回以降の講演会をブラッシュアップさせ、よりクオリティの高いものへレベルアップさせる効果もあります。
顧客リストを収集するため
講演会アンケートでは、参加者の氏名や連絡先、職業などの「属性データ」を収集できます。
属性データを収集することで、講演会後も継続的なフォローアップが可能になります。例えば次回以降の講演会の案内や、関連商品やサービスの告知などです。
また、属性データは自社商品やサービスなどのマーケティングにも活用できるでしょう。
注意事項や個人情報の取扱、プライバシーポリシーはあらかじめ定めておき、いつでも見られるように公開しておきましょう。企業の信頼感アップのためにも、個人情報への配慮は欠かせません。
すぐに使える!講演会アンケートのテンプレート
「講演会の準備ははじめてなので、忙しくてアンケート作成まで手が回らない……」とお悩みの人へ、すぐにお使いいただけるアンケートのテンプレートを自社向け・外部向けそれぞれご用意しました。
自由にアレンジしていただくことも可能です。ぜひご活用ください。
自社向けの講演会アンケート
講演会に関するアンケート
20XX年X月X日
本日は、講演会にご参加いただき誠にありがとうございました。ご多忙のところ大変恐れ入りますが、次のアンケートへのご協力をお願いいたします。
問1:今回の講演会の全体的な内容について、御満足いただけましたか?
満足 / やや満足 / どちらでもない / やや不満 / 不満
問2:以下の項目について、ご感想をお聞かせください。
【プレゼンテーションのわかりやすさ】
とても分かりやすかった / 分かりやすかった / どちらでもない / 一部、分かりづらかった / とても分かりづらかった
【全体の時間の長さ】
ちょうどよかった / 概ねよかった / ペースが早すぎた / ペースが遅すぎた
【会場のレイアウト】
満足 / やや満足 / どちらでもない / やや不満 / 不満
【講演会の開始時間】
ちょうどよかった / 概ねよかった / 開始が早すぎた / 開始が遅すぎた
問3:問1~問2で回答いただいた内容について、具体的な理由があればぜひこちらでお聞かせください。
※自由記述
<記述例>「スクリーンから席が遠くて見えづらかった」など
問4:次回の講演にもご参加いただける予定ですか?
参加したい / どちらでもない(検討中) / 内容によっては参加したい / 参加予定なし
問5:その他、要望があれば具体的にお聞かせください。
※自由記述
<記述例>「会場が暑かったので適宜調整してほしい」など
ご協力、誠にありがとうございました。
社外向け講演会のアンケート
講演会に関するアンケート
20XX年X月X日
本日は、弊社の【講演会名】にご参加いただき、誠にありがとうございました。
弊社では、今後より一層有意義な講演会の開催を目指し、ご参加いただいた皆様にアンケートのご協力をお願いしております。
ご多忙のところ大変恐れ入りますが、次のアンケートへのご協力をお願いいたします。
・お名前(任意):
・ご職業(任意):会社員 アルバイト・パート 自由業 フリーランス 個人事業主 学生 その他
・ご年齢(任意):~10代 20代 30代 40代 50代 60代~
・メールアドレス(任意)( @ )
・講演会を知ったきっかけ:会社HP メール DM SNS その他( )
問1:今回の講演会の全体的な内容について、御満足いただけましたか?
満足 / やや満足 / どちらでもない / やや不満 / 不満
問2:以下の項目について、ご感想をお聞かせください。
【プレゼンテーションのわかりやすさ】
とても分かりやすかった / 分かりやすかった / どちらでもない / 一部、分かりづらかった / とても分かりづらかった
【全体の時間の長さ】
ちょうどよかった / 概ねよかった / ペースが早すぎた / ペースが遅すぎた
【会場のレイアウト】
満足 / やや満足 / どちらでもない / やや不満 / 不満
【講演会の開始時間】
ちょうどよかった / 概ねよかった / 開始が早すぎた / 開始が遅すぎた
【スタッフの対応】
満足 / やや満足 / どちらでもない / やや不満 / 不満
問3:問1〜問2で回答いただいた内容について、具体的な理由があればぜひこちらでお聞かせください。
※自由記述
<記述例>「スクリーンから席が遠くて見えづらかった」など
問4:次回の講演にもご参加いただける予定ですか?
参加したい / どちらでもない(検討中) / 内容によっては参加したい / 参加予定なし
問5:その他、要望があれば具体的にお聞かせください
※自由記述
<記述例>「会場が暑かったので適宜調整してほしい」など
ご協力、誠にありがとうございました。
講演会アンケートに入れるべき質問項目
講演会のアンケートに入れるべき質問項目は、いくつかあります。
代表的な質問項目を紹介しますので、アンケート作成の際にぜひ参考にしてください。
基本的な参加者情報
まず、講演会アンケートには以下の「参加者の基本情報」を尋ねる項目が必要不可欠です。
・氏名
・年齢
・性別
・住所
・連絡先(メールアドレスや電話番号)
・所属組織名
・参加のきっかけ など
これらの情報は、顧客リストの作成やターゲット層の分析に役立ちます。自社の商品・サービスに対して関心のある層を把握できれば、効果的なマーケティングが可能になるでしょう。
ただし、これらはプライバシーに関わる個人情報なので取り扱いには十分な注意を払う必要があります。アンケートでは「記入は任意です」と明記し、強制しない配慮が求められます。
講演会の満足度
講演会のクオリティを知るためには、参加者の満足度に関する以下の質問を設けます。
・講演会の内容は有意義だったか
・講演会の開始時間はどうだったか
・講演会の長さはどうだったか
・スタッフの対応
・講師の話すスピードは適切だったか
・話し方はわかりやすかったか など
上記の質問項目に対して、4段階評価や5段階評価などで回答してもらうと参加者が答えやすくなります。
さらに「講演会の良かった点」「改善してほしい点」など自由記述の質問を設ければ、参加者から率直な意見や感想、潜在ニーズを収集できます。
講演会のアンケート|作成時のコツ
講演会後のアンケートには、回答率を上げるためのコツが以下3つあります。
・答えやすい質問から並べる
・質問の数をシンプルにする
・自由記述は回答例を記載して答えやすい工夫をする
なるべく多くの回答を得ることは、参加者のニーズの把握や次回以降の講演会に向けた改善点を見つけられることにつながります。1つずつ解説しますので、少しでも多くの回答を得られるようぜひ参考にしてください。
答えやすい質問から並べる
アンケートは、質問の順番に回答がしやすくなるコツがあります。
まず、氏名や職業など答えやすいものから並べましょう。すぐに答えられる質問から始めれば、回答者が心理的な抵抗感なくアンケートに取り組めます。
次に選択式の質問を並べ、最後に自由記述欄を設けるのがよいでしょう。自由記述は最後に置くことで、回答者の率直な意見を引き出しやすくなります。
このように、回答のしやすさを意識した並び順にすれば、アンケート本来の目的をより確実に達成できるはずです。
質問の数をシンプルにする
アンケートは「短くシンプルに」を心がけて作成することが重要なポイントです。質問の数が多すぎると、回答者が手間や時間をかけたくなくなり、回収率が下がるおそれがあります。
質問数は5問以下がベストで、回答に10分以上かかるボリュームは避けましょう。
また、本来の目的から外れた質問項目は削除する必要があります。複数の質問をまとめて1つの質問とするなどの工夫が求められます。なお、自由記述式の質問は最小限とし、選択式を増やすのがよいでしょう。
このように質問項目を必要最小限に絞り込めば、回答者の手間を軽減できます。その結果、アンケートの回収率向上につながることが期待できます。
自由記述は回答例を記載して答えやすい工夫をする
自由記述の質問は、回答者から具体的な意見や感想が得られるメリットがあります。とはいえ、回答者からすれば自由記述欄はどう書いたらよいか戸惑う傾向にある質問項目です。
伝えたいことはあるのに書き方がわからないことで空白になってしまっては、せっかくのアンケートのチャンスがもったいないですよね。そんなときは、質問の下に回答例を記載しましょう。
回答例を示すことで、回答者のどう書けばよいかの疑問が解決され、空白での回答を減らせる効果が期待できます。
講演会アンケート|紙とオンラインの使い分け
講演会のアンケートは、従来の紙による方法に加えて、Googleフォームなどオンラインによる回答フォームを用意するケースが増えています。それぞれのメリット・デメリットを理解し、状況に応じて使い分けましょう。
紙によるアンケートのメリットは、講演会場内で手軽に配布・回収できる点です。参加者は直接記入でき、その場で回答が集まります。一方、デメリットは集計作業に手間がかかることです。担当者が手作業でデータを1つずつ入力しなければならず、効率が悪くなります。また、印刷のコストもかかります。
一方、オンラインアンケートは専用ツールを使えば自動で集計され、簡単にデータ化できる点がメリットです。回答者も手軽にスマートフォンやパソコンから入力できます。デメリットは、高齢者層など一部のユーザーがオンラインへ対応しにくく、回答が得られない場合があることです。
このようにそれぞれメリット・デメリットがあるため、講演会の参加者層や主催側のリソース状況に応じて使い分けましょう。デジタルリテラシーが高い層にはオンラインでの回答を促し、高齢者には紙を配る、といった使い分けも効果的です。
効果的なアンケートを作成して講演会に役立てよう
講演会のアンケートには、クオリティや参加者のニーズの把握、そして顧客情報の収集という目的があります。作成の際は目的を理解し、質問しやすい順番にすることやシンプルさを意識するなどで回答率を上げる工夫をしましょう。
最近では、紙の他にオンラインでも回答をお願いできます。参加者層や主催側の業務負担を考え、どの媒体がベストかを決めましょう。
他にも、はじめての講演会開催に役立つ情報をこちらでご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
本来の業務と並行して講演会の準備をするのは大変ですよね。講演サーチは、負担の多い講演会の準備段階も丁寧にサポートします。
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