講演会の会場レイアウトの決め方は?成功するための外せない「会場レイアウト」をご紹介
この記事では、講演会の会場レイアウトの決め方について解説しています。会場レイアウトを決めるうえで重要なレイアウトの種類や、講演会の規模別・目的別にどのスタイルが最適なのかをご紹介しています。さらに演壇レイアウトについても解説しているので、ぜひご覧ください。
今度の講演会でどんな会場レイアウトにすればよいのか悩んでいます・・・。
講演会のレイアウトには種類があるの?
参加者の集中力アップや講師のメッセージを効果的に伝えられる効果が期待できますよ。
講演会を成功させるための座席の配置について、種類や規模別の選び方、演壇のレイアウトを解説しているので、どんな会場レイアウトにすればよいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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講演会の会場レイアウトの決め方は?成功するための外せない「会場レイアウト」をご紹介
目次
講演会の会場レイアウト|客席レイアウトの種類
講演会の目的や参加人数、会場の特性に応じて、さまざまなレイアウトがあります。どのレイアウトにも特徴があり、それぞれ適した規模や目的があります。
レイアウトのおもな種類は以下5つです。
レイアウト | 規模 | 目的 |
---|---|---|
シアター形式 | 少規模〜大規模 | 講演会 |
スクール形式 | 少規模〜中規模 | 勉強会 研修 |
アイランド形式 | 少規模〜中規模 | グループディスカッション ワークショップ |
コの字型 | 少規模〜中規模 | 参加型の講演会 ワークショップ |
ロの字型 | 中規模〜大規模 | 重要な会議 |
意外にさまざまな種類があると驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?ここでは、5つのレイアウトについて詳しく解説します。
シアター形式
シアター形式は、演壇に向かって椅子を並べるレイアウトです。大人数を収容でき、講演者に注目が集まりやすいのが特徴で、大規模な講演会やセミナーでよく使用されます。
前を向いているので参加者同士の交流は限られますが、講師との間に障害物がないのでオープンな雰囲気となり、質問や意見交換がしやすくなるレイアウトです。椅子を並べるだけでセッティングが完了するので、机の準備が必要ないのがメリットだといえるでしょう。
机がない分メモが取りにくいので、折りたたみテーブルのついた椅子を用意するなど配慮すると、参加者の満足度がより高まりますよ。
スクール形式
スクール形式は、教室のように机と椅子を前方に向けて配置するレイアウトです。多くの方にとって馴染みのあるスタイルかもしれませんね。
机があってメモを取りやすいため、勉強会や研修などのレイアウトにおすすめです。
参加者全員分の机を用意し配置する必要があるため、会場のセッティングに時間と労力がかかるかもしれません。また机がある分、シアター形式と比べると同じスペースに収容できる人数が少なくなります。
アイランド形式
アイランド形式では、「島」をイメージして机を配置します。2台以上の机を合わせて1つの島をつくり、その周りに参加者が座るスタイルです。参加者同士が向かい合うことで、お互いの顔を見ながら会話できるため、グループディスカッションやワークショップに適しています。
ただし、どの席からも講師やスクリーンが見えるよう、島の配置を工夫する必要がありますね。座席の位置によっては、前方が見づらい角度になる可能性があるため注意しましょう。
コの字型
コの字型は、机をカタカナの「コ」の字に配置するレイアウトです。少人数から中規模のセミナーや会議に適しています。
講師はテーブルの内側を自由に移動できるため、講師と参加者との距離が近くなるので、より双方向なコミュニケーションが可能になるでしょう。
ワークショップや講演会が参加型の場合、コの字型レイアウトがおすすめです。
ロの字型
ロの字型のレイアウトは、カタカナの「ロ」のようにテーブルを配置します。椅子はテーブルの外側にあり、参加者は中央に向いて座るスタイルです。中規模のミーティングや、参加者全員の意見を聞きたい場合に効果的です。
すべての参加者が互いの顔を見ることができるため、適度な緊張感をもたらします。ただしロの字型のレイアウトは、中央にデッドスペースが生じるため、ある程度の会場の広さが必要です。
講演会の会場レイアウト|講師が立つ演壇のレイアウト
講演会をスムーズに進めるために、演壇のレイアウトにも気を配りましょう。
ここでは、プロジェクターとスクリーンがある場合とない場合のレイアウトの違いや注意点について解説します。
覚えておきたい「演壇の上手と下手」
「上手(かみて)」は、演壇に向かって右側のことです。講演会では通常、上手に講師が立つ演台が置かれます。
一方「下手(しもて)」は、舞台に向かって左側を指します。
プロジェクターとスクリーンありの演壇レイアウト
プロジェクターとスクリーンを使用する場合、ステージの中央にスクリーンを設置しましょう。講師が立つ演台は上手に設置し、スクリーンと参加者の両方が見やすい角度にします。
ポイントは、演台やその他の設備がスクリーンを遮らないように配置することです。また会場が広い場合は、スクリーンに加えてマイクやスピーカーを使うと、講師の話も聞きやすくなります。
プロジェクターとスクリーンなしの演壇レイアウト
プロジェクターとスクリーンを使用しない場合は、ステージの中央に演台を配置します。必要であれば下手側にホワイトボードなどを設置しましょう。
ホワイトボードを使用する際は、講師が講演しやすくなる工夫が大切です。例えば、ホワイトボード用のマーカーを色違いで複数用意すると、情報の整理や講師が伝えたい部分の強調がしやすくなります。
講師に十分な明るさが当たるように照明を調整し、必要に応じてスポットライトを使用するのもおすすめです。
講演会成功にもう一押し!テーブルや椅子の色選びにもこだわる
可能であれば、講演会で使うテーブルや椅子の色にもこだわりましょう。色彩心理学の研究から、色が人の心理に影響を与えることが明らかになっているからです。
例えば、ブルーは集中力を高める効果があります。講師の話に注意深く耳を傾けてほしい講演会では、ブルー系のテーブルや椅子を使用すると参加者の集中力アップにつながるでしょう。
一方、レッドは興奮を誘発することから、活発な議論を促す効果が期待できます。ディスカッションやワークショップ形式のイベントでは、レッド系のアイテムを多く取り入れることで参加者の積極性を引き出すことができるでしょう。
参照:資格のキャリカレ「色彩心理学における色の意味・効果|色が与える影響も解説」
このようにイベントの目的に合わせて色選びにもこだわると、理想的な会場の雰囲気づくりが叶います。一般的には黒や灰色といった落ち着いた色が好まれます。
コミュニケーションを活発にしたいケースなどでは、明るい色を選ぶのも良いかもしれませんね。
講演会成功のために会場レイアウトの選択は重要
「会場のレイアウトはなんでもよいのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、講演会の目的や参加人数、会場の規模によってそれぞれ適切なレイアウトがあります。講師がスムーズに講演に臨めるよう、また時間やお金を割いて参加してくれる参加者の満足度を高められるよう、レイアウトにはこだわるとよいですね。
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