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講演会 How To

講演会 How To

【講演会とは?】講演会を開く目的や開催するメリット、よく似たセミナーや研修との違いを講演依頼のプロが詳細解説!

こんな悩みを抱えていませんか?

「講演会担当になったけど、何から始めるの?」
「大変だ。忙しいから手間をかけたくないが…」
「ここ数年代わり映えがしない。何とかしたい」

大丈夫です。
「担当になったらまずやること」があって、そこさえ押さえれば大体うまくいきます。

この記事では、その”キモ”の部分を丁寧に解説します。
「今年は良かった」と喜んでもらえる講演会に向けて、ぜひ参考にしてください。

講演会とは


講演会は、専門的な知識・技能・経験を持つ講師が、特定のテーマに沿って話すイベントです。最後に質疑応答タイムを設けることはありますが、基本的には聴衆との対話を前提としていないので、大人数を対象に実施できます。

講演会の目的を一言でまとめると、「啓発」です。専門的な情報や気付きを与え、聴衆を高い認識へと導きます。聴衆は、その講師ならではの情報を、仕事や生活に活かすために参加します。途中でワークを取り入れるなど、一方的なトークだけではない講演会も多いです。

セミナーとの違い

セミナー参加者は、数人から数十人です。聞き手も議論や作業に加わります。
セミナーの同義語に、ドイツ語由来の「ゼミナール」があります。大学ではゼミと略され、演習や討論が主体の授業です。

セミナーの目的は、

・議論
・情報共有
・知識の習得
・技術の習得

教育的なニュアンスを含んでいるのが特徴です。

研修との違い

研修の参加者は、数人から数十人です。
通常、数日にわたって実施されます。新入社員研修や、学校の野外研修がイメージしやすいですね。「該当者は全員参加」となることも多いです。

研修は訓練的な意味合いが濃く、必要なスキルを総合的に習得するのが目的です。

講習会との違い

講習会は単に講習ともいい、数日にわたる場合もあります。参加者は数人から数十人です。

講習会では短期集中的にスキルの習得を目指します。塾の講座で、夏期講習会などをよく見かけますよね。
また、資格の取得・更新とセットになった講習会が多いです。運転免許更新の際も、講習がありますよね。

講演会を開催する目的


講演会を大まかに分類すると、次の3パターンがあります。

官公庁や学校などの公的機関が、市民を対象として開催する講演会
企業や団体、組合などが、社員を対象として開催する講演会
企業や協会などが、顧客を対象として開催する社外講演会

それぞれに開催目的が異なります。
目的に合わせてテーマや開催形式を選択しましょう。

1.市民対象の講演会(官公庁や学校等が主催)

大ざっぱな言い方をしますと、自治体による講演会は、住民の暮らしの向上を目指すものです。

一方、学校が実施する講演会の多くは、子どもの教育・成長・安全に関するアドバイスを目的としています。ただし、大学が開催する場合は、地域住民への高度な知見の提供を掲げるのが一般的です。よく「知の還元」と表現しています。

例えば、市が開催する講演会を取り上げてみましょう。
具体的には「地震に対する防災意識と緊急時対応力の向上」を目的に、市民向けの防災講演を行うなどがあります。

目的を定めたら、講演の概要も考えておきましょう。
企画案を回す際や、講師への依頼時に必要です。

2.社員対象の講演会(企業や団体、組合等が主催)

社員を対象とする講演会の目的は、ずばり、社員のレベルアップです。ひいては、組織のレベルアップにつながります。

具体例を取り上げてみましょう。電気工事業を営むB社の例です。
今年の健康診断結果は昨年より悪化し、社員の7割が有所見者です。大半が、高血圧・高血糖・脂質異常などの生活習慣病及び予備軍でした。
その状況を踏まえて、生活習慣病の治療・回復・予防の現実を示し、健康意識の向上をはかることを目的に健康に関する講演会を開催。
このように、従業員の意識改革や仕事への意欲を高めるといったさまざまな目的で実施されるのが、社員対象の講演会です。

社内講演会の場合、「しかたなく」参加した人もいますから、満足度の高い講演会の設計には苦労します。その分、「今年は良かった」と言ってもらえると、嬉しいものですね。

3.顧客対象の社外講演会(企業や協会等が主催)

顧客・見込み客を集めて行う講演会は、広い意味では啓発ですが、販促・PRを主目的としています。

仮の事例を一つ紹介します。
ある地方銀行が、顧客向けに著名人を招いた講演会を実施しました。ビッグネームの講師を呼んだために多くの顧客が集まり、主催した地方銀行の信頼性は向上して新規顧客も増えた事例があります。

多くの組織にとって特に苦労するのは集客ではないでしょうか。
講師選定や周知広告には検討に検討を重ね、販促・PRを効果的にすすめていきましょう。

講演会を開催するメリット


講演会に限りませんが、何かを企画する際には、想定されるメリットを整理しておきましょう。

なお、講演会の場合は、聴衆側にも主催者側にもメリットがあります。

従業員や組合員の成長が期待できる

啓発や意識改革のきっかけとなる講演会は、従業員および組合員の成長促進につながります。

講演会を実施することで、組織内では気づけなかった知識や意識を見つけることができるでしょう。
具体的にどのようなアクションを取るべきか知り、講演会の聴講者一人ひとりが高い意識を持てるようになるので、組織内に大きな変化をもたらします。

集客効果がある

講師の知名度が高いほど、新規顧客の獲得が期待できます。
スポーツで高い成績を残したスポーツ選手や五輪出場経験者など、実績のある講師は特に人気があるので聴講希望者は増えるでしょう。
また、芸能人やメディア出演者なども人気が高いです。

企業にとっては、自社の信頼性を高め、周知する効果があります。講演会をきっかけに顧客が増える可能性もあるため、予算に余裕があれば講師のネームバリューを考慮した講師選定をしても良いでしょう。
ただし、知名度だけに偏ってはいけません。
開催目的や講演テーマにあった内容で講話できる講師選びも重要です。

地域活動に貢献できる

防災や人権、青少年育成など、地域住民にとって役立つ情報は数多く、講演テーマとしても人気があります。

講演会開催を通して、地域活動に役立つ情報を発信すると、地域からの組織への印象は良くなりますよ。
社会貢献活動は企業のブランディングにも重要な要素だとされています。

積極的に講演会を開催して地域活動へ貢献することをおすすめします。

まとめ:講演サーチで講演会を開催しよう!

この記事の要点は、「根拠のある目的を定め、メリットを意識する」ことでした。
これだけで講演会の土台はしっかりします。

さて、ここからが本格的な企画です。
例えば根回しの段階では、目的・メリットの他に次のような情報が必要です。

開催日時、予定聴衆人数、講師の候補、開催形式、会場候補(リアル開催またはハイブリッド配信の場合)、見積額…

やるべき仕事は多いですが、一つずつ進めれば大丈夫です。
もし、お手持ちのリソースだけでは進みそうもない/わからない場合は、一度、講演サーチの無料相談をご活用ください。

講演サーチは、多数のプロ講師を擁し、また、講演会開催のプロでもあります。
餅は餅屋です。ご相談お待ちしています。