トークショーと講演会の違いは?講師にトークショーへの出演依頼をするポイント
トークショーと講演会は、講師を招いて講演するなど類似点が多く、似たようなものと思われがちですが、厳密には違いがあります。企画を成功させるためには、トークショーと講演会の特性を理解して開催方法を選ぶことが大切です。トークショーと講演会の違いを知り、企画に適した手段で開催しましょう。
今回は両者の違いを解説するとともに、使い分け方についてご説明します!
アクト・パートナーズが運営する講演サーチは、講師派遣や講演依頼を承っております。講師への登壇依頼をする際や講師選びに迷われた際は、ぜひ講演サーチの無料相談をご活用ください。お問い合わせはHPの無料相談フォームより受け付けております。
トークショーと講演会の違いは?講師にトークショーへの出演依頼をするポイント
目次
トークショーとは
トークショーと講演会の違いを紹介する前に、そもそもトークショーがどのような催しなのか確認していきましょう。
トークショーの特徴として
・対話がメイン
・多彩なトークテーマがある
・自由な講演スタイルを取れる
などが挙げられます。
対話がメイン
トークショーとは言葉からわかる通り「talk(話す)」「show(見る)」のことで、司会や講師が会話を通じて決められたテーマについて話をするイベントです。
イメージとしてテレビのバラエティ番組などを思い浮かべると分かりやすいのではないでしょうか。
トークショーは教養が身につくだけでなく、対談を通して講師などの登壇者の人柄を感じられるのが魅力です。「楽しいおしゃべり」の場としてエンターテイメントの要素も多く含まれているのが大きな特徴だといえます。
多彩なトークテーマ
トークショーの特徴として、トークテーマが豊富な部分も挙げられます。通常トークショーではあらかじめトークテーマが決められており、1つのテーマについて対談をします。
テーマは政治や経済、産業のように内容が難しいものから、日用品を扱ったものなどフランクなものまで幅広いトークテーマに対応可能です。
また決められたテーマでの対談の他にも、途中で雑談を挟んだりなどのエンターテイメント要素もあることから、観客は最後まで飽きることなく楽しむことができるでしょう。
自由な講演スタイルを取れる
トークショーには自由な講演スタイルを取れる特徴があります。
トークショーでは
・登壇者と司会者の1対1の対談(インタビュー形式)
・登壇者が2人以上での対談形式
・クイズなどのゲームの要素を取り入れ
・パフォーマンスの披露
のように幅広いスタイルがあります。
トークショーと講演会の違いは?
トークショーと講演会は類似点が多く同じようなものと思われがちですが、この2つには明確な違いがあります。違いを理解しておくことで考えている企画が講演会とトークショー、どちらでの開催が向いているのかの判断材料になりますよ。
講演会かトークショーの開催を考えている方は、2つの違いを理解したうえで検討してみてください。
トークショーと講演会の違いには大きく
・形式
・司会の役割
・雰囲気
の3つがあります。
1つずつみていきましょう。
違いその1:形式
トークショーと講演会の大きな違いの一つは『形式』です。
トークショーは2人以上で対談する開催形式である一方、
講演会は講師から聴講者への一方的な講話となります。
トークショーと講演会を開催する際は、形式の違いと会場の設営や必要な機材なども変わるため、混合しないように注意しましょう。
形式による違いは講師の出演交渉に関わってくる部分もあります。講演に不慣れな著名人やアスリートの方で、講演会はNGだけどトークショーならOKという条件を出す方がいます。これは、講演会の講演時間は90分が一般的ですが、90分丸々1人で話し続けることは誰でもできることではないためです。講演会でメインに活動している講師ならば問題はありませんが、講演に慣れていない著名人やアスリートにとって、長時間1人で話すことは大きな負担になってしまいます。
その点トークショーならば、司会との対談形式のため講師への負担が少なく、出演依頼を承諾してもらえる確率が上がります。
”呼びたい講師がいるのに出演依頼がうまくいかない”場合には、開催形式を変えて出演交渉をしてみるのも一手ですね。
違いその2:司会の役割
トークショーと講演会では司会の役割に違いがあります。
まずは講演会での司会の役割をみてみましょう。
講演会での司会の役割は、台本に沿った進行や参加者に対してアナウンスなどがメインです。
トラブルが発生した際には臨機応変な対応は求められますが、台本を作り込んでおくことで司会経験がない方でも務めることも可能です。
一方トークショーの場合は、講演会と同じく台本に沿った進行に加えて、講師と会話を交えつつ会場を盛り上げるトーク力が求められます。司会者が臨機応変な対応ができなかったり、トーク力が乏しかったりすると盛り上がりに欠けてしまうでしょう。参加者の満足度が下がるだけでなく、最悪の場合クレームをもらう事態になる恐れもあります。
そのため、トークショーで司会経験の少ない方が司会者を務めるのは難しいかもしれません。
そのような場合は、司会と登壇者の対談ではなく、登壇者を複数人招いて司会は進行役に徹したりといった工夫をすると安心です。また、トークショーなどのイベントの経験が豊富な著名人や、アナウンサーに依頼を出すことで、トーク力はもちろんのこと、ショーを盛り上げてくれることを期待できます。
関連記事
違いその3:雰囲気
トークショーとセミナーでは雰囲気にも違いが見られます。
講演会ではあらかじめ決められたテーマに沿って講演をしていくもので、一般的には固く真面目な印象を持たれます。
一方で、トークショーはエンターテイメントの要素が含まれていることもあり、和気あいあいとした気楽な雰囲気で参加できます。そのため参加者も気兼ねなく参加しやすいイベントです。
トークショーを開催させるメリット
トークショーを開催させることで得られるメリットを紹介していきます。講演会とトークショーのどちらかの開催で迷っている方は、これから紹介するメリットから検討してみてください。
トークショーを開催すると
・さまざまな視点からテーマを深掘りできる
・集客がしやすい
・団体やサービスの認知がされやすくなる
などのメリットがあります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
さまざまな視点からテーマを深掘りできる
トークショーでは、講師と司会者または複数の講師が対談しながら決められたテーマやお題に沿って進行していきます。異なる知識や見解を持った講師どうしで対話してもらうことで、1つのテーマに対してさまざまな視点の意見を聞くことができるでしょう。
複数人でテーマに沿って会話をするなかで、テーマをより深く語ることもできるため、参加者に対して深い知見や新鮮な体験を与えられることも期待できます。
トークショーは、おしゃべりだけのエンターテイメントのイベントだけではありません。招く講師や司会者によって、学びの場にもなり得る可能性を秘めています。
集客がしやすい
トークショーの持つ誰でも参加しやすい雰囲気は、集客がしやすいメリットがあります。
トークショーでは、メインテーマの他にもキャストの雑談などのエンタメ要素も多く含まれるため、幅広い層がトークショーへ参加してくれると期待できます。
テーマや分野に縛られることなく幅広い層を集客できるのも、トークショーを開催するメリットのひとつです。
団体やサービスの認知がされやすくなる
トークショーを開催することで、主催者の団体や取り扱っている商品やサービスの紹介ができ、参加者に認知されやすくなるメリットがあります。
またトークショーに参加した方に来場者特典と称して、自社製品をプレゼントをするなどの形で配布して、商品やサービスの宣伝もできます。トークショーを開催だけを目的とせずに、集まった参加者へ効果的なアプローチをすることも考えておきましょう。
トークショーへ出演依頼する際のポイント
トークショーでは、登壇する講師や司会者のキャスティングは重要な要素です。講師と司会者のキャスティングに失敗してしまうと、トークショーがイマイチなものになりかねません。
キャスティングに失敗しないためにも、出演依頼をする際に押さえておくべきポイントは以下の3つです。
・企画のテーマを基準に考える
・告知方法について相談しておく
・当日の流れや本番中の進行台本を作成する
上記のポイントを意識するだけで、キャスティングに失敗するリスクを減らすことができますよ。トークショーを成功させるためにも、これから紹介するポイントを参考にしてみてくださいね。
企画のテーマを基準に考える
トークショーで講師に出演依頼をする際には、テーマや達成したい目的を意識して探すことが大切です。
例えば、
・集客させること自体が目的ならば有名人やタレントを呼ぶ
・トークショーを通じて参加者に学びを与えたいのであればテーマに沿った専門家を呼ぶ
など、テーマや目的によって招く講師像も変わってきますよね。
企画と目的が合っていない講師に依頼を出してしまうと、トークの内容が浅く見応えのないものになり、参加者の満足度が低いものになりかねません。
トークショーで講師を探す際には、自身の企画したテーマや内容を基準に選びをしましょう。
告知方法について相談しておく
トークショーを開催するにあたって、集客するために広告や告知活動をしなければいけません。
告知では主にポスターやチラシなどを作成して掲示したり、SNSに投稿するなどの広報活動を行います。告知活動にあたり、トークショーへ出演してくれる講師や司会者の情報を掲載しても良いか、事前に確認をしておくことも大切です。
具体的には
・名前を使用してポスターの作成をしても良いのか
・プロフィール写真を使用しても問題ないか
などを確認しましょう。
後から確認をしてNGをもらってしまうと、広報活動に支障が出てしまいます。そうならないためにも、出演交渉をしている時点で告知の仕方を相談しておきましょう。
当日の流れや本番中の進行台本を作成しておく
講師に出演依頼をする前に、当日の流れや本番の進行台本を大まかでも良いので作成しておくことをおすすめしています。
当日の流れや、どういった内容の話をしてもらいたいのかなどを事前に固めておくことで、出演交渉をする際にも講師と情報の共有がしやすく、交渉をスムーズに行えるでしょう。
その他にもトークショーに出演してもらいたい講師像が明確になり、誤ったキャスティングを避けられるメリットもあります。
司会台本を一から考えるのはさまざまなコストが必要です。スムーズに進めるためにも、テンプレートを活用しましょう。講演サーチでは、無料で活用できる司会台本テンプレートをご用意しています。会員登録など不要でダウンロード可能なので、ぜひご覧ください!
まとめ
トークショーと講演会の違いについて解説しました。トークショーと講演会の違いを正しく理解し、考えている企画との相性を踏まえたうえで開催形式を選びましょう。
またトークショーでは講師と司会者のキャスティングも大事な要素です。出演依頼を出す際に失敗しないためにも、本記事で紹介した3つのポイントを意識してみてくださいね。
講演会や研修会など、講師への登壇依頼をお考えの方は、講演サーチの無料相談フォームよりご相談ください。経験豊富なスタッフが、ご希望のテーマやご予算に合わせた講師を複数ご提案いたします。