《コント山口君と竹田君 講演レポート🎙️》思い込みがミスの“素” ~日々全く同じ仕事はない~
「安全第一」という言葉は、建設業の現場に関わる方なら毎日のように耳にする言葉でしょう。しかし、日々の業務がルーティン化してくると、どうしても心の中に
「いつも通りだから大丈夫」
「これまでもこれで問題なかった」
という『思い込み』が生まれてしまいがちです。
そんな『思い込み』こそが、実は重大なミスの“素(もと)”になる。
今回の安全大会では、デビュー40年を超えてもなお、進化を続けるお笑いコンビ「コント山口君と竹田君」のお二人にご登壇いただきました。一見、安全大会とは対極にありそうな“お笑い・コント”の世界を通じて、現場の安全、そして人間関係を円滑にするための深い知恵を、笑いあふれるたのしいお話しぶりでご講演いただきました。
会場全体が温かい笑いに包まれ、同時にハッとするような気づきに満ちた、70分間の熱いステージの模様をレポートします。

《アクト・パートナーズ講演レポート》
講演概要
| 講演日 | 2026年冬 |
| 講演時間 | 約60分 |
| 講演テーマ | 「思い込みがミスの“素” ~日々全く同じ仕事はない~」 |
コロナ禍を経て気づいた「当たり前」の尊さ
楽しい雰囲気で登壇する山口君と竹田君のお二人。ベテランならではの息の合った掛け合いが始まると、それまで少し硬かった会場の空気が一瞬で和らぎます。
実は、主催者様が今回の講師としてお二人を選んだ理由は「部長や支店長の年代がよく知っていて評判が良く、楽しくお話が聞けると思ったから」というもの。その期待通り、お二人は観客の表情やリアクションを敏感にキャッチしながら、心と心のキャッチボールを始めます。
「今日集まってくれた皆さんの顔を見ると、ニコニコしている人もいれば、会社から言われて渋々来たんだろうなっていう人もいる(笑)。心は一つじゃないわけです。でもね、それでいいんです。」
そう語る山口さんの言葉には、深い実感がこもっていました。数年前のコロナ禍では、2年間丸々仕事がゼロになるという危機を経験したそうです。
「人が集まってくれて、そこでコントをやれることは当たり前のことじゃないんだって身にしみて分かりました。」
現場でも同じですよね。毎日現場があり、仲間が集まって仕事ができる。その「当たり前」のありがたさを知ることこそが、安全への第一歩なのかもしれません。

思い通りにならない相手は「自分が成長するチャンス」
講演の中盤、山口さんは相方である竹田さんとの42年間の歩みを振り返りながら、職場での人間関係や指導のヒントになるエピソードを明かしてくれました。
若くて未熟だった20代の頃、山口さんはなかなか自分の思うように動いてくれない竹田さんに対して、日々イライラを募らせていたと言います。ぶつかり合う日々の中で、山口さんは体調を崩してしまうこともありました。
しかしある時、「なんでできないのか」と相手を責めてばかりいる間は、自分の都合を押し付けているだけで、自分自身の成長が止まっているのだと気づいたそうです。そこで山口さんは、ものの考え方をガラリと変えました。
「彼ができないことは、自分が代わりにフォローすればいい。そうすれば自分のスキルが上がる。先輩なら、相手ができることを一緒になって探してあげるのが役目じゃないか」と。
その後、竹田さんが舞台で予想外のアクシデントを起こしたとき、客席からドカンと大きな笑いが起きた瞬間がありました。無理に型にはめるのではなく、相手の個性をそのまま生かせばいいのだと気づかされた瞬間だったそうです。
「教える場というのは、自分が学ぶ場でもあるんです。もし皆さんの身近に、思い通りにならない人がいたとしたら、それは『自分が成長するチャンス』。そう受け止めるとストレスもなくなりますし、視野がぐっと広がりますよ」
会場爆笑!名作コントで体感する「思い込みの怖さ」
ここで、お待ちかねの特別サービスとして生コントが披露されました!

ここではコントの詳細は秘密にしますが、お二人の掛け合いを見ていると、「これしか正しい考え方がない」という固定観念や思い込みこそが、日常生活でも現場でも、予期せぬエラーや事故を引き起こす原因になるのだと強く実感させられます。芸人さんならではの「笑い」のアプローチだからこそ、理屈抜きでストンと胸に落ちました。
さらに、交通安全をテーマにしたコントも披露され、会場は終始爆笑の渦に巻き込まれました。
安全大会とは「1年間無事に仕事ができた証」の場
講演の終盤には、お互いに年齢を重ね、近年は大きな病気や怪我、大手術などの苦難を何度も二人三脚で乗り越えてきたという、奇跡的なエピソードが語られました。
紆余曲折を経て、こうして今でも竹田さんと一緒に楽しく元気に仕事ができることが、何よりの幸せだと語る山口さん。その相方への眼差しはとてもあたたかいものでした。
そして最後に、今回の安全大会に集まった皆様へ、心温まるエールが送られました。
「安全大会って、1年に1回必ずありますよね。これは、皆さんがこの1年間、無事に仕事ができたという証なんです。そう思えば、すごく意義のある集まりだと思いませんか?
ぜひ、今日という日をリスタートの機会にして、また来年の安全大会でみんなが元気な顔を合わせられるように、安全第一で仕事を楽しんでください」
お二人の42年間の絆と、数々の修羅場をくぐり抜けてきたからこその言葉の重みに、会場からはこの日一番の、鳴り止まない大きな拍手が送られました。
笑って、和んで、最後には「明日からの現場も、お互いを思いやって安全にがんばろう」と誰もが前向きになれる。そんな、最高の安全大会でした。
経験豊富なスタッフと講師が多数在籍している講演サーチでは、いつでも無料相談を承っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。



