書籍紹介：桑野麻衣著 『「また会いたい！」と言われる　一流の話し方』(明日香出版社)

講師派遣・講演依頼のプロ「講演サーチ」のベテランスタッフが、当社で人気の講師や実力派講師、おすすめ講師の著書を簡単にご紹介します。

今回は、桑野麻衣氏の 『「また会いたい！」と言われる　一流の話し方』(明日香出版社)をご紹介。講師の培ってきた知識やメソッドを自社や組織に取り入れてみませんか？

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「また会いたい」と思われる人になるために──桑野麻衣さん著『「また会いたい！」と言われる一流の話し方』(明日香出版社)のご紹介

桑野麻衣さんの魅力

桑野さんはANAやジャパネットたかた、ディズニーなど多様な現場で接遇・人材育成に携わり、現在は年間150本近くの講演・研修をこなす人気講師として知られています。
さらに、教育現場にも足を運び、学校と社会をつなぐ役割を担うなど、幅広い世代と日々向き合っていらっしゃる方です。

とても印象的だったのは、桑野さんご自身もかつては人間関係に悩まされた経験があるということ。
それでも「環境のせいではなく、自分のコミュニケーションの向き合い方を見直してきた」と語る姿勢には、深い説得力があると感じました。

だからこそ、桑野さんの言葉には理論だけではない体験に根ざした重みがあるように思います。

「上手に話す」ではなく、「人とつながるために話す」という視点で組み立てられた内容が、どこか温かく、前向きな力をくれるように感じました。

「話し方」で変わるのは、仕事だけじゃない

本書の中で印象に残っているのは、「話し方は、仕事に限らず人生全体に関わる」ということです。
例えば、職場でのちょっとした言葉が相手の印象を左右したり、家庭や友人との会話のトーンが関係性に影響したりすることは、誰しも経験があるのではないでしょうか。

この本では、そうした日常のなかのささいなやりとりにも丁寧に焦点が当てられており、「話し方を少し変えるだけで、関係性はぐっと良くなるかもしれない」と感じさせてくれます。

決して大げさな表現ではなく、日常の実感に寄り添った語り口が続くことで、「自分にもできるかも」と思える点が魅力だと感じました。

コミュニケーションとは「心を形にする力」

もうひとつ印象的だったのは、コミュニケーション力についての定義です。
桑野さんは、「コミュニケーション力とは心を形にする表現力である」と表現されています。
この言葉には、深く共感しました。

どんなに相手のことを思っていても、それが表情や声のトーン、言葉の選び方に現れていなければ、伝わらないこともある。

逆に、うまく言葉にできなかったとしても、真摯な姿勢が伝われば、相手との関係は前向きに動くこともある。
そうした「伝える」以前に必要な「伝わる準備」としてのマインドセットが、この本では丁寧に解説されています。

読み進めるうちに、コミュニケーションという言葉が、単なるスキルではなく人と関わる姿勢そのものなのだと、あらためて考えさせられました。

「また会いたい」は、技術よりも気持ちから

本書を読んで感じたのは、話し方は決して話術やテクニックのことだけを指すのではない、ということでした。
「また会いたい」と感じてもらえる人は、話し方そのものよりも、相手を大切に思う気持ちや、寄り添う姿勢がにじみ出ているのではないかと思います。

ちょっとした視点の持ち方や、言葉の選び方ひとつで、周囲との関係は大きく変わる可能性があると感じました。
この本は、そうした変化の第一歩をやさしく後押ししてくれる一冊だと思います。

桑野麻衣さんへの講演依頼は講演サーチへお気軽にお寄せください

『「また会いたい！」と言われる一流の話し方』は、話すことに苦手意識がある方だけでなく、「もっと人と心を通わせたい」と思うすべての方におすすめしたい一冊です。

仕事、家庭、プライベート……あらゆる場面で活かせるヒントが詰まっており、読み終えた後は、少しだけ誰かと話したくなるような、そんな気持ちにさせてくれました。

桑野麻衣さんの講演では、このような「伝え方の本質」や「人間関係の築き方」について、より深く、実践的に学ぶことができます。ぜひ、桑野さんの講演依頼は「講演サーチ」へお気軽にお問い合わせください。