
書籍紹介:小森康充著 『スベらない商談力』(かんき出版)
講師派遣・講演依頼のプロ「講演サーチ」のベテランスタッフが、当社で人気の講師や実力派講師、おすすめ講師の著書を簡単にご紹介します。
今回は、小森康充著『スベらない商談力』(かんき出版)をご紹介。講師の培ってきた知識やメソッドを自社や組織に取り入れてみませんか?
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商談で本当に大切なのは、信頼関係だった──小森康充さん著『スベらない商談力』(かんき出版)ご紹介
目次
Author

小森コンサルティング オフィス 代表
営業力強化コンサルタント
実力主義の外資系企業で20年間の営業キャリア、人材育成キャリアを積む。20年間の実績が証明する卓越したスキルと 世界No.1コーチングスキルをミックスした独自のスキルを確立。わかりやすく実践的な指導には定評がある。
担当スタッフより
「営業とは、どれだけ商品を売り込めるかではなく、どれだけ人として信頼されるか」
そんな本質的な気づきを与えてくれるのが、小森康充さんの著書『スベらない商談力』です。
著者の小森さんは、P&Gジャパンや日本ロレアル、COACHジャパンといった外資系企業で20年間営業キャリアを積み上げた営業のプロフェッショナル。
トップクラスの営業成績を維持し続け、トレーナーとしても数々の実績を重ねられてきた方です。
現在は、営業力強化コンサルタントとして企業研修や講演などでも活躍されています。
そんな小森さんのご本には、「営業の最前線で本当に大切なものは何か」という深いリアリティがあり、ビジネス書でありながら、どこか人間味のある温かさを感じました。
外資系の第一線で磨かれた「伝える力」と「育てる力」
小森さんのこれまでのキャリアを拝見すると、やはり印象的なのは、外資系企業での実績の数々です。
特にP&G在籍時には、世界トップレベルのトレーナーから直接指導を受け、自身も優秀な営業トレーナーとして、組織内外の人材育成に貢献されたとのこと。
その経験から得られた「再現性のある営業力」は、本書の随所にも丁寧に盛り込まれており、単なる理論書ではなく、読んだら実践したくなる構成になっていると感じました。
「商談力」とは、信頼を築く力
本書の中で繰り返し語られているのは、「営業とは、信頼関係の構築である」というメッセージです。
商談を成功に導くための具体的なスキルや流れについても書かれているのですが、その土台には常に「人と人とのつながり」が重視されていると感じました。
例えば、いくらトークが上手でも、誠実さや一貫性が欠けていれば、相手の心には届きません。
「正直であること」
「相手の立場を思いやること」
「約束を守ること」
そうした当たり前のことこそが、営業という仕事の中で最も重要なのだと、あらためて思わされました。
このあたりは、営業職でなくとも、社内外の調整や信頼関係づくりに携わるすべてのビジネスパーソンにとって、学びが多いのではないかと思います。

「心の窓」を開いてもらうには、コンタクト回数がカギ
もう一つ、個人的に印象的だったのが、「コンタクト回数を増やすことが信頼につながる」というお話でした。
これは心理学でいう「単純接触効果」にもとづくもので、接する回数が増えると自然と親近感がわき、信頼度も高まるという理論です。
営業というと、1回の商談で成果を出すイメージを持ちがちですが、小森さんは「相手の“心の窓”が開くまでは焦らず、回数を重ねていくことが大切」と説いています。
この考え方にはとても共感しました。
一度で成果を求めるのではなく、地道に信頼を積み重ねていくスタイルが、結果として強い関係性と成果を生むのだという姿勢は、まさに“王道”といえるのではないでしょうか。

まとめ
『スベらない商談力』は、営業職の方はもちろん、対人関係に関わるすべてのビジネスパーソンにとって、多くの気づきを与えてくれる一冊だと思います。
「売る」ことの前に「信頼される」こと。「話す」ことよりも「伝わる」こと。
小森さんが伝える言葉は、営業という枠を超えて、人としてのあり方をそっと教えてくれるように感じました。
小森康充さんの講演では、このような本質に触れるメッセージを、より実践的かつ具体的に学ぶことができます。
講演のご依頼・ご相談は、ぜひ「講演サーチ」までお気軽にお問い合わせください。

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小森コンサルティング オフィス 代表
営業力強化コンサルタント
実力主義の外資系企業で20年間の営業キャリア、人材育成キャリアを積む。20年間の実績が証明する卓越したスキルと 世界No.1コーチングスキルをミックスした独自のスキルを確立。わかりやすく実践的な指導には定評がある。