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桂 竹丸 かつら たけまる

桂竹丸(かつらたけまる)氏プロフィール

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略歴

1980年、日本テレビ『お笑いスター誕生!!1』に出場。5週勝ち抜きを果たして銀賞を獲得。
翌年『お笑いスター誕生!!』の審査委員長であった 桂米丸に入門する。

二ツ目昇進後は着々と頭角を現し、国立演芸花形演芸大賞で銀賞を、NHK新人演芸大賞では大賞を受賞。歴史ものの新作 落語を得意とし、「常に明るい高座をつとめる」をモットーに話芸に磨きをかけている。

テレビ・ラジオへの出演も数多く、1989年MBC『たけ まる商店営業中』日本民間放送連盟賞 ラジオ生ワイド番組部門 優秀賞受賞。
1999年にはMBCラジオ『日曜ワイド竹丸・とも子のみなみなサ ンデー』で、日本民間放送連盟賞ラジオ放送番組部門・九州沖縄地区審査会生ワイド部門 優秀賞を受賞。

2019年(令和1年)日本民間放送連盟 竹丸商店営業中 優秀賞 受賞
2020年(令和2年度第75回)文化庁芸術祭 賞 大衆芸能部門 優秀賞 受賞。

特技は日本舞踊・若柳流で、歌舞伎座に2度の出演経験がある。
同郷の三遊亭圓歌、林家彦いち、春風亭柳之助、春風亭柳雀らとともに地元鹿児島での落語会を定期的に開催。
また、「母と子の絆」「命の大切さや尊さ」に焦点を当てた講演落語会「ホタルの母」を各地で行い、幅広い層から感動のメッセージが寄せられている

【落語家としての活動】
1987年~渋谷109・8Fスタジオにて「らくご倶楽部109」を隔月で行い、 現代派の落語で好評を博す。
池袋文芸坐ルピリエにて「竹丸塾」
池袋文芸坐ルピリエにて「竹丸・みのやのどうだろうか?」
札幌にて「竹丸のいいんでない会」(1998年)
「竹丸のみなみな落語会」ビデオ発売(2001年)

【現在】
東京・池袋芸術劇場にて「新・竹丸塾の会」(2001年~)

 

経歴

1981年日本テレビ『お笑いスター誕生』銀賞獲得
当時審査委員長の桂米丸に入門
1985年二ッ目昇進
1990年NHK新人演芸大賞・入賞
1991年国立演芸場『花形演芸会』銀賞受賞
NHK新人演芸大賞・最優秀賞受賞
1993年真打昇進
1999年MBCラジオ『日曜ワイド竹丸・知子のみなみなサンデー』
1999年日本民間放送連盟賞ラジオ放送番組部門
九州沖縄地区審査会生ワイド部門優秀賞受賞

 

講演テーマ

桂 竹丸 「ホタルの母」 講演落語会

企画意図:
令和7年(2025年)、我が国は「戦後80年」を迎えます。
世代を越えて語り継ぎたい真実の話を、鹿児島出身の落語家、桂竹丸が心を込めて語りつくす、感動の創作落語です。

鹿児島県知覧特攻基地、80年前ここから数百人の若者達が飛び立ち、帰らぬ人となった。
そんな過酷な運命を背負わされた少年兵達を、母の様に見守り、支えたひとりの女性がいた。
特攻隊員達の母として、ひとりの人間として、かぎりなく崇高に生きた鳥浜トメの人生を、実話を元に書き下ろした噺です。

今だから語りたい。重くて薄れていく悲惨な戦争の事実を、色々な世代に聞いてもらいたい。
そして改めて「戦後80年」という機会に平和を考え直す場を提供することが我々の使命ではないでしょうか。そう心から思います。

はじめにホタルの母とは:
桂竹丸が2005年から演じている「ホタルの母」とは、戦時中に旧日本陸軍の特別攻撃隊の出撃基地が置かれた鹿児島・知覧を舞台に、軍の指定食堂を営み、「特攻の母」と慕われた鳥浜トメさんと若い特攻隊員との交流を描いた創作落語である。
鳥浜さんの次女の赤羽礼子さんの著書「ホタル帰る」(草思社)がもとになっている。

知覧は戦況の悪化とともに特攻の出撃基地となる。ある晩、米軍の空襲で防空壕(ごう)に避難したトメさんと特攻隊員の前をホタルがよぎる。翌日、特攻に出撃する隊員は、「そうだ、おばさん。おれ、あしたホタルになって帰ってくるよ」と言い残し…といったあらすじだ。

語りを主体とした「地噺(ばなし)」と呼ばれる構成。国のために自らの体を「兵器」とする運命に置かれた特攻隊員とトメさんとの鹿児島弁を用いたやりとりが切々と胸に迫ってくる。
 「芝浜」や「文七元結(ぶんしちもっとい)」をはじめ、落語には、笑いを抑えて人の心の機微を描く「人情噺」と呼ばれるジャンルがあるが、「特攻」を扱った落語はかなり異色だ。
冒頭のマクラと呼ばれる部分のほかに、なかなか笑いを入れにくい作品だが、桂竹丸は自らのルーツをもとに「意義がある」と、鹿児島弁を交えて語る落語です。

桂竹丸より:
僕は海軍の特攻基地があった鹿児島の鹿屋の出身なんです。
子どものころ、学校の先生がね、『特攻隊の兵隊さんは天皇陛下万歳と言って、国のために死んでいったのよ』と話したことがあって、それをおふくろに話したんです。
だけど、おふくろは『それは20人に1人ぐらいで、ほとんどの人はお母さんの名前を言ったのよ』と言うんです。
おふくろは米軍上陸に備えて、竹やりで訓練をしていた世代です。そんな戦争を知る母の言葉だけにカルチャーショックでしたね」

陸軍は知覧、海軍は鹿屋とそれぞれが特攻基地を置き、多くの若者が南海に向けて飛び立っていった鹿児島。
この鹿児島で生まれ、落語家になった自分を振り返った時、一つの点となって結びついたものが「ホタルの母」です。
「鹿屋に生まれ、おふくろから特攻について聞かされて、そして落語家になった。

大げさだけど、これが自分のライフワークではないかという気がしたんですね。
落語家が何百人もいるけども、これを語らしてもらえるのは自分ではないかと。
落語家って一つの語り部でもありますから

マスコミも賞賛:
わが子のように思っている若者が、国の大事に命を投げ打つのを、ただじっと見送らなければならないトメの気持ちが、照明を落とした客席に静かに伝わってくる。
マクラ(本編の導入部)で物語の舞台になる知覧を説明するところでギャグを入れるほか笑いのない噺だが、竹丸は当時の人々が直面し なければならなかった時代の空気を丁寧になぞることで、最後まで観客を物語の世界に引き付けた。《産経新聞》

幅広い年齢層から支援:
現在、戦争の悲劇や平和を訴える団体・展示資料館の他、会館・企業の講演会や新人研修会、小学校・中学校・高校などの授業の一環としても依頼をいただいております。
講演落語会『ホタルの母』。公演後には各地からたくさんのアンケートやお手紙でメッセージが寄せられます。

『戦争の落語』と聞き、戦後の喜劇映画のようなものを想像しましたが、その違いに驚きました。しかし、その驚きも忘れるぐらい聞いているうちに幼い日に体験した戦争を思い出して聞き入ってしまいました。
私が疎開したこと、父が傷を負って復員したこと、若い命が失われたことのすべてを思い出しました。
帰ったら孫たちに聞かせてあげたいです。《72歳・女性》

「師匠と同時期に生まれた人間として戦争こと体験しておりませんが、戦争を直近の出来事として感じることができる世代だと思っています。
今の子供たちは見たことないでしょうが、私は小さい時分に神戸駅にいた手足を無くした傷痍軍人の方の姿を覚えています。落語で泣いたのは久しぶりです。
また、舞台となった知覧にも死ぬまでに一度は行きたいです《56歳・男性》

小学校で教師をしております。帰宅途中の車の中でNHKラジオの『真打競演』で『ホタルの母』を聞きました。家に到着したのですが、車から降りられず、最後まで聞かせていただきました。久しぶりの感動の涙でした。
原作の『ホタルの母』や知覧の資料館のことなど調べて授業で使わせていただきます。良いお話をありがとうございました。《54歳・教師》

トメさんの食堂に来ていた兵隊さんたちは自分と近い15~16歳でした。この年齢で『死』が身近にあることは今の私には信じられません。
最後にトメさんが『戦争は終わったとね?日本が負けたとね?…だったら、なんであの子たちは死んだ?どうして死んだとね?』と言います。
僕も同じことを思いました。大人の仲間入りをする14歳の立志式に竹丸さんの『ホタルの母』を聞き、戦争の愚かさ、命の大切さを知ることができて本当に良かったと思います《14歳・学生》

 

メディア・CM

【現在出演中(レギュラー)】
MBCラジオ 「たけまる商店営業中」「竹丸のおもしろ歴史講座」

CM
浜松共栄わさび漬け(昭和57年~60年)、全国都市銀行ボーナス(昭和60年度・冬)
神奈川県蕎麦共同組合(平成元年)、日産自動車/車生活向上委員会・北海道編(平成2年度・夏)
三菱銀行/長期総合ローン・店内プロモーションビデオ
鹿児島県酒造組合連合会・焼酎の日キャンペーンTVCM(平成11年)
鹿児島県税「税を知る週間」TVCM・ポスター(平成12年)
鹿児島県・国民年金口座振替促進TVCM(平成14年)
JA鹿児島県経済連直営店ジーノTVCM(平成14年)・鹿児島パールライス(平成11年)
MBCハウジングフェア・MBC国分住宅展TVCM(平成14年~15年)
アリコのUSドル建個人年金保険シリウスプラス銀行店頭用販売促進ビデオ(平成15年)
アリコのドル建・ユーロ建個人年金保険シリウスデュアル銀行店頭用販売促進ビデオ(平成15年~16年)
鹿児島県経済連JA物流かごしま・JAの肥料(平成15年~16年)岩川醸造・おやっとさ(平成18年~)

 

主な出演番組

テレビ
日本テレビ
 「笑点」若手大喜利
テレビ朝日
 「ゲームシティ」
フジテレビ
 「キンゴロー」
テレビ東京
 「イベントガイド」「土居まさるのハッピーTODAY」「飛び出しマガジン1・2」「ファミっ子大会」「ザ・ゲームパワー」
千葉テレビ
 「MOONラビット」
テレビ愛知
 「ミニミニ落語」
札幌テレビ
「週間洋二」「ちょっと和久井の2時ですよ」

ラジオ
文化放送
 「激ラジモンターマン大逆襲」
ニッポン放送
 「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」「ナイターフラッシュ」
TBSラジオ
 「それゆけ洋七元気丸」
ラジオ日本
 「スポーツ最終版」「いきいきワイド典子のおはようピッ!ポッ!パッ!」
STVラジオ
 「サンデージャンボスペシャル」「竹丸のアタックヤング」
 「竹丸・小つぶのづらづら60分」「奥山コーシンの日よういっぱい生ワイド」
 「竹丸・小つぶの抱腹絶倒50分」「竹丸・なおこの花まる金曜日」「千秋幸雄のホットライン」
 「竹丸の芸人列伝」「ホットスクランブル」「サウンズNOW・桂竹丸の幕末人物伝」
南日本放送
 「どーんと鹿児島」
MBCラジオ
 「竹丸のラジオよなよな」「日曜ワイド竹丸・知子のみなみなサンデー」「桂竹丸とほいで吉俣の夜と朝のあいだ」「竹丸・ほいでの夜と朝の間~笑ってハッサン~」「みなみなサンデー竹丸のネェさんとヨイッショ!」
BSデジタルラジオ
 [WOWO寄席・ザ・落語]
北日本放送
 「桂竹丸のわくわくサタデー」
インターネットラジオ・FM南青山
「ぶる~まうんてん寄席」
NHK
「小朝が参りました」 
NHK BS-2
 「シブヤらいぶ館」「お好み寄席」

 

その他

・パロディー王国「鹿屋カライモ王国」東京大使に就任
・代々木ゼミナール札幌校にて日本史公開講座受け持つ(平成12年~)
・鹿児島県果樹大使認定(平成13年)

 

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