山下 宗久 やました むねひさ プロフィール
山下宗久(やましたむねひさ)氏プロフィール
略歴
1964年 大阪市生まれ
東京外国語大学でロシア語を習得し、早稲田大学大学院でシベリア少数民族の文学を研究。
1993年から1997年まで、東シベリアのヤクーツク市にあるサハ国立大学(現在の北東連邦大学)で日本語を教える傍ら、サハ語を習得し、サハの文化を研究。
帰国後、千葉大学大学院でサハの口頭伝承(口承文芸)、特に英雄叙事詩を研究。
その後は現在まで、ロシア語の通訳・翻訳・講師、サハ語の翻訳の仕事に携わっている。
また、慶応義塾大学法学部や千葉大学文学部で非常勤講師を歴任するとともに、2011年度から現在まで、和光大学表現学部で「無文字社会の文化」という授業を担当し、その授業の内容をもとにして執筆した『読み書きのない世界 無文字社会の文化を知る七章』(ちくまプリマー新書)が2026年1月に刊行された。
講演テーマ
私たちが無文字社会から学ぶこと
想定する受講者/背景にある課題
歴史や異文化(外国文化)、文化人類学(民族学)、民俗学、信仰・宗教、メディア・コミュニケーション、環境問題・SDGsに関心のある方々
提供する価値/受講後のゴール
講演をお聴きになれば、私たち現代人が無文字社会から学ぶことがたくさんあることにお気づきになるでしょう。私たちは文字を獲得したことによって、いろんなものを失ってしまいました。現代社会は実に様々な問題を抱えています。その問題を解決するためのヒントが無文字社会を知ることに隠されています。さあ、講演を聴いて、あなたも無文字社会の暮らしに思いを巡らせてみませんか。
内容やプログラム例
・文字のない社会を想像してみましょう
・無文字社会ではどのような経済活動が行われていましたか?
・無文字社会に法律はありましたか?
・無文字社会にはどのような娯楽がありましたか?
・無文字社会にはどのような信仰や宗教がありましたか?
・無文字社会にメディアはありましたか。
・無文字社会の人々はどのようにしてコミュニケーションを図っていましたか?
外国語を習得して仕事にする方法
想定する受講者/背景にある課題
外国語学習や言語学・教育学に関心のある方々。通訳や翻訳、語学講師の仕事に関心のある方々。
提供する価値/受講後のゴール
私は三つの外国語(英語・ロシア語・東シベリアのサハ語)を習得し、それを活かした仕事(通訳・翻訳・講師)に携わってきました。その中で経験した様々なことを、言語学的・教育学的見地を交えながら紹介し、外国語を習得するコツや、習得した言語を活かした仕事の醍醐味を受講者の皆さんに知ってもらいます。AIの時代が到来しても、外国語を学ぶ意義が失われることはありません。ある国や民族の経済・政治・文化を知るためには、そこの言語を学ぶことが不可欠なのではないでしょうか。
内容やプログラム例
・英語について:英語が苦手な人に伝えたいこと
予備校や塾に通わないで東京外国語大学に合格できた理由
英語を活かしたアルバイト
・ロシア語について:崖を這い上がるようなロシア語学習
文章を読むことは基礎体力作りみたいなもの
ネイティブの発話のスピードについていけない
予期せぬ司法通訳の道
字幕翻訳もやりました
リスニング重視の授業をする
・サハ語について:三つ目の外国語習得は比較的に楽です
サハの長編英雄叙事詩の翻訳に携わる
・日本語について:日本人なら誰でも日本語が教えられるわけではありません
シベリア少数民族の文化を知る
想定する受講者/背景にある課題
ロシアやシベリア、北方・極北地域、北極圏、異文化(外国文化)、文化人類学(民族学)、民族問題、環境問題、SDGsに関心のある方々
提供する価値/受講後のゴール
ロシアのシベリア・極東地域には様々な少数民族が暮らしていて、独自の伝統文化がまだ残っていますが、日本ではほとんど知られていません。彼らの文化には、酷寒の地で暮らしていくための様々な知恵や技術が蓄えられていて、私たち現代人が生きていく上で参考になることがたくさんあります。シベリア少数民族の文化を知って、人間のサバイバル能力を再認識しませんか。
内容やプログラム例
・シベリア少数民族の人口と分布:人口が千人に満たない民族もいます
・シベリア少数民族の言語:消滅の危機に瀕している言語がたくさんあります
・シベリア少数民族の物質文化:酷寒の地で生活するための衣食住
・シベリア少数民族の精神文化:信仰・宗教(シャマニズム)芸術、口頭伝承(口承文芸)
・シベリア少数民族とロシア人の関係
物語を聴いて、聴く力を養いませんか
想定する受講者/背景にある課題
メディア・コミュニケーションや知覚・認知能力、物語、民話(口承文芸)、伝統芸能、話芸(落語・講談・浪曲)、朗読、映画、ドラマ、小説に関心のある方々
提供する価値/受講後のゴール
私たち現代人は映画やドラマを観たり、小説を読んだりすることはよくありますが、物語を聴くことはほとんどなく、耳で聴いて脳内でイメージする力が衰えています。物語を集中して聴くことによって、聴く力を養うことができ、ひいては、コミュニケーション能力の向上にもつながります。
内容やプログラム例
・「物語を聴く」は一石二鳥です。
・物語を聴く時に留意すること:「聞きながら」はお勧めできません
・民話について:昔話と伝説の違い
民話を聴いて無文字社会の人々の暮らしや考え方を知る
昔話の語りの技法あれこれ
・落語について:江戸落語と上方落語の違い
創作落語(新作落語)と古典落語
落語の聴き比べを楽しむ
・講談について:講談の歴史、ジャンル
講談と落語の違い
・浪曲について:かつて隆盛を極めた浪曲
まずは創作浪曲(新作浪曲)を聴いてみませんか
・朗読について:人類史における朗読と黙読
プロの朗読を聴いてみましょう
・ラジオドラマについて:ラジオドラマにも様々な工夫が凝らされています
書籍
単著『読み書きのない世界 無文字社会の文化を知る七章』(ちくまプリマー新書)
共著『中央ユーラシア事典』(丸善出版)
共著『アジアとしてのシベリア ロシアの中のシベリア先住民世界』(勉誠出版)
共著『テュルクを知るための61章』(明石書店)
主なメディア出演実績
ロシアのテレビ番組に1回、ラジオ番組に2回出演
主な活動・実績
2006年 ロシア連邦サハ共和国勲章「民間功労者」受章
主な講演実績
司法機関の職員やJICA海外協力隊の隊員向け研修
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