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ファシリテーション(スキル)とは?言葉の意味と目的、必要な4つのスキルを解説!

ファシリテーションとは、会議などでサポートや進行を行うことです。ファシリテーションスキルがあるとさまざまなメリットがあるため、近年多くの企業で研修が実施されるほど重要視されています。
本記事では、ファシリテーションの意味と目的、大切な4つのスキルを解説しています。

最近よく聞く「ファシリテーションスキル」とは何?

確かに「ファシリテーションスキル」は、近年多くの企業の注目を集めていますね!

身につけておくべきスキルなのでしょうか?

ファシリテーションスキルがあると組織は大きなメリットが得られます。
今回は、ファシリテーションとは何か、目的やファシリテーションに必要な4つのスキルを解説します!

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ファシリテーション(スキル)とは?言葉の意味と目的、必要な4つのスキルを解説!

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ファシリテーション(スキル)とは?


ファシリテーション(facilitation)とは、「簡単にする」という意味である「facilitate」の名詞形です。ビジネスシーンや会議、ミーティングの場においては、『人々の活動が滞りなく進むように支援して舵取りをすること』を意味します。会議などがスムーズに進むよう、発言しやすい空気をつくったり、参加者が内容を把握しやすいように説明したりして、議論を簡単にするのがファシリテーションだと言えますね。

この能力を“ファシリテーションスキル”といい、ファシリテーションスキルを活用して活躍する人を“ファシリテーター(facilitator)”と呼びます。近年ではビジネスの世界でも重要視されており、会議などで実践している企業も多いです。

集団での活動や議論の場で、個々の意見を引き出し、目的を忘れず進行してまとめるのは、なかなか容易ではありません。
しかし、ファシリテーターによって舵取りをすれば、それらができるだけでなく、会議の生産性や効率性を上げることもできます。ファシリテーションは、企業において重要な会議の場で舵取りを行い、目的へと導くために重要です。

ファシリテーションが広がった背景

ファシリテーションが広がった背景には、会議や話し合いで方向性を決める日本の文化があります。

従来の会議や話し合いの場では、

・意見が出ない
・会議が長時間になりやすい
・議題から話題がそれるケースがある
・同じ人しか発言しない

といった課題がありました。

「参加者が意見を積極的に言わない」「効率性や生産性がない」などの悩みや課題を抱えている企業や組織は少なくありません。企業の戦略や方向性を決めるうえで会議は重要ですが、内容や結果に満足できていない企業は多く、進行役のスキルが重要視されるようになっています。

この悩みを解消できるのがファシリテーションです。ファシリテーションスキルを伸ばすことで、会議のあり方に変化をもたらすことができるでしょう。そのため近年では、積極的にファシリテーションスキル研修を実施する企業が増えています。

ファシリテーションの目的

ファシリテーションを重視することで何が変わるのでしょうか。

ファシリテーションの目的は、従来の課題であった「意見が出ない」「無駄に時間がかかる」といった悩みを解消し、活発な意見交換による良質な結果をもたらすことです。ファシリテーターによって円滑な話し合いが進められると、効率アップや多様な意見の確保などが期待できます。
 
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ファシリテーターの役割


ファシリテーターの役割は「司会進行」だと思われがちです。しかし、ファシリテーターはただの司会進行とは異なり、会議を円滑に進めるだけでなく効率性や生産性も考えなくてはなりません
場の雰囲気を作り、目的を忘れずに個々の意見を引き出してまとめる、といったスキルが求められます。

また、時間管理や参加者の合意を得るのもファシリテーターの役割です。ファシリテーターは、中立の立場で全体に配慮をしつつ、目的へと導くサポートをしなくてはいけません。
ファシリテーターがいることで得られる効果は大きく、ファシリテーター自身も会社から大きく評価されます。

ファシリテーションに必要な4つのスキル


ファシリテーターには多種多様なスキルが求められますが、具体的にどのような能力が必要なのでしょうか。

特別非営利活動法人日本ファシリテーション協会は「ファシリテーションの4つのスキル」として、ファシリテーションに必要なスキルを4つ挙げています。

1. 場のデザインのスキル
2. 対人関係のスキル
3. 構造化のスキル
4. 合意形成のスキル

これら4つのスキルを詳しくご紹介します。

1. 場のデザインスキル

ファシリテーターは、会議を行う会場の手配やレイアウト、ホワイトボードや資料の準備もしなくてはなりません。参加してもらう方への連絡や関係性の把握をし、お互いが話しやすいよう配慮していくことも必要です。

また、会議中に白熱してしまったり、行き詰って会話が止まったりすることがありませんか?そのようなときに、冷静に臨機応変な対応をしていく能力も大切となります。

会議が円滑に進み、目的を忘れずに良い結果で終わるようにするのが、場のデザインスキルとして求められます。

2. 対人関係スキル

会議に参加していると「否定されるかも」や「合っているか自信がない」と思い、発言できなくなることはあるかもしれません。結果的に、発言力のある人や上役の意見ばかりになってしまうことに悩む企業は少なくないでしょう。

ファシリテーターは、そのような心情を理解し否定せずに耳を傾ける“傾聴力”や、周囲の表情や態度から感情を読み取る“観察力”が大切です。さらに、発言しやすいような質問を投げかけていく“質問力”も必要です。

発言をさせることで得られるのは、単純に意見を増やすだけではありません。お互いを理解し共感していくことで、最終的な結論を納得いくものにさせる効果があります。
納得のいく結論を出すために、上も下も関係なく発言を促せる対人関係スキルも、ファシリテーターに求められます。

3. 構造化スキル

会議の中で意見が飛び交うと、意見や情報が乱立してしまいますね。その結果、参加者も何を話しているか分からなくなり、目的を見失ってしまうことはありませんか。
ファシリテーターは、乱立した意見や情報を整理しまとめていく“整理力”や、シンプルにまとめていくための“要約力”が必要です。

さらに、矛盾なく物事を考え、整理して分かりやすく伝えられる“ロジカルシンキング”の力も重要です。そうして整理してまとめていくことで、目的からのズレも修正していきます。

全体像も明確になってくるため、結論に近づいていき、納得のいく結論を出しやすくなりますよ。結論に近づいていくためにも、意見をまとめて整理して分かりやすく伝える構造化スキルもファシリテーターに求められます。

4. 合意形成スキル

会議でいざ結論を出そうと思っても、なかなか納得のいく結論にたどり着けないという経験をしたことがないでしょうか?意見のぶつけ合いを続けて、時間ばかりが過ぎていくこともありますね。

ファシリテーターは対立する意見をうまくまとめ、参加者各々が自らの意思で合意できるようにするのが大切です。結論を導き合意を得る力も重要なスキルなのです。
 
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ファシリテーションスキルを身につける方法2選


ファシリテーションスキルは一朝一夕で身につくものではありません。資格の取得や研修に参加し、実践していくことで、スキルを高められます。
まずは、知識をつけることから始めましょう。

ここでは、ファシリテーションスキルを身につける主な方法を2つご紹介します。

・資格を取得する
・研修に参加する

詳しく解説します。

資格を取得する

ファシリテーターを名乗るのに資格取得は必須ではありません。しかし、ファシリテーターとして高いスキルを身につけるために、資格を取得と効果的です。

資格を得るための学習や実践によって、独学よりもスピーディにスキルが身につくでしょう。

また、資格を取得しておけば、第三者に自身のスキルを証明できるため有利に働きます。

ファシリテーションに役立つ資格

ファシリテーションに役立つ民間資格は複数あります。
取得が可能です。

・日本プロカウンセリング協会『FIT ファシリテーター資格認定講座
・キャリアトランプ 『ファシリテーター資格認定講座
・日本サービスマナー協会『ファシリテーター認定講座

上記取得のための講座に参加すれば、ファシリテーションに関する学習をし、資格を取得できます。ファシリテーターとしての第一歩となり、スキルを身につけるのにおすすめです。

また、この他にも倫理的に考える『ロジカルシンキングマスター資格』や、対人スキルが上げられる『コミュニケーション検定』なども良いですね。どの資格も絶対に必要というわけではありませんが、取得すればファシリテーターとしてさらに向上していけます。

研修に参加する

ファシリテーションスキルを身につけるために、ファシリテーション研修を実施する方法もあります。

研修は個人的に参加もできますし、企業主体で開催するのも有効です。座学だけでなく実践的な研修などもあり、より学びやすい方法を選択すると良いですね。他の参加者とのつながりもでき、会場の一体感を感じることもできるため、意識を向上させ効率的に学ぶことができるでしょう。

講演サーチでは、ファシリテーション研修が可能な講師のご紹介や、組織の課題に合わせた講演テーマ、講師のご案内が可能です。現状に合った講演・研修会を実施して、組織の活性化にご活用ください。

まとめ

今回はファシリテーションについてご紹介しました。ファシリテーションは多くの企業で重要視され、会議の生産性や効率性を上げるためにとても効果的です。

ファシリテーションスキルを身に着けるためには資格取得や研修に参加するのがおすすめです。研修の実施を検討されている方は、ぜひ講演サーチにご相談ください。最適な講師の派遣だけでなく、研修の準備から当日までスタッフがしっかりとサポートします。
お気軽に無料相談よりお問い合わせください。資料請求はこちらで承っております。
 
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