安全大会には事前に配布資料を準備しよう!安全冊子の活用のすすめ
安全大会を開催する際は、分かりやすい配布資料を用意して、参加者全員が同じ内容を共有することが大切です。この記事では安全大会における配布資料の重要性や活用の仕方、参考になるサイトなどをご紹介しています。
事前に資料を準備すべきなのか、どのような資料があるとよいのか、安全大会の運営にあたって悩むこともあるでしょう。安全大会で配布資料を用意する意味や重要性を解説するのでぜひご覧ください!
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安全大会には事前に配布資料を準備しよう!安全冊子の活用のすすめ
目次
安全大会では配布資料を用意しよう
安全大会をより実のあるものにするためにも、事前に配布資料を用意するとよいでしょう。
配布資料を用意するメリットは以下の3つです。
・情報共有が簡単にできる
・安全大会での内容が伝わりやすくなる
・参加者が後から振り返りなどに活用できる
詳しく解説します。
情報共有が簡単にできる
安全大会で資料を配布すれば、参加者全員との情報共有が容易に行えます。
安全規則や安全対策などの重要な情報やメッセージは、正しく伝えたいですよね。口頭での伝達やスライドを使用して説明しただけでは、聞き漏らしていたり違った解釈で受け取られたりと情報伝達が正確にできない可能性もあるでしょう。
その点、配布資料を用意しておけば参加者のペースで資料を読めるので、重要な情報やメッセージを正しく伝えられます。
参加者に対して正確な情報共有を行うためにも配布資料を用意しておきましょう。
安全大会での内容が伝わりやすくなる
安全大会の配布資料は、参加者が安全大会の内容を理解しやすくする補助ツールになります。
例えば実際に発生した災害の事例を紹介をしようとした場合、災害の経緯を口頭で説明をしても正しく理解できる方は少ないでしょう。
災害の内容やデータなどを記載した資料を用意しておけば、参加者は資料を見ながら解説を聞けるため、内容を理解しやすくなります。
資料を用いて解説をすれば、説明する側も資料を元にした解説や補足説明で済むため、安全大会の進行をスムーズにできるメリットがあります。
参加者が後から振り返りなどに活用できる
配布資料を用意しておけば、安全大会終了後に参加者は好きなタイミングで資料を見返すことができるので、知識を定着させたり安全意識の向上が期待できます。
また参加者の自主性に頼るのではなく、作業現場に持ち込み安全教育の教材として利用する使い道もおすすめです。
普段の業務に活用できる資料を掲載することで、安全大会で得られた教訓を活かせるでしょう。
配布資料の有効的な活用方法
配布資料には、安全大会の進行をスムーズにする以外にも活用方法があります。
配布資料の活用方法として以下の3つがあります。
・安全大会の事前学習の教材
・安全教育や訓練用の教材
・フィードバックを収集するツール
それぞれどのように活用するものなのかをみていきましょう。
安全大会の事前学習の教材として
配布資料を安全大会の数日前に参加者へ配布すれば、事前学習の教材としても活用できます。
掲載する内容にもよりますが、事前に配布することで安全大会での内容を理解しやすくなったり、質疑応答やディスカッションも活発化させたりできる効果を期待できるでしょう。
その際は従業員の自主性に任せるのでなく、目を通すように指示を出すなどして事前学習を促しておくことも大切です。
また、安全大会当日に資料を持参するよう周知しておきましょう。
安全教育や訓練用の教材として
配布資料を作業現場に持ち込み活用したり、災害報告書や対策案を共有したりすれば、発生頻度の高い災害やトラブルへの対処や、働き方の見直しができるでしょう。
配布資料を安全大会の資料としての役割だけで終わらせず、従業員の安全意識を高める教材や備忘録として活用してもらえるとよいですね。
そのためには、現場責任者や上司から従業員に対して資料の活用を促す必要があります。積極的に業務に取り入れるための工夫をしてみてください。
フィードバックを収集するツールとして
配布資料にアンケートなどを用意しておけば、安全大会に参加した方の意見を集められます。アンケートで集めた情報は次回の安全大会に役立てることができるでしょう。
安全大会に役立てるためにはアンケートの設問も重要です。
例えば、
・今回の安全大会の満足度はどれくらいですか
・次回の安全大会で改善してほしい点などあれば教えてください
・安全大会で取り上げてほしいテーマや内容などあれば教えてください
といった設問です。
アンケートでは次回の安全大会の参考となる意見を集められます。
質の高い安全大会を開催するためには、現場の声に応えることが大切です。アンケートで得た情報を活かして、身になる安全大会を開催しましょう。
配布資料を作成する5つのポイント
安全大会の配布資料を作成するにあたって、参加者の理解を促すためには分かりやすい資料づくりが大切です。
分かりやすい資料をつくるには
・目的を明確にする
・見やすく理解しやすいデザインを意識する
・持ち帰りやすさや保存性に配慮する
・ネットでも見られるようデジタル版も検討しておく
・記載する情報は最新のものにする
上記5つのポイントを押さえておきましょう。
目的を明確にする
資料を作成するうえで目的を明確にしておくのは大切です。資料を通して何を伝えたいのか、誰に伝えるものなのか分からなければ、内容が分かりにくい資料が出来上がってしまうでしょう。
目的を定めることで伝えたい情報やメッセージを整理できたり、参加者全員に同じ情報を提供できたりするので、分かりやすい資料を作成できます。合わせた情報提供ができたりと分かりやすい資料を作成できます。
分かりやすい資料の作成は、安全大会で参加者の理解を促すことにつながります。
資料を作成する際には、目的を定めて分かりやすい内容づくりを意識しましょう。
見やすく理解しやすいデザインを意識する
資料は内容が充実さえしていれば良いわけではありません。読み手に内容が伝わるデザインを意識しましょう。
資料が文章ばかりだと見づらく、読み手の負担が大きくなってしまいます。その結果、資料を作成しても読まれない可能性があります。
資料に目を通してもらうためには、読み手が見やすいようにデザイン面でも配慮する必要があります。
見やすいデザインを作成するポイントは以下のとおりです。
・一文を短くシンプルに
・文書サイズや行間を意識する
・重要な単語は太字などで装飾をする
・複数の情報を並べる際には箇条書きで
・統計データや複雑な作業手順などは図表を使用する
・イラストを用いて視認性を上げる
資料では内容を充実させるのは重要ですが、読み手の負担を減らすことも大切です。資料を作成する際には、デザインも意識してみてくださいね。
持ち帰りやすさや保存性に配慮する
配布資料には参加者が持ち帰りやすいような配慮が欠かせません。
配布する資料をA4サイズやB5サイズで作成すれば、カバンに入るので持ち帰りやすいのでおすすめですよ。
資料作成時には、長期保存してもらいたい資料にラミネート加工を施しておくと親切です。持ち歩きやすいようにサイズを小さめに作成するのもよいですね。
資料を作成する際には、持ち帰ることや使用用途に合わせて準備を行ってください。
ネットでも見られるようデジタル版も検討しておく
配布資料はネットでも閲覧できるようにしましょう。
紙の資料に加えてデジタル版も作成しておくメリットは以下の3つです。
・利用者は時間場所問わず、資料の閲覧ができる
・情報の更新が容易にできる
・紙の資料を紛失しても確認できる
電子版を作成する際には、資料をダウンロードするための環境を整備をしなければいけません。企業の従業員専用ページや専用アプリなどに資料をアップロードしておき、ダウンロードできる環境を用意しましょう。
記載する情報は最新のものにする
安全大会を開催したことがある場合、過去の資料を引用する場合もあるかもしれません。引用する場合は、過去のデータをそのまま引用するのではなく、最新情報を調べてデータをアップデートしましょう。
法律や規則が変わったり、新たな安全対策が導入されたりした場合は情報を更新しましょう。
資料を作成する際には、過去の安全大会から集めたフィードバックも反映し、資料をアップデートすることが大切です。
資料作成に役立つ参考サイト
安全大会の配布資料を作成するには、労働災害の事例や統計などの情報が必要になります。
しかし配布資料を作成した経験がない方からすると、どこから情報を集めれば良いのか分からず困りますよね。
その場合はここでご紹介するサイトを活用してみてはいかがでしょうか。
職場のあんぜんサイト
安全大会の資料作成に困ったら厚生労働省が運営している「職場のあんぜんサイト」を参考にするのがおすすめです。
厚生労働省が運営しているので情報の信頼性はもちろん、法律やガイドラインも最新情報を入手できます。
他にもさまざまな業界の労働災害統計や労働災害事例などの情報が豊富にそろっているため、安全大会の資料作成に役立てることができるでしょう。
また「職場のあんぜんサイト」には安全衛生に関しての動画教材が多言語で用意されていたり、リーフレットやリスクアセスメント実施支援システムなどがあったりと、コンテンツが豊富にあります。
「安全衛生関係リーフレット等一覧」ページでは、安全大会の資料に載せたい情報が充実しています。
労働災害を減らすための工夫を業種別に確認できるほか、外国人労働者への安全管理の伝え方など、役立つ情報が集まっているためぜひ一度チェックしてみてくださいね。
職場のあんぜんサイトで見られる動画教材の例
「職場のあんぜんサイト」では安全衛生に関する動画教材が複数公開されています。例えば、以下のような動画です。
・安全衛生教育教材/フォークリフト(日本語)
引用:MHLWanzenvideo「安全衛生教育教材/フォークリフト(日本語)」・安全衛生教育教材/フォークリフト(日本語)
引用:MHLWanzenvideo「知って安全高所作業車の作業心得」
既存の資料を上手に活用し、職場の安全意識向上につなげましょう。
中央労働災害防止協会
中央労働災害防止協会は、労働災害防止団体法に基づいて設立された特別民間法人の団体です。
中央労働災害防止協会では、さまざまな業界の労働災害防止に関する統計データや研究による成果などを参照できるため、安全大会で使用する資料の参考にできるでしょう。
労働災害に関する専門的な教材やガイドブックなども豊富に販売されているため、自社で資料をつくるのではなく購入するのもおすすめです。
<販売されている図書等の例>
画像引用:中央労働災害防止協会「労働衛生のしおり 令和6年度」
画像引用:中央労働災害防止協会「安全衛生ポスターヒヤリハット・ニアミス」
ポスターやのぼりといった掲示物も豊富なので、安全大会に限らず現場に常時掲示するような使い方もできますね。
販売されている教材やガイドブックを用いることで、質の高い情報提供や資料作成が可能となるでしょう。
また、記念品も販売されているため、安全大会で迷いやすい記念品もスムーズに購入できるのが嬉しいポイントです。
業界別労働災害防止協会
労働災害防止協会は、各業界ごとによくある労働災害やその対策をデータとともにまとめてくれています。
建設業労働防止協会は、建設業に特化した労働災害防止や安全衛生などの情報を取り扱っている団体です。
建設業界に特化しているため、提供している情報も建設現場のニーズに合う内容です。
建設業労働防止協会では建設業界の災害防止に関するテキストを購入できるため、安全大会の資料作成の参考になるでしょう。
労働災害防止協会には建設業以外に
などの業界ごとにあります。
それぞれの業界のデータが閲覧できるので、自社の業界に合わせて資料を探してみてくださいね。
まとめ
安全大会で配布資料を準備する重要性や活用の仕方などを解説しました。配布資料を事前に用意しておけば、進行をスムーズにできるだけでなく参加者の安全に対する知識を深められるでしょう。
資料作成をする際には、この記事で紹介した作成のポイントや資料づくりに役に立つサイトを参考にしてみてください。
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