渡辺 努 わたなべ つとむ プロフィール

渡辺努(わたなべつとむ)氏プロフィール
略歴
1982年から1999年まで日本銀行に勤務し、シニア・エコノミストを務める。
その後、一橋大学経済研究所助教授・教授を経て、2011年10月より現職。
京都大学、ボッコーニ大学、コロンビア大学等で客員准教授・教授などを歴任。
1992年、ハーバード大学にてPh.D.(経済学)を取得。
2013年、共同開発した「東大日次物価指数」を一般公開し、同指数作成のアルゴリズムを特許登録。
2015年には株式会社ナウキャストを創業し、現在は同社技術顧問を務める。
財政制度等審議会委員、総務省統計研究研修所客員教授、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹等を兼務。
著書に『物価とは何か』『世界インフレの謎』など多数。
『物価とは何か』は第65回日経経済図書文化賞を受賞するなど、高い評価を得ている。
現在の研究分野
専門はマクロ経済学。特に物価と金融政策を中心に、物価変動やインフレ・デフレのメカニズムについて、理論・実証の両面から研究を行っている。
主な研究テーマ
・物価変動のメカニズム
・インフレ・デフレの分析
・金融政策と物価
・長期デフレの原因・帰結・経済厚生
・物価指数の開発・物価動向の分析
講演テーマ
世界インフレの謎
~日本だけが直面する危機とは~
想定する受講者/背景にある課題
経営者、ビジネスパーソンの方々
提供する価値/受講後のゴール
なぜ世界は突如として物価高の波に飲み込まれたのか?
ウクライナの戦争はその原因ではないことは、データがはっきりと示している。 では”真犯人”は……?
元日銀マンの物価理論トップランナー、異例のヒット『物価とは何か』の著者が、問題の核心を徹底考察する緊急出版!
なぜ急にインフレがはじまったのか? だれも予想できなかったのか?
――経済学者も中央銀行も読み間違えた!
ウクライナ戦争は原因ではない?
――データが語る「意外な事実」
米欧のインフレ対策は成功する?
――物価制御「伝家の宝刀」が無効になった!
慢性デフレの日本はどうなる?
――「2つの病」に苦しむ日本には、特別な処方箋が必要だ!
本書の「謎解き」は、世界経済が大きく動くダイナミズムを描くのみならず、
日本がきわめて重大な岐路に立たされていることをも明らかにし、私たちに大きな問いかけを突きつける
―― 前著よりさらにわかりやすくなった、第一人者による待望の最新論考!
内容やプログラム例
第1章 なぜ世界はインフレになったのか――大きな誤解と2つの謎
世界インフレの逆襲/インフレの原因は戦争ではない/真犯人はパンデミック?/より大きな、深刻な謎/変化しつつ ある経済のメカニズム
第2章 ウイルスはいかにして世界経済と経済学者を翻弄したか
人災と天災/何が経済被害を生み出すのか――経済学者が読み違えたもの/情報と恐怖――世界に伝播したもの/そしてインフレがやってきた
第3章 「後遺症」としての世界インフレ
世界は変わりつつある/中央銀行はいかにしてインフレを制御できるようになったか/見落とされていたファクター/「サービス経済化」トレンドの反転――消費者の行動変容/もう職場へは戻らない――労働者の行動変容/脱グローバル化――企業の行動変容/「3つの後遺症」がもたらす「新たな価格体系」への移行
第4章 日本だけが苦しむ「2つの病」――デフレという慢性病と急性インフレ
取り残された日本/デフレという「慢性病」/なぜデフレは日本に根づいてしまったのか/変化の兆しと2つのシナリオ/コラム:「安いニッポン」現象
第5章 世界はインフレとどう闘うのか
米欧の中央銀行が直面する矛盾と限界/賃金・物価スパイラルへの懸念と「賃金凍結」/日本版賃金・物価スパイラル116
参考文献
著書『世界インフレの謎』紹介より、転記
賃金と物価の好循環は実現できるか
内容やプログラム例
長年にわたり「物価も賃金も上がらない」状態が続いてきた日本経済。しかし近年、原材料価格の高騰や海外でのインフレ、円安などを背景に、日本でも物価上昇が進み、私たちの生活や企業活動を取り巻く環境は大きく変化しています。本講演では、消費者物価指数や日々の購買データなどをもとに、日本の物価と賃金に何が起きているのかをわかりやすく解説します。
現在の日本では、海外から入ってきた急激な物価上昇「急性インフレ」と、長年染みついた価格を据え置く「慢性デフレ」が同時に存在しています。なぜ日本では企業が値上げをためらい、消費者も値上げを受け入れにくいのか。日本特有の価格や賃金に対する意識についても紐解きます。
さらに、物価上昇に見合う賃上げを実現し、賃金の上昇が消費や価格へとつながる「賃金と物価の好循環」は実現できるのかを考察。日本経済が長年のデフレから脱却し、持続的な成長へ向かうために、企業や働く人々に求められる変化について、豊富なデータと研究成果を交えながらお伝えします。
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