春闘勉強会とは?目的・内容・成功させる3つのポイントを解説
「春闘勉強会を企画することになったけど、何から始めればいい?」
「組合員が興味を持つ内容って何だろう?」
「講師はどうやって選べばいいの?」
労働組合の担当者として、初めて春闘勉強会を企画する際、こんな悩みを抱えていませんか?
春闘勉強会は、組合員が春闘の仕組みや賃上げ交渉について学び、主体的に活動に参加するための重要な場です。
本記事では、春闘勉強会で扱うべき学習内容から、開催のメリット、成功させる3つのポイントまで、実践的な情報をわかりやすく解説します。2026年春闘の最新動向や、参加型ワークの取り入れ方も紹介します。
春闘に備えて準備を進めていきたい方、春闘や近年の動向に詳しい講師をお探しの方、春闘勉強会開催をお考えの方は、ぜひ講演サーチにご相談ください。
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春闘勉強会とは?目的・内容・成功させるポイント
目次
春闘勉強会の基礎知識

春闘勉強会を理解するには、春闘の基本的な仕組みを知る必要があります。
まずは春闘とはなにか、そして春闘勉強会とはどんなことをするのかをお伝えします。
そもそも春闘とは
春闘とは「春季労使交渉」「春季生活闘争(春季闘争)」の略です。労働組合と企業が毎年春に行う賃金改定や労働条件改善の交渉をさします。春闘で協議される主なテーマは、賃上げ(ベースアップ)や賞与、働き方に関する制度など、社員の生活や働きやすさに直結する内容です。
春闘は、個々の企業だけでなく、業界全体や地域全体でも同じ時期に交渉が進みます。そのため、社会全体の賃金動向にも影響を与える重要な取り組みです。社員にとっては待遇改善の機会であり、企業にとっては働く環境を見なおすタイミングでもあります。
春闘勉強会とは?
春闘勉強会は、労働組合が組合員向けに実施する学習会です。春闘の仕組みや労働条件の基本知識などについて学べます。
春闘勉強会の目的は、参加者が正しい知識を身につけ、自分たちの働き方や待遇について主体的に考えられるようになることです。加えて、参加者が労働条件や職場の課題に当事者意識をもち、よりよい働き方について主体的に考えるきっかけをつくる場でもあります。
春闘勉強会で学ぶ主な内容

春闘勉強会では、交渉に必要な知識を体系的に学べます。主な学習内容は以下のとおりです。
・春闘の仕組みや意義
・最新の春闘の注目ポイント
・ベア・待遇改善の現状と対応
・働きやすさ向上と多様性への対応
一つずつ解説します。
春闘の仕組みや意義
春闘勉強会では、春闘の基本的な仕組みと意義を学びます。春闘は毎年春に労働組合と企業が賃金や労働条件について交渉する活動です。勉強会では交渉のスケジュールや流れ、要求書の作成方法などを確認します。
春闘が労働者の生活向上や経済全体に与える影響についても理解を深められるでしょう。組合員が春闘の目的を正しく把握すれば、主体的な参加につながります。
最新の春闘の注目ポイント
最新のトレンドを踏まえた春闘の動向予測なども、学習内容としてよく取り上げられます。
2026年春闘は、賃上げの継続が最大のポイントです。日本最大の労働組合組織である連合(日本労働組合総連合会)は、2025年と同水準の「5%以上」(うちベースアップ3%以上)を要求目標に掲げました 。
これは過去30年間で最も高い水準であり、物価上昇に対応した賃上げを続ける姿勢を示しています。勉強会では、調査機関が予想する4%台半ば以上の賃上げ率や他労組の動向、業界別の妥結状況などのデータを確認します。
最新情報を共有すれば、自社の交渉戦略を立てやすくなるでしょう。
参考:伊藤忠総研「日本経済:26年度春闘も4%台半ば以上の高い賃上げ率を予想」
参考:第一生命保険「2026年・春闘賃上げ率の見通し ~25年比でやや鈍化も、高い伸びが持続と予想。キーワードは「さらなる定着」~ | 新家 義貴」
ベア・待遇改善の現状と対応
ベースアップとは、基本給を一律に引き上げる賃上げ方式です。勉強会では、自社のベア実施状況や業界平均との比較を確認します。また、非正規雇用者の待遇改善や同一労働同一賃金の徹底も重要なテーマです。
物価上昇が続くなか、実質賃金を向上させるための具体的な対応策も学びます。他社の事例や成功パターンを共有し、自社の待遇改善に活かす場合もあります。
働きやすさ向上と多様性への対応
働きやすさ向上と多様性への対応も、近年の春闘で重視されるテーマの一つです。勉強会では、育児・介護の両立支援制度や柔軟な働き方の導入事例を学びます。
また、女性活躍推進や障がい者雇用、LGBT理解促進など、多様な人材が活躍できる職場づくりがテーマになる場合もあるでしょう。ワークライフバランスの改善は、従業員の定着率向上や生産性向上にもつながります。具体的な取り組み事例を知れば、自社の施策検討に役立てられます。
春闘勉強会開催のメリット

春闘勉強会を開催すると、組合活動にさまざまな効果が生まれます。主なメリットは以下のとおりです。
・労働条件への理解を深め職場改善につなげる
・組合員同士の対話を促しコミュニケーションを活性化させる
・春闘への参加意識を高め主体的に取り組む姿勢を促す
それぞれお伝えします。
労働条件への理解を深め職場改善につなげる
春闘勉強会で労働条件の知識を得れば、職場の問題点が明確になるメリットがあります。賃金制度や労働時間のルール、休暇制度などを学ぶことで、現在の制度に不合理な点がないか気づけるでしょう。
たとえば同業他社と比較して待遇が劣っている部分や、法令違反の可能性がある運用を発見できます。正しい知識をもとに具体的な改善提案を行えば、働きやすい職場づくりにつながります。
組合員同士の対話を促しコミュニケーションを活性化させる
組合員同士が顔を合わせて意見交換する貴重な機会となり得る点も、春闘勉強会を開催するメリットの一つです。日常業務では異なる部署の組合員と話す機会は少ないでしょう。
勉強会でグループディスカッションを行えば、各職場の課題や要望を共有できます。他部署の状況を知ることで、組織全体の問題が見える場合もあります。また、同じ立場で働く仲間との対話は、孤立感の解消や連帯意識の向上にもつながります。
春闘への参加意識を高め主体的に取り組む姿勢を促す
勉強会で春闘の意義を理解すれば、組合員の参加意識が高まる効果に期待できます。春闘が自分の賃金や労働条件の向上に直結すると実感できるためです。
たとえば過去の交渉事例から、組合員の声が実際に待遇改善につながった経緯を知れば、自分も関わりたいと思えるでしょう。また、交渉の具体的な進め方を学べば、意見の取りまとめや職場での話し合いに積極的に参加できます。
受け身ではなく主体的に春闘に取り組む姿勢が生まれるでしょう。
春闘勉強会を成功させる3つのポイント

春闘勉強会を効果的に開催するには、いくつかの工夫が必要です。成功させるためのポイントは次のとおりです。
・組合員の関心の高い内容を提供する
・参加型のワークなどを取り入れる
・講師選びにこだわる
ポイントを押さえれば、参加者の満足度が高まるでしょう。
組合員が関心の高い内容を提供する
勉強会では、組合員が実際に知りたいテーマを取り上げることが重要です。賃上げ額や労働時間、休暇制度など日常的に関心の高い話題を中心に構成しましょう。
事前アンケートで要望を聞き取れば、ニーズに合った内容を準備できます。関心の高いテーマを扱えば、参加者の集中力が保たれ、活発な議論が生まれるでしょう。
参加型のワークなどを取り入れる
一方的な講義だけでなく、参加型のワークを取り入れると学習効果が高まります。グループディスカッションで意見を出し合えば、多様な視点から問題を考えられるでしょう。
また、交渉場面を想定したロールプレイングを実施すれば、実践的なスキルが身につきます。事例をもとに改善策を検討するワークショップも有効です。参加者が主体的に発言し、考える機会を設けると、知識の定着が向上するでしょう。
講師選びにこだわる
春闘勉強会は、講師の質が勉強会の成果を大きく左右するといっても過言ではありません。春闘や労働問題に詳しい専門家を招けば、正確な知識を学べます。労働組合の活動経験が豊富な講師なら、現場の実情に即した助言が得られるでしょう。
また、説明がわかりやすく、参加者の質問に丁寧に答えられる人物を選ぶことも重要です。講師派遣サービスを活用すれば、目的に合った専門家を効率的に見つけられます。適切な講師を見つけることで、参加者の理解が深まり、実践的な学びにつながるでしょう。
春闘勉強会で組合活動をより充実させよう

春闘勉強会は、組合員の理解を深め、効果的な春闘を実現するための重要な取り組みです。組合員の関心に合わせたテーマを選び、適切な講師を招くことで、満足度の高い勉強会が開催できます。
はじめて勉強会を企画する場合や、より専門的な勉強会にしたい場合は、講師派遣サービスの活用が効果的です。講演サーチでは、春闘や労働問題に詳しい専門家を派遣しています。
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