南 涼子 みなみ りょうこ プロフィール

南涼子(みなみりょうこ)氏プロフィール

略歴
1972年東京都生まれ。広告制作会社勤務時代に色彩の重要性に目覚め、高齢者施設のカーテンの色彩変更によって認知症高齢者の問題行動が軽減されるなど、色の持つ力を実感。以降、医療・福祉施設や製品のカラーデザイン監修を専門的に手がける。
2001年、日本で初めて「ユニバーサルカラー®」を提唱し、2003年に日本ユニバーサルカラー協会を設立。現在は全国で講演・執筆活動を行い、大学や専門学校でも教鞭を執る。
講演テーマは「色で築く快適生活〜心と体の健康をつくる色の処方箋」「介護の現場を変える色彩の力」「医療現場で活かす色の力」に加え、「色で築く現場の安全〜建設現場における色彩の活用と事故防止」など、建設業界向けの安全大会でも高い評価を得ている。色彩を通じて健康・福祉・ビジネス・教育・安全の現場に新たな価値を提供している。
講演テーマ
色で築く現場の安全 ー明日から使える!ヒューマンエラーを防ぐ色彩戦略ー
対象者
建設業・建築設備業、安全衛生管理者、総務部門・安全担当者、製造業・工場関係者・ライン作業の管理者、物流・倉庫業務のリーダー、女性・高齢者・外国人など多様な層が働く現場のリーダー、現場の「ヒューマンエラー対策」「視認性向上」「作業環境改善」に課題を感じている方、色の知識はないが、安全対策の視点から興味がある方
受講者へ伝えたいこと
現場での「ちょっとした見落とし」や「うっかりミス」が、大きな事故やトラブルにつながる。だからこそ、本講演では“色”という視点から現場を見直すための実践的なヒントをお届けします。
ユニバーサルカラーの第一人者が、実際の導入事例を交えて、色彩による事故予防・作業効率の向上・心理的安全性の確保など、多角的に「現場の質」を高める戦略をご紹介。
ヒューマンエラーの背景にある心理や、色覚・年齢差への配慮といった、誰にでも起こり得る課題に“色”でアプローチします。
「現場をもっと安全に、働きやすくしたい」「自分の職場でもすぐに活かせる知識が欲しい」。そんな想いをお持ちの方にこそ、明日からすぐに使える知見を持ち帰っていただける内容です。色の力が、あなたの現場に新しい気づきと可能性をもたらします。
講演内容
小さな見落としや判断ミスが、重大な事故につながる。それが現場の厳しい現実です。
本講演では、日本で初めて「ユニバーサルカラー」を体系化し、福祉・医療・建築など多分野の現場改善に携わってきた色彩の専門家が登壇します。
講師は、2019年に建設現場の安全管理業務に従事し、建築通信新聞での連載「《色》で築く現場の安全」などを通じて、現場における色彩の重要性を発信してきました。
講演では、足場や階段、危険エリアなど視認性を高めるための色の工夫、さらには「注意喚起の表示が見落とされる」など、現場で起こりがちなヒューマンエラーの心理的背景や色による改善方法についても解説します。高齢化や国際化が進む現場での、年齢による見え方の違いや色覚特性に配慮した設計、心理的安全性を高める色彩環境の考え方なども取り上げられます。
「なぜ人はミスをするのか」「そのミスをどうすれば未然に防げるのか」を、行動科学や環境心理の視点からわかりやすく紐解きながら、明日から現場で実践できる色彩の工夫を紹介します。
事故の未然防止だけでなく、作業効率や働きやすさの向上を目指す、これからの現場づくりに欠かせないヒントが詰まった内容です。
1.はじめに:今、なぜ「色」が現場改善に必要なのか
増加する現場の多様性と高齢化
建設現場における色彩の現状
注意喚起・視認性の限界と“心理的安全性”の重要性
2.色と情報の結びつき
視覚情報としての色のはたらき
見やすい・気づきやすい色彩設計の考え方
3.色は建設現場の事故リスクを軽減する
ヒューマンエラーのメカニズムと色の関係
色彩は「注意」「記憶」「感情」に働きかける
厚生労働省も推進する安全対策「見える化」
4.建設現場での実践例
安全掲示、作業ライン、危険エリア表示などにおける色彩活用例
色の使いすぎ・間違った使い方による逆効果も検証
5.色彩設計による現場改善ステップ
実際の事故事例と色を用いる対策
作業効率を高めるための色彩活用
コミュニケーションツールとしての色の活用法
6.まとめと展望
「色」は感覚ではなく、誰もが使える“知識資源”
日常生活にも役立つ!色の心理効果 など
パーソナルスキルを高める色彩の科学 ー仕事、健康、人間関係に活かす色の力ー
対象者
医療、福祉関係者、教育関係者、自治体・公共施設の担当者、サービス業(接客・ホスピタリティ)従事者、ダイバーシティ&インクルージョンを推進する企業担当者、経営者、一般ビジネスパーソン(働き方や人間関係に課題意識のある方)
受講者へ伝えたいこと
私たちの身の回りにある「色」は、単なる装飾や視覚情報ではありません。色彩は感情や集中力、対人関係にまで影響を及ぼす“環境要素”です。
本講演では、心理学・生理学・行動科学の知見をもとに、ビジネスや日常生活の質を高める色彩の活用方法をわかりやすく解説します。職場でのパフォーマンス向上や、円滑なコミュニケーション、ストレスマネジメントなど、色の力を実感しながら実践に活かせる内容です。
色は、言葉を使わない“感情の言語”とも言えます。
本講演では、「気分が明るくなる色」「集中力が続く配色」「人間関係をなめらかにする色の選び方」など、明日からすぐに取り入れられる実践的なヒントを多数ご紹介します。ビジネスパーソンはもちろん、教育・医療・サービスなど、人と関わるあらゆる現場で役立つ知識ばかりです。
日常の中にある“色の力”に気づくことで、あなたの行動や人間関係にも前向きな変化が生まれます。
本講演では、現場ですぐに活かせる具体例を交えながら、色の選び方・使い方をお伝えします。講演での学びが、明日のよりよいコミュニケーションや快適な環境づくりにつながることを願っています。
講演内容
私たちの身の回りに溢れる「色」は、ただの視覚情報ではありません。
色は心と体に影響を与え、コミュニケーションを円滑にし、モチベーションを高め、人間関係さえも左右する「無言の力」を秘めています。
本講演では、心理学・生理学・行動科学に基づいた色彩の効果に注目し、ビジネスや日常生活で実践的に活かせる知識をわかりやすく解説します。
色彩の力を具体的に活用し、自分自身のパフォーマンスを高め、対人関係をより良くする実践的なスキルが身につきます。
1.色は“感情の言語”――視覚が与える影響の大きさ
人間の感覚の中で最も影響力のある「視覚」
色が無意識に伝える印象や感情のメッセージ
2.医療・福祉・教育現場に見る色の活用事例
不安を軽減し、安心感を高める色の使い方
病院や介護施設、学校での色彩設計による行動改善の事例
3.仕事の効率と集中力を高める色の設計
ミスを減らすオフィスの配色とは?
学習・記憶・集中に適した色とは?
4.ストレス軽減・感情コントロールに役立つ色
リラックスできる色、気分を高める色の使い方
睡眠やホルモン分泌に影響を与える「非視覚的」な色の作用
5.対人関係をスムーズにする色彩戦略
信頼感・親しみ・誠実さを伝える配色
服装や空間の色で印象や関係性を調整する方法
6.明日から使える実践アイデア
職場、家庭、教育、福祉現場などで応用可能な色の選び方
色を「なんとなく選ぶ」から「意図して活かす」へ
すべての人に伝わる色 ー色彩が導くユニバーサルデザインと共生社会ー
対象者
医療、福祉関係者、教育関係者、自治体・公共施設の担当者、 サービス業従事者(接客・観光・交通など)、経営者、 ダイバーシティ&インクルージョンを推進する企業担当者、一般ビジネスパーソン
受講者へ伝えたいこと
色は、人の行動や判断を自然に導く“環境の言語”です。
本講演では、誰もが「見える」「わかる」色彩環境をつくるために必要な視点と工夫を、心理学・生理学・行動科学の知見を交えてご紹介します。高齢者や色覚特性のある方、視覚に困難を抱える方など、多様な人々に配慮した色彩の考え方と実践方法が学べます。ダイバーシティ&インクルージョンの推進、誰にとってもわかりやすく快適な空間づくりのためのヒントが満載です。
「色」は、誰かの一歩を支える“見えない案内人”です。
この講演では、ユニバーサルカラーの第一人者が、すべての人が安心して暮らせる・働ける社会づくりをテーマに、すぐに実践できる色彩の工夫をお届けします。福祉・教育・医療・サービスなど、多様な分野で活かせる内容です。
色の見え方に違いがあるからこそ、“伝わる”色づかいが求められます。あなたの気づきが、きっと身近な誰かの「わかりやすさ」や「安心」につながります。
講演内容
色彩は、人の理解や行動を導く「ナビゲーションシステム」です。
私たちは日常生活の中で、無意識のうちに色から多くの情報を受け取り、行動の判断に役立てています。しかし、色の感じ方は人それぞれ異なります。視覚機能が低下した高齢者、色覚特性の異なる方、弱視の方、そしてジェンダーの多様性を含めたすべての人にとって、わかりやすく・快適で・安心できる色彩環境が必要とされています。
本講演では、日本で初めて「ユニバーサルカラー」という概念を提唱した色彩の専門家が、多様な人々が暮らしやすくなる社会を実現するために、誰もが「見える」「わかる」色の使い方とその考え方をお伝えします。色彩設計における工夫や、ダイバーシティ&インクルージョンに必要な視点、最新の実践事例などを通して、明日から活かせる実用的な知識をお届けします。
1.色は情報であり、環境の言語
視覚は人間の感覚の約9割を占め、色は最も早く認知される
色が人の判断・記憶・行動に与える影響(例:ストループ効果、購買行動)
2.色が人を導くしくみ:ナビゲーションとしての色
路線図・非常口・医療トリアージに使われる「意味を持つ色」
視覚的・心理的にわかりやすい配色の原則(信号・緊急時・行動誘導)
3. 多様な見え方に配慮した色づかい
高齢者、色覚特性者、弱視者などによる色の見え方の違い
色覚タイプ別の色の見え方シミュレーションと現場への影響
4. ユニバーサルデザインのための色彩設計の工夫
見分けやすさ(視認性)・気づきやすさ(誘目性)・読みやすさ(可読性)・理解しやすさ(識別性)の高め方
色と明度差・面積・境界線・形状・配置の組み合わせ技法
5. 実践事例に学ぶ:公共・医療・福祉・教育現場の色彩改善
病院や福祉施設、学校、公共交通での色彩UDの導入例
サイン計画やインテリア改善における具体的成功事例
6.“伝える”ための色選びのポイント
赤・青・緑・黄などの色が持つ意味と心理的影響
文化・性別・年齢などによる色の受け取り方の違い
商品パッケージ・広報物・ユニフォームなどにも応用可能
7. 明日から実践できるチェックポイント
色を「感覚」で選ばず「根拠」を持って使う方法
配慮から信頼へつながるユニバーサルカラーの導入手順
この講演では、色彩を「きれい」や「好き」だけで終わらせず、「誰かに伝わる」「誰かを助ける」ための色づかいへと進化させます。参加者が、“色の力で共生社会をつくる”視点とスキルを持ち帰れるよう、事例とエビデンスを交えながら実践的にお届けします。

書籍
『色彩心理配色アイデアブック』(ホビージャパン 2023年)
『今と未来がわかる色彩心理』(ナツメ社 2022年)
『一瞬で心が整う「色」の心理学』(青春出版社 2022年)
『介護力を高めるカラーコーディネート術』(中央法規出版 2007年)
『介護に役立つ色彩活用術』(現代書林 2003年)
主な講演実績
T.T.C株式会社 安全大会参加者 / 安全大会 アイジー工業株式会社 士業者 / バレンタインセミナー 工学院大学後援会講演 成人一般 / 工学院大学後援会研修会 東京文具工業連 経営幹部 / 研修会講演 大和法人会 企業経営者 / 中小企業経営セミナー 株式会社シャルレ 販売・サービス職 / 研修セミナー 株式会社三和化学 従業員全般 / 労働組合研修会 株式会社LITALICO 成人一般 / 就活支援イベント 株式会社ブリヂストン 従業員全般 / 本社労働組合研修会 平塚盲学校講演 中学生・高校生 / 特別講演 JAPAN LIGHT ASSOCIATION CONFERENCE 成人一般 / カンファレンス 旭川損保ジャパン日本興亜株式会社講演 従業員全般 / 労働組合研修リリカラ株式会社 士業者 / 新作カタログ発表セミナー HAPPY WOMAN実行委員会 成人一般 / HAPPY WOMAN FESTA YEBISU 2018 尾道市御調保健福祉センター 議会関係者 / 尾道市御調地区保健福祉大学 愛知県安城市農業士会 農林漁業者 / 農業師会研修講演会 福井くらしの研究所 成人一般 / 福井くらしの研究所消費生活セミナー 株式会社グライブ 成人一般 顧客向けセミナー / 秋田県由利組合総合病院 医療関係者 / 看護師研修講演 神奈川福祉協議会 福祉関係者 / かなふくセミナー 一般社団法人代替療法師会北海道支部・一般社団法人国際和合医療学会 成人一般 / 北海道元気まつり医療セミナー 静岡県社会福祉協議会 福祉関係者 / 静岡県社会福祉協議会研修 シンコール株式会社 士業者 / 新作展示発表会 シンコール株式会社 士業者 / 新作展示発表会 シンコール株式会社 士業者 / 新作発表展示会 ブティックス株式会社 福祉関係者 / CareTEX東京ビッグサイト介護用品・介護施設産業展 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 医療関係者 / 主催セミナー 一般社団法人代替療法師会北海道支部・一般社団法人国際和合医療学会 成人一般 / ほっかいどう元気まつり 株式会社三和化学研究所 従業員全般 / 労働組合研修会 CS研究会 成人一般 / CSサロン ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 医療関係者 / 座談会 ジョンソン・エンド・ジョンソ株式会社 営業職 / 社員研修会 中能登七尾商工会議所 成人一般 / 女性部会 名古屋市中区 成人一般 / 名古屋市中区ライフプランセミナー
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