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熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

「なんだかめまいがする」
「頭がガンガン痛い」
「汗が止まらない」

このような症状が夏場に現れたら、それは熱中症のサインかもしれません。熱中症は軽度の症状から始まり、放置すると命に関わる重篤な状態まで段階的に進行します

厚生労働省が公開した「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン(職場における熱中症予防対策)」によると、2024年の職場での熱中症による死傷者は1,257人に達しています。多くのケースで「ちょっとした体調不良」と見過ごされ、適切な初期対応が遅れたことが重症化の原因となっています。

本記事では、熱中症の症状やや予防方法、企業がとるべき対応を具体的にご紹介します。熱中症対策の重要性を知るとともに、大切な家族や従業員の命を守るためにお役立てください。

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熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

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熱中症とは?

熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

熱中症とは、高温多湿な環境に体が耐えられないために起こるさまざまな症状の総称です。

厚生労働省が「職場のあんぜんサイト」で定義する熱中症とは、以下のとおりです。

「熱中症」は、高温多湿な環境下において、体内の水分及び塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、循環調節や体温調節などの体内の重要な調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称であり、めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感、意識障害・痙攣・手足の運動障害、高体温等の症状が現れます。

引用:職場のあんぜんサイト「熱中症

毎年、夏になると熱中症による救急搬送をニュースで見かける機会が増えますね。特に近年の夏は記録的な暑さとなる日も多く、暑さのピークにあたる7月から9月は熱中症警戒アラートが発表されやすい期間です。

勤務中に熱中症になるケースも多く、企業は従業員を守るため、適切な熱中症対策をとる必要があります

企業の熱中症対策強化が義務化

熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

熱中症の重篤化を防ぐため、労働安全衛生規則が改正されました。これにより、企業は熱中症の重症化を防げるよう、実施手順の周知や報告体制を整えるなどの措置が義務付けられます。

ANNnewsCH「職場の熱中症対策を罰則付きで義務化 6月1日に施行 厚労省(2025年4月15日)

対象事業所は「暑さ指数が28度以上」もしくは「気温31度以上」の環境下で「連続1時間以上」または「1日4時間を超える」作業が実施される見込みがある場合です。

職場での熱中症による死亡災害は2年連続で30件以上起きており、多くが発見や初期対応の遅れが原因です。暑い時期を安全に過ごすためにも、企業全体で熱中症への備えをしておきましょう。

企業の熱中症対策義務化について、詳しくは以下の記事で詳しく解説しています。

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熱中症が起きる要因

熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

熱中症は環境・からだ・行動の3つによって引き起こされます。

環境からだ行動
・気温や室温が高い
・急激に暑くなった日
・風が弱い日
・閉め切った室内
・エアコンのない場所
・高齢者や乳児、肥満
・下痢などによる脱水状態
・糖尿病などの持病
・体調不良(二日酔いや寝不足)
・低栄養状態
・激しい運動や慣れない運動
・長時間の屋外労働
・水分補給ができない状況

これらの環境や状況が重なると、体の中のバランスが崩れて体温調整ができなくなります。その結果、熱中症が起きてしまうのです。

熱中症のステージと起こる症状

熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

熱中症といっても、起きる症状は熱中症の進行状況や重症度によって異なります。

熱中症のステージはI〜Ⅲまであり、症状や対処法は以下のとおりです。

分類主な症状対応
熱中症Ⅰ度・めまいやほてり
・筋肉痛やこむら返り
・意識はある状態
応急処置で対処可能
熱中症Ⅱ度・頭痛や吐き気、だるさ
・皮膚の異常(汗をかかない、汗がとまらない)
・体温上昇・意識障害(反応がない)
医療機関の受診が必要
熱中症Ⅲ度・意識障害や痙攣
・肝機能や腎機能の障害
・血液凝固異常
入院治療が必要

熱中症は最悪の場合、命を落とす危険性もあります。正しい知識と対処法を身につけておくと安心です。

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熱中症の判断基準と対処法

熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

熱中症かどうかの判断基準は「気温や湿度が高い環境で、症状が起きているか」です。高温多湿な環境で、何かしらの症状が出ている場合は熱中症の可能性が高いため、適切な対処が必要です。

症状チェックリスト

夏場に以下の症状が現れた場合は、熱中症の可能性があります。ここでは、日本救急医学会が発表した「熱中症診療ガイドライン2024」などを参照し、症状チェックリストを紹介します。

熱中症の症状があらわれたら、自己判断せず速やかに医療機関を受診しましょう。以下はあくまで参考程度としてください。

🟡 軽度の症状(1度)- 応急処置で対応

□めまいや立ちくらみがする
□ 足や腕の筋肉がつる・痛む
□ 汗がたくさん出て止まらない
□ 手足にしびれを感じる
□ なんとなく体調が悪い

🟠 中等度の症状(2度)- 病院受診が必要

□ 頭がガンガン痛む
□ 吐き気がする・実際に吐いた
□ 体がだるくて力が入らない
□ 集中できない・ボーッとする
□ 汗が全く出ない、または異常に出る
□ 皮膚が赤くなっている

🔴 重度の症状(3度)- 緊急事態(入院が必要)

□ 呼びかけに正常に答えられない
□ 体がけいれんしている
□ 真っ直ぐ歩けない
□ 体温が40℃以上ある
□ 皮膚が熱く乾燥している

上記の症状が認められ、熱中症が疑われる場合、適切な処置を実施します。

例えば、すぐにできる対処として以下のような応急処置が可能です。

・涼しい場所へ移動
⇒日陰やエアコンの効いた場所へ移動する

・服を脱ぎ、冷やす
⇒服を脱いで体の熱を外に出す。氷嚢や保冷剤で首や脇の下、太ももの付け根を冷やす。もしくは、水をかけて風を当てる。

・水分と塩分を摂取する
⇒経口補水液やスポーツドリンクを飲む。意識がない場合や吐き気がある場合は無理に飲ませない。

これらの応急処置を施しても「なかなか回復しない」「水分がとれない」などの場合、迷わずに医療機関を受診しましょう

参照:環境省「熱中症環境保健マニュアル2022
参照:日本救急医学会「熱中症診療ガイドライン2024

熱中症を予防するには?

熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

熱中症を予防するにはどのような点に気をつければよいでしょうか?

基本的な予防策を4つ紹介します。

こまめな水分補給

夏の暑い時期は、知らず知らずのうちに体の水分がなくなっています。そのため、こまめな水分補給をして、体内の水分が減りすぎないようにしましょう

企業において屋外労働が続く場合は、周囲の人に水分補給を呼びかける意識が重要です。

補給する水分は、水やスポーツドリンクや麦茶が一般的です。コーヒーや緑茶などのカフェインの多い飲み物やアルコールは利尿作用があり、飲みすぎると脱水状態になる危険性があります。

服装やアイテムで涼しくする

服装やアイテムで体の熱を逃す方法も効果的です。服装は、吸水性がよく通気性も高い綿や麻の素材がおすすめです。襟や袖が広くあいているデザインの服も涼しく熱を逃がしやすくなりますよ。

近年は、涼しくするためのアイテムが豊富です。

外出する際は帽子や日傘を使用し、熱を吸収しすぎないようにするのもよいですね。首元を冷やせるネッククーラーやハンディファン(小型扇風機)などを上手に使って涼しくする工夫を行いましょう。

体調管理と室内の温度管理

熱中症はその日の体調によってもなりやすさが異なります。例えば、寝不足により体温調節機能が低下していたり、下痢により脱水状態になっていたりすると熱中症になりやすくなります。

そのため、日々の体調管理もとても大切です。

熱中症は屋外で起きるイメージが強いかと思いますが、室内でも熱中症になる危険性があります。例えば、エアコンがない場所は室内の温度が高くなり、熱中症のリスクが高まります。室内であっても油断せず、温度管理に注意しましょう

熱中症の知識を身につける

熱中症予防に必要なのは、知識を身につけることです。例えば、熱中症の症状や対処法、予防方法などを知っておくと。熱中症を未然に防げるうえに、万が一のとき症状が表れた際に適切な対応が可能です。

特に企業などの組織は、働く社員を守るために正しい知識と対策を講じる必要があります。

熱中症は命の危険も伴うため、楽観視できません。

従業員が熱中症になれば、一時的でも貴重な人材を失い、作業効率や生産性が下がるため、企業にとってマイナスです。「社員の健康は企業の生産性に大きく影響する」のを理解し、熱中症に関する知識を学ぶ機会を設けてみましょう

企業の熱中症予防には講演会がおすすめ

熱中症の症状とは?基礎知識と予防法、正しい知識を身につける講演会のすすめ

熱中症の対処法などを周知しても、従業員に同じ知識と意識をもたせられるとは限らず、どうしてもバラつきが出てしまいます。

従業員全員に同等の知識と意識をもってもらうためには、講演会の実施がおすすめです。講演会なら、全員が同じ内容を学べるため知識にバラつきが出ないうえに、皆が同じ場所で学ぶため意識も高まります。

講演会の実施にあたって、多くの方が困るのが講師の選定です。
最適な講師が選定できないと、せっかくの講演会でも満足な結果にはなりません。講師探しに困ったら、講演サーチにご相談ください。

講師派遣をしている講演サーチには、元医療従事者や気象予報士などの熱中症に関して豊富な知識をもった講師が多くいます。それぞれの視点から具体的な予防策や対処法を話してくれるため、多くの学びが得られますよ。

また、講演サーチのスタッフが講演会のサポートをしてくれるため、企画や準備にかかる企業の負担が軽減できるのもメリットです。ぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

今回は、熱中症の基本的な内容を紹介しました。毎年暑い時期は、熱中症により体調不良を訴える方が後を絶ちません。症状は軽度のものから重度のものまであり、命の危険もあります。

企業は社員が熱中症にならないよう、適切な予防策や対処法の知識を身につけ、気をつけていかなければなりません。

講演会であれば専門的な知識を学べ、一斉に同じ知識を身につけられるため、皆の意識が高まります。暑い時期に安全・健康に働くためにも、講演会の実施を検討してみてはいかがでしょうか?

講演サーチは、熱中症対策をはじめ、安全対策や労働災害に詳しい講師をご提案いたします。組織の課題にあった講演テーマや講師を複数ご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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