基調講演とは?準備や講師の選び方、他の講演との違いを解説
「基調講演の講師選びで失敗したくない」
「他の講演との違いがよくわからない」
「イベントを成功させるポイントを知りたい」
学会や企業イベントの責任者として、こんな悩みを抱えていませんか?
基調講演はイベント全体の方向性を決める重要な要素です。講師選定を間違えると、参加者の満足度低下やイベント目的の未達成につながります。実際、適切な講師を選べなかったために、せっかくの企画が台無しになったケースは少なくありません。
本記事では、基調講演の意味・目的から、他の講演形式との具体的な違い、失敗しない講師の選び方まで、イベント成功に必要な情報を網羅的に解説します。
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基調講演とは?準備や講師の選び方、他の講演との違い
目次
基調講演とは?意味と目的

基調講演の意味と目的を解説します。
基調講演の意味
基調講演とは、イベントや会議、シンポジウムなどの中心となるテーマやイベントの方向性を参加者に示すために行う講演です。「基調」とは「思想・学説・作品・行動などの根底に流れる考え方」を意味します。
基調講演はイベントのはじめに行われることが多い重要な講演です。登壇者にはそのテーマの専門知識が豊富な専門家や著名人などが起用される傾向にあります。
基調講演の目的
基調講演の目的はイベントのテーマや空気感を参加者と共有し、共通認識をつくり上げることです。これにより会場全体で一体感が生まれ、発表や会議に対する参加者のモチベーション向上が期待できます。
基調講演で参加者にイベントの中心となるメッセージが伝われば、テーマに関する議論や理解がさらに深まり、有意義なイベントとなるでしょう。
基調講演と他の講演との違い

本項では基調講演と、一般的な講演や招待講演、特別講演との具体的な違いを紹介します。
一般的な講演との違い
基調講演と一般的な講演では講演を行う目的が異なります。
基調講演ではイベントのメインテーマや目的を参加者に広く共有します。一方、一般的な講演は一つのテーマに集中して掘り下げて、参加者がより深く理解し、議論することを促すのが目的です。
たとえば、シンポジウムや学会などでは基調講演ではじめにテーマを提示し、その後の一般的な講演で専門的な話をする流れとなります。
基調講演はイベントの土台として全体をまとめる役割があり、一般的な講演は一つのテーマを掘り下げるものである点が違いです。
招待講演との違い
基調講演と招待講演は、講演の規模や講師の扱いが異なります。
基調講演は、イベントのメインテーマや目的に関する講演を指します。一方、招待講演は特定の分野に詳しい専門家を主催者がイベントに招待し、講話してもらう講演です。
たとえば、学会や会議などでは基調講演を全体のメインに据え、それと同時に招待講演は分科会やイベント内の小会議のメインとして行う場合があります。
招待講演は専門家を基調講演と異なり、講師が詳しいテーマに関する内容を講演してもらうことが多いです。
特別講演との違い
基調講演と特別講演は、テーマの掘り下げ方が異なります。
基調講演はイベント全体のテーマを参加者に共有する目的があり、特別講演はイベントの重要テーマを掘り下げる目的で行われます。
特別講演は一般的な講演よりも重要度が高く、イベント全体の目玉の一つとして取り上げられる場合が多いです。イベントによっては招待講演と同様の意味で使用されることもあります。
基調講演が行われるイベントの種類

基調講演はどういったイベントで行われるのか詳しく解説します。
学会
研究者たちが集まって技術や知識に関する発表・議論を行う学会では、基調講演が行われることが多いです。基調講演はその後に行われる一般講演での議論を活発化させる目的もあります。
講師はその専門分野でとくに実績ある研究者が登壇するケースが多いです。場合によっては、研究者ではない著名人を呼び、参加者のモチベーション向上を目指すこともあります。
国際会議
複数の国の人々が特定のテーマに関して意見交換を行う国際会議の場でも、基調講演が行われます。
基調講演が行われる国際会議として、官公庁主催の政府関係者向けのシンポジウムや、国連主催の国際問題に関するフォーラムなどが挙げられます。
国際会議の基調講演は、会議で取り扱う課題が、真剣に取り組むべきものであると全員で再確認するために必要です。
企業イベント
会社が主催する企業イベントでも、基調講演が行われます。
企業イベントにおける基調講演はテーマの共有だけでなく、企業の新サービス・新商品のアピールやイベントへの注目度向上の目的もあります。
たとえば、芸能人や著名人に登壇してもらえば、自社のブランド力向上や潜在顧客への認知度向上を目指せるでしょう。
イベントの中心テーマを熱量を持って伝えられれば、参加者のモチベーション向上にもつながります。
基調講演では講師選びが重要

基調講演はテーマや目的を参加者と共有する重要な講演のため、講師選びがとくに重要です。
講師がテーマや目的を明確に伝えてくれれば、参加者は共通認識を持ってその後の講演や会議に参加できます。そうなれば理解や話し合いが深まりやすい状態が形成でき、イベントの盛り上がりが期待できるでしょう。
基調講演の講師にテーマに沿った実績や知名度のある人物を選べば、イベント全体の質や価値向上が期待できます。
基調講演の講師の選び方

基調講演の講師の選び方を解説します。
イベントのテーマに合っているか
基調講演の講師は、イベントテーマと講師の専門分野が合っていることを重視しましょう。
講師がイベントのメインとなる分野に関して豊富な専門知識と深い洞察をもっていれば、参加者の心に届きやすくなります。
テーマに沿った講師に依頼すれば、伝えたいメッセージを強く打ち出せるでしょう。
ターゲットのニーズに合っているか
基調講演の講師はターゲットとなる参加者のニーズに合うかを確認した上で選定しましょう。
参加者が何を期待し、求めているのかを把握した上で、それに沿った内容を提供できれば講演に共感してもらいやすくなるためです。
ターゲットのニーズを知りたい場合は、どのような参加者を想定しているかを具体的に考えてみることをおすすめします。
実績があるか
基調講演は、講師がテーマとなる専門分野で実績ある方を選ぶことが重要です。
講師の経歴、過去の講演や得意な講演テーマも把握しましょう。実際に講演会に参加した方の評判を確認し、満足度を調査するのもおすすめです。
講師の影響力を重視する
基調講演の講師選びの際は、影響力も重視しましょう。専門分野で権威性や知名度が高い方を起用すれば、参加者の注目も集めやすいからです。
影響力を求めるあまり知名度だけを重視すると、講演自体が参加者のニーズに合わなくなるため注意が必要です。
講師の知名度と専門性を両立できれば、主催者と参加者の双方にとって価値ある基調講演となります。
基調講演に関するよくある質問

本項では基調講演に関してよくある質問と、それに対する回答をご紹介します。
「基調」の使い方は?
「基調」は「物事の根底にある基本方針や傾向」、「あるものの中心となる要素」を意味する言葉です。
たとえば、以下のような表現で使用されます。
「日本経済が上昇基調に入った」:市場や経済の相場の流れを指して使用される
「黒を基調とした作品」:芸術作品やファッション、デザインなどに使用される
「世界平和を基調とする」:思想や考え方の根底にあるものの表現
上記のように、「基調」は物事の傾向や中心要素について言及したい場合に使用される表現です。
基調講演の言い換えは?
基調講演の言い換えとして、以下のような表現が使われることがあります。
キーノートスピーチ
基調演説
メイン講演
基調セッション
キーノートスピーチとは、基調講演を英語で表現した言葉である「keynote speech」からきています。日本では「キーノート」と省略される場合もあり、基調講演と並んでよく使われる表現です。
まとめ
今回は、基調講演の意味や内容、成功のポイントなどをご紹介しました。
基調講演は、学会や企業イベントなどで基本方針や目的を明確に提示するための講演です。参加者にイベントへの理解を深めてもらうため、基調講演では講師選びが重要です。
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