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「ジェネギャ」の意味とは?世代間ギャップへの向き合い方

「ジェネギャ」の意味とは?世代間ギャップへの向き合い方「ジェネギャ」の意味とは?世代間ギャップへの向き合い方

時代や社会の変化に伴い、ジェネレーションギャップが深刻化しています。いわゆる「ジェネギャ」ですが、これを解消しないと職場環境が悪くなるうえ、重大なミスにつながるリスクが高まります。

本記事では、ジェネギャの意味や注目を集める理由を解説します。今の若者の考え方やジェネギャ解消方法も解説するのでぜひご覧ください。

講演サーチは、講師派遣や講師・講演テーマのご提案を承ります。世代間ギャップを理由に起こるさまざまな職場の課題解決にぜひ当社の世代間ギャップ研修をご活用ください相談はいつでも無料ですので、お気軽にご連絡ください。

「ジェネギャ」の意味とは?世代間ギャップへの向き合い方

ジェネレーションギャップ研修LP

ジェネギャとは

「ジェネギャ」の意味とは?世代間ギャップへの向き合い方

「ジェネギャ」という言葉をご存じでしょうか?
ジェネレーションギャップを略した言葉が「ジェネギャ」です。ジェネレーションギャップは、世代間のズレにより生じる価値観や文化などの相違を指しており、「世代間ギャップ」とも言われます。

ジェネギャはお互いの年齢が離れれば離れるほど生じやすくなり、考え方が合わないことでコミュニケーション不足になりがちです。価値観や文化の相違から誤解を与えてしまうケースも少なくありません。

しかし、ビジネスでは親子ほど年齢差がある方々とも一緒に働かなければなりません。そのような環境で円滑に業務を進めるためには、ジェネレーションギャップを埋めて適切なコミュニケーションをとる必要があります。
特に、社会が大きく変化した現代では、ジェネギャを理解してお互いに歩み寄る姿勢が必要です。

ジェネギャが生じる要因

「ジェネギャ」の意味とは?世代間ギャップへの向き合い方

ジェネギャが起きる要因は一言でいえば「年齢差」です。さらに詳しい要因を挙げるならば「時代の変化」「教育の違い」「社会的背景」の3つによってジェネギャが起きると考えられます。

高齢者と若者は生まれた時点で時代や生活様式も異なります。例えば、生まれたときはインターネットがなかった世代と、生まれたときからインターネットがあった世代ではジェネギャが生じやすいです。

また、個人の価値観を創りあげる教育環境や経験したことも世代間で異なるため、理解できなかったり誤解したりしてしまうのは自然ですよね。このような違いがあるため、ジェネギャが起きてしまうのは仕方ありません。

お互いに気持ちよく円滑に業務に取り組むためには、お互いの理解と受容が大切です。

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現代の若者の考え方や意識

「ジェネギャ」の意味とは?世代間ギャップへの向き合い方

ビジネスの現場では「若い世代の考え方が理解できない」や「仕事のやり方が我々と異なり戸惑う」などの声がたびたび聞かれます。まさにジェネギャが生じている状態です。

世代間ギャップの解消のためには、各世代の特徴を知り、その特性を活かす方法を検討する必要があります

まずは、若い世代は何を大切にし、どのような考えを持っているのかを知っていきましょう。JWAMが発表した「イマドキ若手社員が感じる世代間ギャップとは【若手意識調査2020】Vol.3」のデータをもとに紹介します。

■調査概要
調査方法: インターネット調査
調査地域: 全国
有効回答: 1,502名。2019~2020年に入社した新入社員694名、新入社員の育成に関わる上司・先輩社員808名(新入社員は、例年比較のため企業規模501名以上の大卒の503名に母数を絞って集計)
調査期間: 2020年6月

引用:JWAM「イマドキ若手社員が感じる世代間ギャップとは【若手意識調査2020】Vol.3

若い世代は「仕事よりもプライベート優先」

仕事とプライベートであればプライベートを優先したい

(YESの回答)

Z世代
82.5%
ミレニアル世代
77.0%
就職氷河期世代
73.5%
バブル世代
71.6%
Z世代: 1990年代後半~2000年代生まれ
ミレニアル世代: 1981年~1996年生まれ
就職氷河期世代: 1970年代~1980年半ば生まれ
バブル世代: 1978年度~1991年度に就職

昔は、プライベートよりも仕事を優先する方が多く、特に男性は「外でガツガツ働いて稼ぐのが当たり前」とされてきました。しかし、現代では仕事よりもプライベートを優先する若者が増えています

例えば、Z世代は「残業はしない」や「職場の飲み会には参加しない」などがあります。仕事とプライベートの時間をきっちり区別しているのもZ世代の特徴です。

バブル世代と比べると10.9%もの差があり、バブル世代は100人いたら30人程度の方が「仕事を優先する」と回答しています。そのため、仕事に重きを置き過ぎないZ世代と、仕事を重視してきたバブル世代では理解し合えない部分もあるかもしれません。

若者世代は「失敗を恐れ他人からの評価を気にする」

失敗を恐れない

(YESの回答)

Z世代
66.4%
ミレニアル世代
75.9%
就職氷河期世代
80.7%
バブル世代
82.4%
Z世代: 1990年代後半~2000年代生まれ
ミレニアル世代: 1981年~1996年生まれ
就職氷河期世代: 1970年代~1980年半ば生まれ
バブル世代: 1978年度~1991年度に就職

バブル世代は高度成長期や景気の影響を受けて、自らがやりたいことをやって、道を切り開いて生きてきた方が多いですね。次の世代の就職氷河期世代は就職がなかなか決まらず厳しい時代を生きてきました。どちらの時代も、失敗を恐れていては何もできないため、挑戦する意識が高い方が多いです。

しかし、時代が変わって不況の時代を生きてきたZ世代は、保守的な考えを持つ方が多い傾向にあります。失敗を恐れて安定を求めるため、あまり出世を望まない方も多いです。

他人からの評価が気になる

(YESの回答)

Z世代
81.7%
ミレニアル世代
68.5%
就職氷河期世代
63.1%
バブル世代
58.8%
Z世代: 1990年代後半~2000年代生まれ
ミレニアル世代: 1981年~1996年生まれ
就職氷河期世代: 1970年代~1980年半ば生まれ
バブル世代: 1978年度~1991年度に就職

また、今の若者はインターネットやSNSが当たり前にある時代を生きてきました。
SNSでは自分に関する写真や考えを投稿しており、他人から「どう見られているか」を重視し、承認欲求も強いです。これは少し上のミレニアル世代ともジェネギャを感じやすい点です。

「他人の評価=自分の価値」と考えるため、否定や批判などをされると折れてしまいやすい特徴もあります。

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若者世代は「リーダーシップスキルは低め」

相手に合わせる、主張しない

(YESの回答)

Z世代
61.2%
ミレニアル世代
58.4%
就職氷河期世代
49.6%
バブル世代
38.2%
Z世代: 1990年代後半~2000年代生まれ
ミレニアル世代: 1981年~1996年生まれ
就職氷河期世代: 1970年代~1980年半ば生まれ
バブル世代: 1978年度~1991年度に就職

他者に働きかける

(YESの回答)

Z世代
61.8%
ミレニアル世代
67.7%
就職氷河期世代
72.0%
バブル世代
71.6%
Z世代: 1990年代後半~2000年代生まれ
ミレニアル世代: 1981年~1996年生まれ
就職氷河期世代: 1970年代~1980年半ば生まれ
バブル世代: 1978年度~1991年度に就職

Z世代は、相手に合わせて主張をせず、他者に働きかける行為も比較的少なめです。他者からの評価を重視する傾向があるため、周囲との調和を大切にします

また、SNSで多くの情報に触れてきており、多様性を尊重する傾向もあります。そのため、自分と異なる他者に対して異を唱えたり、働きかけたりするのはあまり好みません。上の世代からすると「リーダーシップスキルがない」と心配になるかもしれませんね。

しかし、リーダーシップスキルはこれから積んでいく経験値によって高まる要素でもあるため、あまり心配しすぎる必要はありません。

若者世代は「自己肯定感や自信は低め」

自分に満足している

(YESの回答)

Z世代
43.1%
ミレニアル世代
56.8%
就職氷河期世代
56.5%
バブル世代
57.4%
Z世代: 1990年代後半~2000年代生まれ
ミレニアル世代: 1981年~1996年生まれ
就職氷河期世代: 1970年代~1980年半ば生まれ
バブル世代: 1978年度~1991年度に就職

自分自身の「言動」や「行動」に自信がある

(YESの回答)

Z世代
42.3%
ミレニアル世代
59.9%
就職氷河期世代
62.5%
バブル世代
67.2%
Z世代: 1990年代後半~2000年代生まれ
ミレニアル世代: 1981年~1996年生まれ
就職氷河期世代: 1970年代~1980年半ば生まれ
バブル世代: 1978年度~1991年度に就職

Z世代は自分に満足しておらず、言動や行動に自信もありません。失敗を恐れて他者の評価を気にする傾向があるため、自己肯定感は低めです。
また、SNSで自分よりもよい生活や見た目をした方々を常に見ているため、自分への満足度も低くなります。

他の世代と比べると、若者の考え方や意識はネガティブな傾向が強いですね。そのため、先輩や上司の立場からみると「自信をもって業務に取り組んでほしい」と思う方もいるかもしれません。

ある程度は仕事をしていくなかで経験値が増えれば自信がつき、自分に対する満足度も高まっていきます。

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人材育成で世代間ギャップがいま注目される理由

「ジェネギャ」の意味とは?世代間ギャップへの向き合い方

各企業では、さまざまなスキル習得を目的に人材育成が行われるケースがあります。そのなかで今「世代間ギャップ(ジェネギャ)」が注目を集めています。

定年の年齢が上がり、世代の異なる社員が集まる職場では、世代間ギャップによる問題が発生しているケースも少なくありません。
世代間ギャップが発生するのは、お互いの理解が乏しく価値観が受け入れられないからです。人材育成現場における研修などでお互いの理解が進めば、価値観を受け入れて適切なコミュニケーションがとれるようになります。

さらに、適切なコミュニケーションがとれるようになれば、円滑に業務が進むうえに心理的安全性も高まる効果が期待できます。

世代間ギャップの解消や世代間ギャップの効果的な活用は、従業員満足度の向上離職率の低下メンタルヘルスの確保など、さまざまなメリットをもたらします。

そのため、世代間のギャップ(ジェネレーションギャップ)問題に取り組む企業が増えているのです。

世代間ギャップを解消する効果的な方法

「ジェネギャ」の意味とは?世代間ギャップへの向き合い方

世代間ギャップは解消せずに放置すると、社員のモチベーション低下や早期離職などのリスクが高まります。そのため企業全体で意識していかなければなりません。

では、世代間ギャップを解消するには何をすればよいのでしょうか?効果的な方法をご紹介します。

お互いを理解し多様性を受け入れる

世代間ギャップ解消のために必要なのは、お互いを理解して多様性を受け入れる姿勢です。どのような人間関係でもお互いを理解しなければ仲を深めるのは難しいですね。

“お互いに”がポイントで、どちらか一方が理解して対処すればよい問題ではありません。若い世代は先輩や上司の考えを理解し、先輩や上司は若い世代の考えを理解しましょう。

また、理解したうえで自分の考えを相手に伝えるのも大切です。お互いに理解したつもりでも、自分の本当の考えはあくまでも自分にしか分かりません。「分かっているだろう」と思っていると、誤解が生じて知らぬ間に溝ができてしまいます。

さらに気をつけなければならないのは、自分の考えを相手に押し付けないことです。相手の考えも聞いたうえで自分の考えも伝えると、より相互理解が進み、多様性を受け入れられるようになりますよ。

適切なコミュニケーション

世代間ギャップがある環境では、お互いに「伝わらないだろう」や「話したくないだろう」と思ってしまうため、コミュニケーション不足になります。しかし、コミュニケーションを取らなければ世代間ギャップは解消できません。
お互いに適切なコミュニケーションをとるのが大切です。

相手の話を聞かずに自分が話すだけにならないように気をつけましょう。一方的なコミュニケーションでは、相手を理解できないため信頼関係は築けません。相手に合わせたコミュニケーションを心がけ、相手の話にも耳を傾けてください。

特に、先輩や上司は「若い世代を引っ張らなくてはならない」と躍起になり、一方的なコミュニケーションになってしまう傾向があります。お互いの言葉に耳を傾け、自分の考えや意見も口に出して適切なコミュニケーションをとっていきましょう

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世代間ギャップ研修の実施

世代間ギャップの解消は、社員一人ひとりの意識ももちろん大切ですが、それだけに委ねてしまうと企業全体での解消につながりません。企業側も社員全員が研修で学べる機会を設けて、全体の意識が高まるようにしていきましょう
世代間ギャップ研修を行うメリットは、社員全員に同じ知識を与え、同じ意識をもたせられる点です。社員が個々で学ぶよりも、モチベーションや意識を高められますよ。

また、若い世代と先輩や上司にあたる世代は学ぶべき内容が異なります。「指導される側」と「指導する側」で分けた研修も実施すれば、実践的でより効果的です。

世代間ギャップの研修は自社で行うと時間と労力がかかり大変で、研修実施を躊躇してしまう企業も多いです。世代間ギャップの研修を検討している方は、講師派遣会社や講演会社に依頼をすると社内の業務負担が軽減されます。プロの目から見た最適なプログラムを用意できるため、自社の現状や悩みに合った内容となり、より効果的な研修となりますよ。

ジェネレーションギャップ研修のご案内

一口にジェネレーションギャップといっても、立場が変われば悩みも変わるものではないでしょうか。弊社では各世代を対象に異なるプログラムでの世代間ギャップ研修をご提供いたします。

若手層ジェネレーションギャップ研修
中堅層LPジェネレーションギャップ研修
管理職の指揮改革を促すジェネレーションギャップ研修
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まとめ

今回は、ジェネレーションギャップ、ジェネギャについて解説しました。

時代や社会が大きく変化した現代では、20代の若者と65歳以上の高齢者が同じ職場で働くケースも珍しくありません。しかし、年齢差があるとどうしてもジェネギャが発生してしまいます。そのような環境ではコミュニケーション不足になりやすく、円滑に業務を進められません。

ジェネギャは現代では知識を身につけて解消していかなければならない問題です。個々で学ぶのも大切ですが、研修を実施して企業全体でジェネギャ解消に向けて動き出しましょう。

まずは世代間ギャップについて理解を深めることから始めてはいかがでしょうか。講演サーチでは、ジェネレーションギャップについて講話可能な講師のご紹介が可能です。

上司向け・若手向けなど、対象者ごとに学ぶ内容も異なるのが世代間ギャップ。双方にとって働きやすい職場環境づくりに取り組んでみませんか?

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