「防災講演」は必要?目的や具体的なテーマ例、開催方法を解説

災害が起きたとき、被害を最小限にするには防災に関する知識や備えが重要です。しかし、普段生活をしていると危機感は薄れてしまいます。そのようなときにこそ、防災講演がおすすめです。
本記事では、防災講演の必要性と実施タイミング、開催手順や具体的な講演テーマ例を紹介します。防災講演を実施すれば、防災への意識が高まり備えができます。
講演サーチは、組織の課題やご希望に合わせた講師・講演テーマをご提案いたします。講演会や研修会の開催をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。「失敗しない講演・研修」を講演サーチと実現しませんか?
「防災講演」は必要?目的や具体的なテーマ例、開催方法を解説
目次
防災講演とは?

防災講演とは、災害から身を守るためにはどうしたらよいかを学ぶ講演会のことです。
災害はいつなんどき、自分や家族に降りかかるかわかりません。特に近年は、大きな地震や世界規模での感染症などが起きたため、意識が高まっている方も多いでしょう。
自然災害だけでなく、日常に潜む災害や労働災害にも注意しなければなりません。こういった災害から身を守るためには、防災の知識や準備が必要です。
それは各個人だけでなく、地域や企業などの組織でも同様です。地域や企業での防災講演が一人ひとりの意識を向上させ、災害に備えられます。
防災講演の目的

防災講演の目的は「災害に備えるため」ですが、細分化すると4つに分けられます。
4つの目的を解説します。
専門的な知識を身につける
1つ目の目的は「専門的な知識を身につける」ことです。
専門家でない私たちも、調べれば防災に関する知識を学べます。しかし、専門的で高度な知見を得るのはなかなか難しいですね。
防災講演で講師を務めるのは、災害や防災に詳しい専門家が多いです。専門家たちは災害や防災に関して豊富な知識をもっているうえ、過去の災害事例なども分析しています。
そのため、専門家の視点から有効な対応策や教訓を学べます。参加者は通常ではなかなか得られない知識を得られ、防災への意識も高まるでしょう。
地域や職場の防災意識の向上
2つ目の目的は「地域や職場の防災意識の向上」です。
防災に対する意識を一人ひとり持つのももちろん大切です。しかし、実際に災害が起きたときは一人では対応できないケースも多いです。そのため、地域や職場などの組織全体で意識を向上しておかなければなりません。
特に災害の被害を最小限に抑えるためには、お互いの助け合いや協力が必要です。
防災講演で組織でできる対応策を知って意識が向上すれば、防災訓練の実施や避難経路の確認などの具体的な行動を促せます。
新しい防災技術を学ぶ
3つ目の目的は「新しい防災技術を学ぶ」ことです。
防災技術は日々進化しています。新しいツールが開発され、スマホのアプリにも防災に関するものが多くあります。
そういった新しい防災技術は、これまでの災害事例の分析によって必要とされて開発されるケースが多いです。そのため、学んでおけば災害による被害が最小限になったり、対応がスムーズにできたりと災害時にとても役立ちます。
近年は、個人だけでなく地域や職場の防災ネットワークを強化できるものもあるため、組織の防災力向上にも有効です。
災害時の情報共有の重要性を知る
4つ目の目的は「災害時の情報共有の重要性を知る」ためです。
災害が起きたときは誰もがパニックになり、情報が交錯しがちです。そのような状態では誤った情報が共有され、より被害が拡大する可能性があります。
そうならないためには、正しい情報を迅速に共有するのが大切です。
防災講演で、情報共有の重要性を強調して伝え、適切なコミュニケーション手段を学ぶ必要がありますね。
特に近年は、スマホで利用できる防災アプリやSNSを活用したリアルタイムでの情報共有がより重要視されています。また、スマホを利用していない世代との情報共有方法も知り、組織全体で被害を最小限におさえるようにしなければなりません。
防災講演が必要なタイミングは?

防災講演は「いつ開催しなければならない」などの決まりはありません。
地域や企業で必要だと感じたときに開催すればよいのです。
開催しやすい時期を敢えて挙げるのであれば、9月の“防災の日”に合わせるとよいかもしれません。防災の日は国によって制定されており、さまざまな防災に関する認識を深めて備えを強化する時期です。
また、企業では新入社員が入ってきたタイミングや全国安全週間の時期に開催するのもよいでしょう。
どの企業でも労働災害をゼロにするのは難しいものです。特に、建設業など現場作業を伴う業界では、労働災害のリスクが高まります。労働災害を減らすためにも、防災講演で安全管理の重要性を改めて伝えることが大切です。
他にも、国内外で大小関わらず災害が起きたあとは、その災害を教訓にさまざまな対応策を考える機会となります。
防災講演の講演テーマ例

防災講演の内容も決して一つではなく、組織の課題や必要性に応じてテーマを選定します。
防災講演によくあるテーマをいくつかピックアップしました。
自然災害
特別警報の解説や気象災害時に必要な備えを学ぶ。
防災士や気象予報士による親しみやすい講演会や、災害現場を経験したキャスターなどが登壇する講演会がある。
<主な講師例>米倉絵美(よねくらえみ)/気象予報士・防災士・お天気キャスター・MC・ナレーター
小久保晴代(こくぼはるよ)/株式会社危機管理教育研究所代表・危機管理アドバイザー
高木圭二郎(たかぎけいじろう)/トークレスキューNEXT代表・フリーアナウンサー (元茨城放送アナウンサー・報道記者)
地域防災や企業防災
地域防災や企業防災など、組織で必要な防災対策を学ぶ。
気象予報士や元自衛官などが講師となり、事前にできる具体的な対策や準備物、災害発生時の行動などをレクチャー。
<主な講師例>片平敦(かたひらあつし)/気象予報士・防災士・大阪府赤十字血液センター「献血推進大使」・(一社)ADI災害研究所理事
野村功次郎(のむらこうじろう)/防災家・「世界一受けたい授業」防災スペシャリストの先生・広島国際大学非常勤講師・一般社団法人刑事事象解析研究所防災分科会会長
有浦隆(ありうらたかし)/熊本県初代危機管理防災企画監(熊本県防災軍師)・地域防災マネージャー
避難
災害時の最適な避難方法やハザードマップ作成などを実践。さまざまな災害現場での経験や学びを得た講師による講演会で、災害発生時の動きを学ぶ。
企業向けだけでなく、学校と自治体の連携、自治体や教育機関を対象とした講演など、すべての人にとって大切なテーマ。
<主な講師例>高須賀顕(たかすかけん)/一般社団法人日本災害救助支援機構代表理事・元陸上自衛隊危機管理担当者・NBC部隊指導者・教育隊教官
福島健太郎(ふくしま けんたろう)/そなえプランニング減災FLAT代表
高野甲子雄(たかのきねお)/公益財団法人原子力安全研究協会・放射線災害医療研究所副所長
サバイバル術
災害時、もしものときに生きるための術や必要なグッズなどを学ぶ。
過酷な状況の経験者や、アウトドア・ボランティア活動者が講師として、災害時を想定したサバイバル術を伝えてくれる。
<主な講師例>山村武彦(やまむらたけひこ)/防災システム研究所 所長
国崎信江(くにざき のぶえ)/株式会社危機管理教育研究所代表・危機管理アドバイザー
岡本裕紀子(おかもとゆきこ)/防災アドバイザー・防災士
自助、共助
災害時の自助、共助の重要性を学び、組織の防災意識向上を図る。実践的な内容や意識向上策、具体的な対策内容など、幅広く学ぶことができる。
<主な講師例>松島康生(まつしまやすお)/災害リスク評価研究所代表・災害リスクアドバイザー・立正大学外部研究員・日本保健医療大学非常勤講師・BCP防災危機管理コンサルアドバイザー
中田敬司(なかたけいじ)/神戸学院大学現代社会学部社会防災学科教授・医学博士
久保井朝美(くぼいあさみ)/気象予報士・防災士・城好き気象予報士・気象キャスター・北いわてお城コンシェルジュ
こういったテーマで、一人ひとりや組織の意識を向上し、必要な対応策や備えを学べます。1回の防災講演で、いくつかのテーマを組み合わせて実施するケースもあり、組織に必要な知識を効率よく学べますね。
防災講演の依頼方法

防災講演は、自らの命だけでなく、家族や周囲の人々の命も助けるために欠かせない講演です。
しかし、防災講演を実施したいと思っても「どう開催したらよいか」や「講師の伝手がない」と不安になる方もいるかもしれません。
講師の伝手がない場合や講演会を開催したことがない場合は、講師に直接依頼するか、講師派遣会社に代行依頼するのがおすすめです。
防災講演で外部講師を招く場合は、登壇依頼をする必要があります。
依頼時には、講演日や場所、謝礼金など、さまざまな内容を打ち合わせしなければなりません。そのため、講師と直接やり取りするのは、手間や時間がかかります。
講師派遣会社なら、講師の選定や依頼、講演会当日までのサポートしてくれるため、初めての講演会で不安な方や講師とのやり取りが不安な方には特におすすめです。
防災講演の料金目安

料金は講師派遣会社や講演会社によって異なるため一概には言えません。また、依頼する講師によっても料金は変わります。
目安としては「10万円から」としているところが多く、依頼する会社と相談しながら決められるのが一般的です。
予算に応じて講師を選定してくれる場合もあるため、講師派遣会社などに確認するとよいでしょう。
防災講演の依頼なら講演サーチ

防災講演を依頼する場合、どこに頼めばよいか分からず悩む方も多いです。初めての講演会や講師・講演テーマ選びでお困りの際は、ぜひ講演サーチにご相談ください。
講演サーチは、業界経験豊富な講師とサポートスタッフが、組織の課題解決を使命として立ち上げた講師派遣会社です。さまざまな専門知識を持った講師が多数登録しており、ご好評の声を多数いただいております。
講演会を開催するにあたって心配な料金も、講演サーチでは予算やご希望に合わせて講師をご提案いたします。予算だけ、開催日だけなど、詳細が定まっていない場合でも、まずはご相談いただければ幸いです。
無料相談も行っているため、ぜひ電話やホームページのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
まとめ
防災講演は災害から身を守るため、備えるために行われます。
防災講演を実施すれば専門的な知識が身につき、一人ひとりの防災意識が向上します。
災害はいつ起きるか分かりません。だからこそ、防災講演で意識を向上させ、備えをしておくのが重要です。
防災対策や安全意識向上を図りたい方は、ぜひ講演サーチにご相談ください。予算に合わせて最適な講師を派遣し、講演会が成功するようサポートいたします。
人気の講師

1位
今蔵 ゆかり
【Y’s room 代表/人材育成・上機嫌コーチなど】

2位
久杉 香菜
【航空自衛隊出身のミス・ユニバース秋田代表/モデル/タレント】

3位
稲村 悠
【日本カウンターインテリジェンス協会/外交・安全保障オンラインアカデミーOASISフェロー】

4位
土井 邦裕
【気象予報士/防災士/利き酒師】

5位
大隅 智子
【気象予報士/気象キャスター/防災士/健康気象アドバイザー/野菜ソムリエ】
ジャンルから講師を探す
![]() 講演ジャンル |
---|
![]() 受講者 |
---|