講演会の時間は何分が最適?平均時間とタイムスケジュール例

「講演会の時間は何分に設定すればいいの?」
「長すぎると参加者が飽きてしまわない?」
「タイムスケジュールはどうやって組めばいい?」
初めて講演会を企画する方は、このような時間設定の悩みを抱えがちです。実は、講演会の時間設定には「参加者が集中できる長さ」があります。短すぎると内容が薄く感じられ、長すぎると集中力が続きません。
本記事では、講演会の最適な時間設定から具体的な時間配分、タイムスケジュール例、時間超過を防ぐための注意点まで網羅的に解説します。
講演会にかける時間の適正な長さは、組織の課題や講演テーマ、講師などの条件によって異なります。
講演サーチは、開催概要やご希望に合わせた講師・講演テーマを複数ご提案いたします。お気軽にご相談ください。
講演会の時間は何分が最適?平均時間とタイムスケジュール
目次
講演会の平均時間は?

講演会の平均時間は90分ほどと言えます。
講演会の実施時間は講演テーマや講師、開催形式などの条件によってさまざまで、実際は60分や120分に及ぶケースもあります。
120分かかる講演会の場合は、講演自体は90分で残り30分は質疑応答の時間とするケースも含みます。
講演会の開催時間は、聴講者の集中力が切れないように意識しましょう。120分の講演会を実施する際は、休憩時間を設けるなどして参加者の疲労を緩和し、再度集中できるよう配慮が必要です。
講演会ではなく、研修会の場合は1回あたりの開催時間が長くなったり、複数回に分けられたり、状況や目的に応じた時間配分が求められます。
時間と集中力の関係
講演会の開催時間は60分や90分、120分などが一般的です。
講演時間は参加者の集中力の限界に合わせて設定しましょう。適度に質問や休憩、ワークを挟むといった、集中を維持する工夫も必要です。
人間の集中力には生理学的な限界があり、どんなに優れた内容でも集中力を長く求められると学習効果が薄れてしまいます。特に講義や講演のように「話を聞く」作業は、能動的に情報を処理する必要があるため、集中力が低下しやすいのです。
具体的な研究事例を見てみましょう。
株式会社ベネッセコーポレーションと東京大学が行った実験によると、学習中の脳波測定により集中力が40分以降に急激に低下することが確認されました。また、適度な休憩を挟みながら学習する方が、記憶に定着しやすいことが示唆されています。
そのため、120分以上なら休憩を入れる、40分前後で話題を転換する、質疑応答で参加者の関与を促すといった工夫が効果的です。適切な時間設定と講演構成の工夫が、満足度の高い講演会を実現する鍵となります。
参考:PR TIMES「学習時間を細かく分けた「45分」で「60分」と同等以上の学習効果を発揮 “長時間学習”よりも短時間集中の“積み上げ型学習”が有効であった」
講演会の終了時間は前後しても大丈夫?
講演会の終了時間が前後してしまうのは避けましょう。
終了時間が前後すると、参加者に「準備不足」と感じさせてしまい、印象が悪くなるだけでなく、予定よりも参加者の時間を奪ってストレスを与えてしまいます。
会場を借りられる時間も決まっているため、後片付けなどでバタバタしないためにも時間どおりに終わらせるのがよいですね。タイムスケジュールをしっかりと練って作成するのが大切ですが、当日のトラブルなどにより、どうしても前後してしまうときはあります。
前後してしまうときは「質疑応答や休憩の時間を伸ばす・短縮する」で対応しましょう。柔軟に対応し、大幅に前後しないように配慮すると満足度の高い講演会になります。
講演会当日の時間配分は?タイムスケジュール例

講演会当日は講演会の前後に準備や片づけもあるため、それらも含めたタイムスケジュールの例を紹介します。
タイムスケジュール例(13時開場の講演会のケース)
11時:運営スタッフ会場入り
・荷物の搬入
・舞台準備
・看板設置
・機材などの設置
12時:確認作業
・司会者会場入り
・台本チェック
・マイクチェック
・講師会場入り、打ち合わせ
13時:開場
14時:開演
・開会挨拶
・講師紹介
・講演
・質疑応答
・お礼の言葉
・閉会挨拶
16時:終演、片づけ
講演会当日はこのような流れで動いていきます。講演会での「開会の挨拶」「講師紹介」「お礼の言葉」「閉会の挨拶」はだいたい数分から10分程度の時間で行います。
講演会のメインとなる「講話」と「質疑応答」は、合わせて60~120分程度の時間をみておくとよいでしょう。
講演会のタイムスケジュールを組む際の注意点

タイムスケジュールを組む際の注意点を知り、よりよいタイムスケジュールを作成しましょう。
余裕のあるタイムスケジュールを作成する
タイムスケジュールは余裕をもった時間配分で作成しましょう。
当日は、トラブルが起きたり講話が長引いたりする可能性がゼロではありません。あまりにタイトなタイムスケジュールだと、柔軟な対応ができず時間を超過しかねません。
開場前の準備の時間も余裕をもって確保しておきましょう。準備中もトラブルが起きる可能性はあり、準備が開場までに終わらないと参加者を待たせてしまいます。
余裕のあるタイムスケジュールは参加者が安心して講演会に不安なく参加できるようにするためにとても大切です。
本番のシミュレーションを行う
本番のシミュレーションをすると、タイムスケジュールを作成しやすくなります。講演会では、開会の挨拶や講話、質疑応答などのプログラムがありますが、各プログラム間やプログラム進行中に待機時間が生まれるケースがあります。
たとえば、講話のために講師が登壇する時間や質疑応答のための準備時間など、人の移動や準備に時間がかかるものです。その時間を考慮せずにタイムスケジュールを組んでしまうと時間が足りなくなるかもしれません。
本番のシミュレーションをして、人の移動や準備にどのくらいの時間を確保するかも考えておくのが大切です。当日までに実際の会場でのリハーサルもしておくと、時間を正確に把握できてタイムスケジュールを改善できます。
まとめ

講演会の平均時間やタイムスケジュール例を紹介しました。講演会の平均時間は90分ですが、60~120分と講演会によって幅があります。
余裕をもったタイムスケジュールを組み、タイムスケジュール例や注意点を参考にして満足度が高い講演会となるよう作成してみましょう。
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