【例文あり】司会進行あいさつ文例集!イベントや講演会を成功させるポイント

講演会などの司会進行を任されて、どのようなあいさつをすればよいかと悩む方は多くいらっしゃいます。また、司会進行台本を用意しようにも、何が必要かわからず手が止まることもあるのではないでしょうか。
本記事では、イベントや講演会の司会者として適切なあいさつを【例文付き】で紹介します。スムーズな進行は講演会などを成功に導く要素の一つです。丁寧に司会進行の台本をつくりこみ、満足度の高いイベント・講演会を実現しましょう。
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【例文あり】司会進行あいさつ文例集!イベントや講演会を成功させるポイント
目次
司会進行役の役割

講演会やイベントでは、その場を仕切って舵取りをする司会者の存在が必要です。
イベントや講演会の内容によって求められる役割は変わります。開始と終了のあいさつは、司会が担当するケースが少なくありません。
ただし、企業が主催する講演会やイベントでは、主催者の代表などがあいさつするケースもあるため、必ずしも司会者がするとは限りません。終わりのあいさつを司会者がする場合、改めて参加者や講師に対して感謝を述べたり、忘れ物のないようアナウンスをしたりします。
終了後にアンケートを依頼する場合は、回収方法の案内や協力のお願いも一緒に行います。
【開会】司会進行あいさつ文例

司会者は開会時にどのような“あいさつ”をすればよいのでしょうか。
開会のあいさつでは「これから開会すること」「参加者への感謝」「司会の自己紹介」の3つを伝えていきます。
また、当日天候が悪い場合は参加者への感謝の言葉に「お足元の悪いなかご来場くださり」などの配慮した言葉をプラスすると印象がよくなりますよ。
具体的な文例を紹介します。
開会のあいさつ:参加者が社外の方や一般の方
社外の方や一般の方を対象にした講演会やイベントでは、次のようなあいさつが適切です。
皆さま、長らくお待たせしました。これより〇〇(講演会やイベントの名)を開催いたします。
本日はお忙しい中、ご来場いただき誠にありがとうございます。
わたくし、本日司会進行を務めさせていただく、〇〇(自分の氏名と肩書き)と申します。よろしくお願いいたします。
このように、伝えたいポイントを簡潔に述べ、講演会や注意事項の説明につなげていきます。
開会のあいさつ:参加者が社内の方
社内の方を対象にした講演会やイベントでは、次のようなあいさつをしましょう。
皆さま、おはようございます。本日はご参加いただき、ありがとうございます。
本日、司会進行を務める〇〇部の〇〇と申します。よろしくお願いいたします。
社内の方を対象にした講演会などは参加者が身内でもあるため、社外の方にするあいさつほどの丁寧さはなくても問題ありません。司会としてしっかりした態度で臨むとよいでしょう。
【閉会】司会進行あいさつ文例

閉会のあいさつでは「閉会すること」「参加者や講師への感謝」の2つを伝えます。
さらに、閉会後にアンケートをお願いする場合は一緒に回収方法のアナウンスや回答のお願いをしていきましょう。
また、講演会などの当日に天候が悪い場合、参加者は傘などをもって来場します。閉会後にはうっかり忘れてしまう方も少なくないため、忘れ物をしないためのアナウンスをプラスすると親切な印象を与えてくれますよ。
具体的な文例を紹介します。
閉会のあいさつ:参加者が社外の方や一般の方
以上をもちまして〇〇(講演会やイベントの名)を終了いたします。本日は、ご参加いただきまして誠にありがとうございました。
ご退場前にお手数ではございますが、お手元にありますアンケートのご回答をお願いいたします。ご回答いただきましたアンケートは受付に設置してあります、回収BOXにお入れいただければ幸いです。
それでは足元にお気をつけてお帰りください。本日は誠にありがとうございました。
このように2つのポイントを伝えたあとにアンケートのお願いをするとスムーズです。
閉会のあいさつ:参加者が社内の方
社内の方を対象にした講演会やイベントでは、次のようなあいさつが適切です。
以上をもちまして〇〇(講演会やイベントの名)は終了となります。〇〇先生(様)のお話は、皆さんに気づきや発見を与えてくれたと思います。
本日は講師の〇〇先生(様)、ご登壇いただき誠にありがとうございました。
これにて閉会のあいさつとさせていただきます。
社内の方へのあいさつも2つのポイントは伝えますが、身内である参加者への感謝はもちろん、講師への感謝をしっかり伝えます。
講師が社外の方の場合もあるため、丁寧に伝えるよう意識しましょう。
閉会のあいさつ:司会者以外があいさつする場合
閉会のあいさつは司会者が担当するとは限りません。司会者以外があいさつする場合は、講師へのお礼を伝えたあとに、あいさつをしてくれる方を呼びましょう。
以上をもちまして〇〇(講演会やイベントの名)は終了となります。
講師の〇〇先生(様)、本日はご登壇いただきありがとうございました。
閉会のあいさつを弊社〇〇(役職)の〇〇(氏名)より、代表してごあいさつをさせていただきます。お願いいたします。
このように、司会者からも講師への感謝を述べるからあいさつする方を呼ぶことが大切です。
講演会やイベントを成功させるポイント

講演会やイベントを成功させるため司会者が気をつける点は複数あり、念入りな事前準備が必要です。
司会者が円滑に進行をし、舵取りがしっかりとできれば講演会やイベントを成功に導けます。ここでは、講演会やイベントを成功させるポイントを解説します。
台本を見ず参加者に視線を向ける
司会者は台本をもって当日進行をしますが、台本だけにずっと目を向けていると下を向き続けるために印象がよくありません。
そのため、台本を見ず参加者に視線を向けるよう練習をして当日を迎えましょう。
参加者に視線を向けるのは、よい印象を与えるためもありますが、参加者の集中力や関心の度合いを把握するためでもあります。参加者の状態を把握し、簡単な質問や小話をして集中力や関心をひき戻す工夫も必要です。
司会進行では、間の取り方や抑揚のつけ方も重要です。事前に実際に声に出して練習を行うとよいでしょう。声に出しながら練習を重ねれば、当日には自信をもって司会進行が行えるため、会場全体に視線を配りやすくなります。
念入りなリハーサル
講演会などの司会は、ぶっつけ本番でできるものではありません。そのため、念入りなリハーサルも重要です。
リハーサルは、本番と同じ流れではじめから終わりまで実施します。リハーサルをすると、台本を読む練習だけでは気づけない点に気づき、よりスムーズに進行できるようになりますよ。
リハーサルは可能であれば、複数回行うのが理想です。機材トラブルや緊急事態を想定してのリハーサルも実施しておくと、万一のときも安心ですね。
緩急をつけながら堂々と話す
司会者は台本に沿って話しますが、変わらない声量で淡々と話していると参加者は集中力が切れてしまいます。
そのため、重要な点は強調するように少し声を大きくしたり、声のトーンを変えたりして緩急をつけながら話すとよいですね。
話すときは背筋を伸ばして胸を張り、あごを少し引いて話してみてください。よい姿勢で話すと声も出しやすくなるため、声がよく通り、堂々として明るい印象を与えてくれますよ。
時間調整をする
当日は進行スピードが早まったり遅くなったりするものですが、時間の調整は司会者の役割です。タイムスケジュールから大きくずれないように心がけましょう。
時間調整の方法はいくつかあります。
例えば、時間に余裕がある場合は、休憩時間や質疑応答の時間を長くとるなどが有効です。時間に余裕がない場合は、質疑応答の時間を短くするなどして調整しましょう。
このとき、休憩時間を短くするのはNGです。休憩時間は参加者の集中力を回復させる大切な時間であるためです。
はじめから余裕をもったタイムスケジュールを作成しておくと安心ですね。
司会進行のあいさつの注意点

司会進行のあいさつは、講演会などの成功に大切な要素であるため、注意すべき点があります。
司会進行のあいさつの注意点を2つ解説します。
参加者への感謝を述べる
司会進行のあいさつは、ただ自分の名を名乗って終わりではありません。参加者に対して「忙しいなか時間をつくって参加してくれたこと」に感謝をしましょう。
講演会やイベントによっては、参加者が社外の方々ではなく、社内の方であるケースもあります。その場合も同様に感謝を述べるのが大切です。
感謝を述べるタイミングは、始まりのあいさつと終わりのあいさつの両方です。始まりのあいさつで「来場いただいた参加者」に感謝を述べ、終わりのあいさつで改めて感謝を述べます。
たった一言の感謝でも満足感や主催者への印象が変わる場合があるため、丁寧に謝辞を述べましょう。
下手に盛り上げようとせず簡潔にする
司会者は話す機会が多い役割ですが、下手に盛り上げようとせず簡潔にすることが大切です。講演会などのメインは、あくまでも講師やイベントの主役となる方だといえます。
司会者の一番の役割は「進行が滞りなく進むように舵取りをする」ことです。
そのため、あいさつもインパクトのある言葉やパフォーマンスは必要ありません。下手に盛り上げようとせず自らの役割を全うしましょう。
ただし、司会者は講演会などの雰囲気をつくるため、ある程度は盛り上げる意識をもっていなければなりません。表情や声の明るさなどで雰囲気をつくり、縁の下の力持ちのように一歩下がった存在でいるよう意識してください。
まとめ
今回は、司会進行のあいさつにスポットをあてて解説しました。司会者は当日はじまりと終わりにあいさつをしなければなりません。
あいさつは、参加者への感謝を伝え、自分の氏名を名乗って簡潔に済ませるのが基本です。当日の天候や閉会後のアンケートの実施有無に合わせて、適切な言葉をプラスすると印象がよくなりますよ。
講演会やイベントを成功させるためには、司会者のスキルは欠かせません。当日までしっかりと練習を重ね、スムーズな司会進行を実現しましょう。
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